人生繋ぎの起伏、早く食べたい銀だこ

仕事でちょっと頑張ってみる。善し悪しあれどフィードバックが来る。給料は上がるか分からない。私は能ある鷹であるからにして、やりがい以外の爪を隠していると、より能のある上司が対価を求めて爪を大っぴらにしてたりする。爪の出し方が上手いのか、自分がただ鷹ではなく雀だったのか。

仕事は確かにちょっと頑張っているが、偉い人になりたいわけではない。役職持ちのステータスは、年収に乗っかるだけでいい。他の上司を見ていると、これだけのステータス、これだけの年収を得るのに10年以上は見込まれる、という経験値の差と時間に途方に暮れる。今の自分の実力で、新卒入社サービスで上がる分だけの昇給でいい気がしてしまう。

稼ぐ、という視点のみに囚われると、起業が頭の上でふわふわと浮かび出す。自主性があるわけではないので、とりあえず会社に精一杯しがみついてみる。「厚生年金は偉大だ」「福利厚生の住宅手当ては最強だ」と思い込ませる。そんで、実際給与という指標よりありがたがっている(弊社ありがとー!)。

齢25歳、数字だけ見れば折り返し地点など見えてすらいないだろう。しかし、人間の惰性フィルターを介して人生を俯瞰すると実はもうすぐ折り返し地点で、あとは辿った道の作り方に従って惰性で生きていくのではないかと思う。自己啓発本にありがちな「20代の過ごし方で人生は変わる」というフレーズは強ち間違いじゃないと思いつつ、そのフレーズに出会ったことも含めて運命であるからにして変わってはいない、なーんて神様が仰る可能性さえある。

「とりあえず得た仕事を全力でやってみるといいんじゃない?」学生の頃のバイト先で、最後の出社日の帰り際に上司に言われた一言だ。そこには「Sirasuくんが入社した業種はやりがい搾取みがあるしね」みたいなドクソひねくれ視点を含むと言えてしまうのだけ残念。絶対良心から言っているのに。それでも、仕事は頑張ってみるか。せっかく8時間以上も拘束されるのなら、なぁなぁで過ごすよりかはマシだろう。そんな思いを、帰りの満員電車で削がれそうになりながら、新卒にしてはそこそこ貰えている給与と良い人間関係でギリ耐えているのが現状。

そんな私の休日はというと。。。

  • サイゼリヤでバク食いするために大量に頼んだ料理を食べきれずにピザを半分近く残して帰る

  • 散歩しようとマップを見ずにフラフラしていたら、気づけば隣駅まで来てて2時間以上ぶっ続けで歩いて疲れて家に帰ると昼寝

  • フォローしている人が報告してくれた銀だこのセールに今更気づき、走って店舗に向かうも長蛇の列に萎える。家で回っている洗濯機を放置してまで来たというのに!

  • 気づけば1人で寝ている

みたいな具合で、ちょっぴりイベントがあるからギリ人間、生物としてではない人間をキープ出来ている気がする。こんなちょっぴりイベントはそこら中にある。それがあり続ける限りはにこやかでなくとも健やかには生きていける、かもしれない。

さて、そろそろ銀だこを注文できるかなと。ただ行列の待ち時間の暇つぶしに過ぎず。

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