哲学の草

哲学好きなYouTuber YouTubeでは微妙な哲学的内容を中心に、教育、社会、そ…

哲学の草

哲学好きなYouTuber YouTubeでは微妙な哲学的内容を中心に、教育、社会、その他時事などをほんわかとつづっていきます。 決めつけないこと、狂信しないこと大切 https://www.youtube.com/channel/UChV9UghzVE3XUW7wPAihVnQ

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皆さんにもやもやをプレゼントしたい

noteと同時並行でYouTubeで動画をあげているんですが、この二つ、それとそれらSNSなどが視聴者様に持つ狙いについて説明していきたいと思います。 このnoteの狙いについて 結論としては、「もやもやを常に抱えてもらうこと」です。 これだけだとよくわからないと思うので少し説明させてください。 現在の日本ではすぐ答えを求める風潮があるといわれています。 もちろんこれが本当にそうかはわかりません。 私は少なくとも気軽に調べることができない時代を知らず、海外にもほとんど触れて

    • 多様性が多様性を破壊する罠

      多様性という言葉が叫ばれて結構な年数がたっていると思いますが、皆さんはどのようにお考えでしょうか? 人によっては人に決められて生きていきたいから多様性なんてくそくらえと思っている人もいれば、逆に生きやすくて最高と思っている人もいるでしょう。 そして、タイトルを否定するようで申し訳ないんですが、日本の多様化は意外といいんじゃないかなと思います。多様化を尊重するけど人の多様性をそこまで触れないという、ある種の日本的感覚がバランスよく多様化を成功させているような気がします。 もち

      • 議論する必要のない人

        最初に言っておくと、私は日本、ひいては世界の人々すべてと対等で有意義な議論ができるようになれることを願っていますし、YouTubeで動画を上げている理由の一つでもあります。 そのため、「議論しても無駄だからあいつは排除したほうがいい」という思想はかなり嫌いなんですが、個人的に排除するのは嫌いであるから排除しないほうがいいというのは正しくないため、現状排除する方向に動くことになってしまいます。 とはいえ現状動画投稿している限りだとまったくもって話しができないようなコメントを残す

        • 愛着障害による死に至る病の続き

          初っ端から私事にはなりますが、過去小学生の時にいじめを受けていました。 そしていじめを親に相談しても、父からお前が弱いからだとよく言われたものですが、それに反して母は、解決はしてくれなかったものの私に愛情を注いでくれていました。 中学生になってからはいじめはなかったんですが、先輩から暴力を振るわれたりしたので、実質的にいじめというか、相当殺伐とした人生を歩んできています。 私は今年25歳なんですが、同い年どころか、一回り違う人たちと比べたとしても、先輩の暴力を受けて育っていっ

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          人生とは「重ね合わせ」である

          最近物理学の本にはまっている、というわけではないんですが、時間の哲学を知る上で必要な知識があったためそこそこ読んでいました。 その中で「重ね合わせ」という単語があり、地味に哲学の在り方を変えたものがありますので、少し話していきたいと思います。 そもそも重ね合わせってなんやねんという話ですが、ざっくり説明するのであればどちらに存在するか確定しない状態のことを指します。 これだけだとわからないかもしれませんが、例えば二重スリット実験により、電子は波動と粒子どちらももっているとい

          人生とは「重ね合わせ」である

          日本人って本当に勤勉なのかな?

          そういえば日本って一時期FIREが流行ったなって思い出したんですね。 これの正式名称は「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもの、意味は「経済的自立」と「早期リタイア」を合わせた言葉になります。(「FI」が「経済的自立」で「RE」が「早期リタイア」) まあかなり浸透している言葉ですので、説明するほどでもないかもしれませんが、今でもこれを目指している人は少なくないだろうなと予想しています。 そして、ほとんどの人は早く仕事をや

          日本人って本当に勤勉なのかな?

          私がYouTubeで動画を上げている理由について

          実はYouTubeにて「哲学の草」という名前で動画投稿しているんですが、おかげさまでコメントもいただき、いいねも基本は100%、低くても90%を下回らない動画が作れています。 まだまだ、私が思っているような再生数まで到達できてはいませんが、焦っても仕方ないのでこれからもみんなに見てもらえるような動画を作っていきたいところなんですが、ここで少し動画を投稿している理由について話していきたいと思います。 初っ端から余談をぶち込みますが、実はYouTubeチャンネルを開設して約一年

          私がYouTubeで動画を上げている理由について

          哲学やろうとしたら生物学と物理学が私を襲っている件について

          最近、反出生主義であったり、実はひそかに勉強している時間の哲学、あとはこの記事とは一切関係ないんですが、英語を勉強していたりします。 その時、動画を作り投稿しコメントの反応を見たり、本を見て勉強したりするわけなんですが、反出生主義を深く考えていく際、コメントで生物学を勉強するといいよといわれたり、時間の哲学の本からいきなり物理が飛んできたりと、地獄の毎日を送っております。 私自身、そこまで勉強をしてきた人生ではなかったので、社会人(現在怪我療養中により無職)になってからこん

