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どんな人の意見もしっかり聞ける人間でありたい

今日は久しぶりの出張だ。約1年ぶりに東京駅に来た。ここも思った以上に人はいたけど、かつて程の混み具合と比べたら少しさみしいのかな。ビジネスの身としては空いてて快適なとこはありますけど、また思いっきり旅行なりなんなり楽しみたいですね。


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昨年の9月から僕には一人部下が着いた。年はおそらく25~6ぐらいの女の子(歳はしっかり把握してないw)で現場上がりで営業は初めてという新人。ちなみの僕は食品会社で営業をしている。で、彼女は入社直後は工場に配属され、そこから営業に異動してきたという流れ。

仕事はほとんど基本器用にこなす。たまにせっかちなところがあり、初めてやる書類にはいくつかミスはあったりするが、次からはしっかり修正してくる。パソコンもバシバシ打ち込める。僕が入社したときなんかは「エクセルってなんすか?」ってから入ったので関心しかない。

だけど器用がゆえに、仕事を早く終わらせ少々さぼる?というか手を抜いてるなって感じる瞬間はままある。それに積極的に「これをやらしてほしい」と言われたことはなく、仕事してて面白く感じることはあるのかこの子は?と思うことも。定時にはしっかり帰るし、やる気的にはあんまり・・・・なのかなと感じた。まあそれは俺の仕事の振り方なり、降る仕事量なり悪いところがそれもままあって、いまだに反省の毎日。ほんとふがいなくてごめんね。


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そんな中、先日うちの会社で「手間がかからない商品の開発」というお題が上から降りてきた。コロナ禍の中、人件費削減策の一つ何だろう。開発部とあーでもない、こーでもなと言いながら試作し、なんとか形にはなりました。これなら先方に提案しても通りそうだというものが完成。ただ問題点が2つあった。

1つ目は「物理的には手間がなくなってるが、社内で取り決めてるルールで計算すると採算がとれない」実際は手間を削減出来てるのに、社内のシステムに当てはめると悪化する。なんと馬鹿げた話だ。でもこれだと上司の承認が下りない。

2つ目は「新しい試みゆえ、現場に話しても反対の声が多い」せっかく手間が省けるのにと説明しても、今までにやり方が良いという意見多数。ん、まあ、現場ってそんなもんだよな。

それから開発交えて協議。「社内通すのにここの原価削りましょう」「でもそれしたらめっちゃしょぼくなる」出口がない問答に。それをずっと黙って見てた新人の子。議論に何も口を挟まない。こんな時ぐらいやる気出せよと心で思いつつ、少しぶっきらぼうに・・・なっちゃったと思うんだよな、「どう思ってんの?」って聞いたら、


「このまま同じことしてても何も変わらないじゃないですか?なんで辞めることが選択肢入ってるんですか?このままで通しましょうよ。」


と。いや、それは、何も知らないくせに、もうちょっと空気読・・・・いや違うな。

そこで目が覚めた。そうだよ、同じことしててもジリ貧じゃないか。新しいチャレンジをする、もしよくない結果でもそこからまた学べる。チャレンジしないと何も起こらない。

後日、社内でのミーティングでは意を決して話した。こういった商品が出来た。でもこういった事情があり難点もある。だけど、このまま何もしないと何も起こせない。試しに一回だけでもいいからやらさせてくれと。

なんだかいつもより強く、さわやかな気持ちで上司にも話せた気がします。部長からの返事は「オッケー、わかった。やってみろ。」

いまその新人と現場への説明をする資料を作ってます。

他人って何考えるかほんと分からない。わからないけど、僕はいくつになっても「どんな人の意見もしっかり聞ける人間」でありたいと思った。どうせこの人は、どうせなにも考えてない、って思いこむのは簡単。そうではなくて、話すより聞くとを大事にしたい、しっかり向き合っていける人間でありたいと思いました。

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