No56 節分がくるとホッとする

これは私だけの感覚なのか、誰かとこの件を共有したことがないので分からないけど、私は節分が来ると、闇の中に一筋の光が差す感じがしてとてもホッとする。
私は、1年の中でも苦手な時期があったりする。6月9月は自分の中で鬼門と感じているので自分なりに気を付けている。その上で、年末から慌ただしさが増して元旦を迎えるけど、なぜかおめでたい気持ちにはいつもなれないまま、曇り空のような日々を送っている。その中で迎える節分は、晴れ晴れしいというか、久しぶりに出会った晴天のような気持ちになるから不思議。
ちなみに自分にとっての鬼門の時期は大人しく息を潜めて暮らすことにし、あまり計画を立てず最低限の予定だけで、その日その時のコンディションでみたいなことをして凌いでいる。(鬼から隠れている感じかもしれない・・・笑)
明日は節分。豆まきはしないけど、豆が好きだから年の数以上食べることにしている。節分すぎて割引になったらまとめ買いして飽きるまで食べ続けるのが毎年の習慣。
それに私は鬼という存在が嫌いではない。とても鬼に豆を投げつける気にはならない。三つ子の魂百までというけど、私は子どもの頃絵本が大好きで絵本に囲まれて育った。その中でも「泣いた赤おに」はすごく好きなお話だった。だからその時から今もずっと私の中の鬼はとても優しい存在でこれからも変わらない。
泣いた赤おにの鬼たちから教わったのは「優しさ」であり、節分になるとそんな鬼の優しさも思い出すからホッとするのかもしれない。

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