          哲学やろうとしたら生物学と物理学が私を襲っている件について

          反出生主義が嫌いな理由に挙げた自然について

          YouTubeの続きになるんですが、私自身反出生主義がかなり嫌いで、動画内では自然ではないから、という説明をさせていただきました。 ですが、自然ではないってどういうことなの?という人もいると思いますので、反出生主義の補足も含め、できるだけ細かく説明していければなと思います。 ”まず、私が言う「自然」という言葉は半分造語みたいなもので、一般的に私と同じような言い方はしないのではないかと思います。なので、造語的な使い方をしているということだけは頭に入れてこの後の文章を読んでいた

          反出生主義が嫌いな理由に挙げた自然について

          子供の愛情ってなんだろう

          日本に限らず、多くの国では子供の教育について様々な意見などがあると思いますが、私自身としては教育について以上に考えてほしいものとして、子供への愛情があげられます。 教育、というものは確かに大切ではありますが、それと同時に手段でしかありません。 知識、コミュニケーション能力、その他能力向上は、極論ではありますが、生きていく上で必要ないからです。 ですが愛情はどうでしょう? 1世紀前の時代に生まれた方ならばいらないという硬派な方が多いと思いますが、現代では愛情というものが大切であ

          子供の愛情ってなんだろう

          ネガティブな思想は何故生まれるのか個人的に考えてみる

          私は最近、YouTubeの方でニヒリズムや反出生主義などのネガティブな思想、哲学を学びまとめていたりするんですが、その途中思ったことがあります。 思ったというよりかは前々から言われていることではあるんですが、 「思想は正しいから支持されるのではなく、時代に合っているから支持されるのではないか」と もっというと 「ネガティブな時代であればではネガティブな思想が、ポジティブな時代であればポジティブな思想が生まれるのではないか」と思います。 少しだけ考えてみます。 この話において

          ネガティブな思想は何故生まれるのか個人的に考えてみる

          正しい理論は正しくない感情に邪魔されるのか

          哲学を勉強する際様々な本を読んで知識を増やしたりしているのですが、その際法則や論理なるものを目にする機会があります。 哲学であれば論理哲学論考に掲載されている数式、功利主義の幸福指数、資本主義、共産主義など、ほかにもいろいろありますが、ざっくりこれらが挙げられそうです。 その時度々思うこととして、正しい理論は正しくない感情によって破壊されてしまうのではないか、なんてことを考えることがあります。 ちょっとこれについて勝手に考えていきたいと思います。 共産主義を例にしてみまし

          正しい理論は正しくない感情に邪魔されるのか

          哲学が分からなくなってくる

          お久しぶりです。 私が哲学に触れて半年以上たち、noteやYouTubeで勉強した証を投稿していたりするんですが、最近哲学が分からなくなってきました。 というのも、今までは西洋哲学中心に勉強していて、知を愛すること、知をアップデートすることなどが哲学だ、という前提をもって勉強していたんですが、最近東洋哲学を勉強してみると、全然違うことを言っていきます。 一言でいうならば、「考えるな、感じろ」、的なことを言ってくるわけです。 正直今の私は混乱しています。 確かに、西洋哲学の

          哲学が分からなくなってくる

          必要悪は必要かどうかの疑問について

          たまーに議論されることのある必要悪。 必要か不要か様々な意見がありますが… そもそも世の中には必要悪はあふれていると思うのは私だけでしょうか? 最初に必要悪とは何かですが、 と記載されています。 では逆に必要悪ではないものとは何かですが、良くないことがない社会、組織ということになります。 …そんな社会、組織ってあると思いますか? 組織の例でいうならば大企業 大企業は確かに様々な面でパワーがあり、いい部分もたくさんありますが、悪い部分としては大企業病というものがありま

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          狂っているのは私か常識か?

          日本に限らずだと思いますが、常識のない人間は「狂っている」、といわれることがあります。というかほぼ100%いわれるのではないでしょうか。 確かに、日本で生きていくためには日本の常識が必要であり、アメリカで生きていくためにはアメリカの常識が必要です。 そして我々日本人は日本の常識が正しいと考え生活しているわけでありますが、その常識って本当に常識なのでしょうか? 少し考えてみたいと思います。 例えば、薄れつつあるものではありますが、日本ではよく働き、結婚し、子供を産んで、家や車

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          フロムからみた浮気や不倫の原因とは

          最初に、フロムが言っていることは、浮気や不倫をしてしまう一つの原因であり、これがすべてというわけではないので、そちらだけご了承ください。 さて芸能人などの有名な方に限らず、どのような人でも、というと語弊があるかもしれませんが、誰でもしてしまう可能性のある浮気や不倫。 これらは生理的に抗えない者であるのでしょうか?人によっては抗うことができないから諦めるしかないと考えている人も一定数いるのかもしれませんが、私自身はそういう風には考えていません。 これは教育学、犯罪心理学でも言

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