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VRASMRの可能性と将来性の高さについて



①今までのASMR

なぜだか不思議と心地よく感じる瞬間ありますよね? そのような反応そのものや、その反応を誘発する音声・映像を主とした作品群を「ASMR(autonomous sensory meridian response)」と呼ぶようになりました。 現在では、録音方法や映像表現を工夫したり、生放送でリアルタイム性・双方向性を向上させたり、様々なスタイルで今も生み出され続けているキラーコンテンツです。 そこに「VR」という没入コンテンツが組み合わさると一体どうなるのでしょうか? わくわくしませんか!

②VRで拡張するASMR

従来のASMR作品でもバイノーラル・ダミーヘッド収録を行う立体音響・没入感のある表現は数多く行われてきました。しかし、VRASMRではそれをさらに拡張する可能性を秘めています。 VRASMRでは、立体視による視覚情報の向上により、圧倒的な没入感が得られます。 しかもそれを「VRSNS」で行うことによって、凄まじい相乗効果が得られるのです。 VRSNSにおいてASMRは「もの」ではなく「ひと」になります。 例えば、髪を洗ってもらうASMR作品のデータでは音や映像しかありませんが、VRASMRでは実際に人(アバター)が後ろに立ってシャワーの音を鳴らしてくれます。これがとてつもない臨場感を生み出し、癒しの効果を何倍にもさせます。 VRでの意思疎通をしながらのASMRを是非体験してみてください。世間話をしたり、右耳をやってほしいなどのリクエストに応えてくれます。同じ人でも何回やっても同じ体験は得られません、毎回異なるオーダーメイドのASMRを楽しめます。

③ASMRを「やる」という体験

VRASMRではASMRを「やる」という普段なかなかできない体験が容易です。従来のASMRではマイクやカメラを用意したり、環境を整えたり、トリガーになる音素材を探したり、ハードルが低いとは言えませんでした。 VRASMRでは音素材を設置済みのワールドがあれば、あとはVR機器さえあれば誰でもチャレンジできます。 更に、集会などに参加したり、お相手がいれば、ASMRを目の前の人に向かって直接行うこともできます。 これはASMRの全く新しい楽しみ方でもあります。

④VRASMRの将来

現在、VRASMRはまだ主流になっていませんし、大手VRSNSであるVRChatにおける音声関連の資料も限られています。 私が主催している「ASMR集会」で使用中のASMR集会ワールドは試行錯誤の結果であり、まだまだ改善の余地があります。 より良い「VRASMR」の提供を目指して今後も努力する次第です。 「VRASMRは素晴らしい」「VRASMRの魅力はVRでしか味わえない」などの評価が広まれば、VR機器を購入したものの具体的な利用方法に悩む人たちや、VR機器で何ができるのかわからないから買い控える人たちにとって、「VRASMR」という新たな選択肢を提供でき、「ASMR」「VR」双方の界隈に良い刺激になっていけばいいなという思いを込めて記事を締めくくりたいと思います。



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