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徹底的なもらわない主義の背景

いきなりですが、わたしはツイステッドワンダーランドを無課金でやりこんでおります!突然のオタク宣言

ツイステといえば、推しキャラを選んで推し活を楽しむ作りになっていると思うのですが、今回は推し!のアズール・アーシェングロットに関する考察です。

無課金で中途半端なネタバレがありますので、まだぜんぜんプレイしてないわよ!という方はガンガンネタバレするのでご注意くださいませ!


さてさて、ツイステと言えばなかなか濃いめのキャラ設定が多いように感じます。
特に「人からはもらわない主義」という見たことがないようなアズールの考えには、どうしたんだおまえ?と考える人もいるのではないでしょうか?

というわけで、ブルームバースデーのストーリーを踏まえつつ、考察してみました!

まず、普通に生きていて「人からは絶対もらいたくない」みたいな考えになるのか?という話なんですけど
なにかきっかけがなければ「誕生日であろうと誰からもなにも受け取りたくない」という考えにはならないでしょう。

ひとつ考えられることとしては、

①そういう教育を受けて守っている。

というのが最もポピュラーなものでしょうか。
返すのが大変だからもらわないように、と貧乏な家庭だと教育を受ける場合があるようです。

では、アズールの家庭はどうなのか?というと、貧困家庭というよりは上流階級で育ったような描写があります。
これはフロイドの式典服のストーリーで、フロイドがカリムに「パーティってもっと固くてつまらないもの」というような発言があり、どちらかと言えば貧乏とは程遠いイベントですね。

なので、教育を受けて守っているというわけではなさそうです。
では、もうひとつめの可能性を探ってみます。

②嫌な思い出があるから避けている

アズール自らが遠ざけているとすれば、人からの好意を受け取ったことによって嫌な思い出があるのではないでしょうか?

この嫌な思い出というのは、過去のイジメの他に祖母との思い出にあるように思います。

アズールのブルームバースデーのストーリーで、アズールの両親が離婚して母が仕事で忙しくなり、祖母に育てられたというエピソードがあります。

かわいい孫にお菓子やジュースをたくさん振る舞う祖母、というよくあるおばあちゃんっ子なエピソードですが
この祖母の好意を受け取り続けたことによって、アズールのトラウマであるおでぶなタコちゃんになってしまったことが伺えます。

ただ、アズールは祖母のことを恨むことなく、素晴らしい祖母だと誇らしく思っている様子。
普通ならもう少し恨んでも遠ざけてもいいような話ですが、そうではありませんよね

ここからは考察になりますが、母の代わりに面倒を見てくれ、悪意なく愛情を注いでもらった祖母を責めることが出来なかったことが引き金になったのではないか?と思います。

では、醜くなってしまった自分のことを誰に責めるのか?というと
好意をもらい続けた「自分」を責めることになるのです。

これもまた考察ですが、おでぶなタコちゃんになり、祖母いがいの誰かになにかを受け取った時にも嫌な思い出があるように思います。

これは簡単な話で、当時イジメられていたことを考えれば、相手が差し出したものを受け取った時に「(無償で与えられる善意なんて)そんなわけがないだろ」といった裏切りのようなものがあったのではないでしょうか?

また、片親ということもありますし、タコの人魚は珍しいという話もあるので、目立つ存在だったことが伺えます。

こうした経緯から「無償で受け取ることはしない」という考えになったのではないかと思います。

この「無償で」というところが本人としては重要で

「報酬」なら受け取ると言っていますよね。
なぜそこにこだわるかと言えば、そこにはやはり祖母やイジメのトラウマが関係していると思います。

なぜ無償だと嫌かと言えば、無償というのは「相手を信用する」ということが必要だからではないでしょうか?
「後から請求されたらたまったものじゃない」というアズールの台詞がありますが、これは相手を信用するのが怖いという意味でもあります。

アズールは男性ですが、女性だと「下心があるかもしれないから受け取りたくない」という気持ちがありますよね?
下心とはまた違うかもしれませんが「相手が自分になにを期待しているのか」を考えたくないのだと思います。

また、イジメられていた過去があるので「無償の善意なんてない」と思っているのではと思います。
簡単に言えば人間不信ですね。

制服のアズールが「どこかおかしいですか?陸のファッションは一通り勉強したんですが」というようなことを言っていたり
マスカレードのアズールが「衣装が似合っている…?なにが望みですか?言ってみてください」というニュアンスのことを言っていることから

褒められていても、素直に好意を受け取れない

というのがわかると思います。
これはツンデレではなくて、「自分のことを褒めているわけがない」という自己肯定感の低さからでしょう。

オーバーブロットした時のアズールは「またグズでのろまなタコに戻ってしまう」と言っています。
この台詞から、日頃から高飛車な態度で振る舞わないと壊れそうなほど自己肯定感が低いことが伺えますよね

話が少しズレますが
ジェイドとフロイドの双子と仲良くなり、アズールの環境が変わったのではないでしょうか?
(※以下、ジェイド&フロイドを双子と明記します)

アズールが努力した結果ユニーク魔法が生まれたのですが、アズールにとっては

双子がいるおかげでイジメられなくなった
ユニーク魔法のおかげで双子と仲良くなった

と思っているので、「ユニーク魔法がない自分には価値はない」と考えているのだと思います。

双子にとって「努力しているアズールに惹かれた」から興味を持ったのでしょうが、アズールは自分自身に価値を見出せないので、ここにズレが生じてオーバーブロットしたのだと思います。

これも余談ですが、アズールがオーバーブロットする時に「またひとりぼっち」というような台詞がありますよね。
これは一人っ子のアズールに兄弟というものがなく、双子は生まれた時から一緒だった、ということから

「生まれながらにしてないもの」

という部分が強く強調されているのでしょう。


話が長くなりましたが、アズールのこの「徹底的なもらわない主義」は人間不信と自己肯定感の低さからきていると考えます。

わたしも人間不信なので、なんとなくわかるなぁ!と思う部分があるのですが

あなたは人の好意を素直に好意を受け取れますか?

なっがっっい!話!をここまで読んで頂き、ありがとうございました!
こんなことを考えながらゲームをよくしています!

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