遺書

割と今は気分が良いので遺書を書きます。自殺予定みたいなのはまったくなく、いつ死ぬか分からないから書くだけです。
人は鬱に入った時に遺書を書く傾向にあります。抑うつ状態の時、創作を行うことで達成感を感じ、自分の状況を冷静に見つめることで、生きるためのキッカケとする。これは悪いことではありません。しかし、それは本当に遺書なのでしょうか?どちらかというと「遺書」というタイトルのエッセイであるように感じます。正常な思考で書かれたものではないので多少なりとも狂気が交えてあります。自分の周りの人間の狂気を知る瞬間ほど怖いものはありません。狂気なんてものはアングラテキストサイト以外で見たいものじゃないのです。

だから気分の良い今、遺書を書きます。
また、これを読んだ友人にお願いがあります。僕がもし一足先に地獄に落ちた場合、僕の両親にこのURLを送ってもらえると助かります。

本編

色々な人に助けられて生きてきました。人間というものは一人では生きられない生き物ですが、僕は周りの人がいなければ普通の人より早く死ぬと思います。それぐらい人様のお世話になっている自覚があります。

誇れることではありませんが、あまり社会に適応できるタチではありません。締切は守らないし連絡は無視するし感情で動くし頻繁に鬱になるし体力もありません。そんな僕が気持ちよく生きれているのは、ひとえに取り囲んでくれるみなさまのおかげです。何回か死のうと思うことがありました。
特に2023年の8月頃。初めて好きになった人に二股掛けられた挙句フラれ、絶対に自殺しようという決意をしており、後はキッカケを探すだけという状態でした。しかし親友のI,L君が相談に乗ったり勇気付けてくれたり、色々な人が発狂している僕を心配して電話掛けたりくれたおかげで「もう少し生きよう」と思うようになりました。僕みたいなのに着いてきてくれたプロジェクトメンバーがいたことも自死を留まったキッカケになりました。みなさんは本当に命の恩人です。カッコいい大人達と出会えたのも生きる希望になりした。僕の周りにいてくれて、優しく接してくれてありがとうございました。みなさんの人生がより楽しくなることを地獄の縁から願っています。

次に両親。本当にありがとうございました。感謝してもしきれません。
精神疾患持ちの怠惰な悪趣身人間を息子に持ち、色々大変だったと思います。僕が親だったら育児放棄していると思います。
まずは母親、産んでくれて、育ててくれてありがとうございました。色々なものに触れても心の芯まで腐らなかったのは、人に危害を加えるような人間にならなかったのは、あなたが道徳を教えてくれたからだと思います。
次に父親、アルコールを飲まないでください。しつこく同じことを言わないでください。育ててくれてありがとうございました。音楽が好きなのはあなたが車内でロックをかけていたからだと思います。
弟、もっと色々してあげたかった。ごめん。明確に僕より頭が良いし、優しいから幸せになれる。
飼い犬のルークへ、もっとかわいがってあげたかったです。ごめんね。
文章執筆している現時点では先立つか不明ですが、親族のみなさま、先立つ不幸をお許しください。幸せになってください。

もし付き合っている彼女がいるのなら、伝えたいことがあります。
いないのなら、悲しいです。
僕みたいなのを愛してくれてありがとうございました。なかなか照れくさくて言っていないし隠していたと思いますが、僕はあなたのために生きていたはずです。迷惑もかけているでしょう。変なことも言っているでしょう。でも好きでした。
また、僕は最悪の人間なので2つお願いがあります。まず、絶対に良い人を見つけて幸せになってください。次に僕のことは忘れないでください。寂しいので。一ヶ月に20秒間ぐらいでいいので「良い青春時代の思い出」として思い出して貰えると嬉しいです。
追記:僕のことを好きになるぐらいなので世話焼きだと思うのですが、僕みたいなメンヘラと付き合うのだけはやめたほうがいいです。病んでると深みがあるように見えますが、実際の所、そんなことはないです。ほとんどの場合において幼児期の発達に失敗した薄っぺらい人間です。僕が言うのだから間違いありません。優しくて面白い安定した人と幸せになってください。

基本的に小手先でどうにかしてきたフェイク野郎の人生でしたが、僕の人生で誇れることがあるとするなら、自分の心に正直に動いたことです。ミスはあれど、どれだけ腐っても信念に反することはなかったはずです。
自分の精神のために生きれたことは誇りに思います。周りの人間に知っておいてもらいたいのですが、決して僕は自分が嫌いで仕方なくて死んだわけではありません。好きな所もありました。あなた達と過ごす時間は楽しかったし、悪い人生だったとは思いません。生きてて良かったと思っています。
なので可哀想だとは思わないでください。みなさんのおかげで良い人生でした。本当にありがとうございました。

資産などについて

僕の資金は(ある場合は)葬式費用を引いた上で、両親(=1人カウント)、弟、彼女(いる場合は)、会社で均等に分割してください。
僕の所有物ですが、適当に持っていってください。必要そうな人に必要そうなものを渡してあげてください。そこらへんは弟に任せました。ごめん。
会社は副社長に渡してください。僕が右腕にする人間だったら絶対にどうにかなります。後は任せました。
多分僕の資産なんて大したものじゃないので、そんなにトラブルにはならないと思うのですが、なにかしらで揉めた場合、化けて出ます。

その他お願い

葬式のBGMは僕のApple Musicのプレイリスト「すきなやつ」からランダムで流してください。葬式の形式は任せます。色んな人と会いたいので色んな人を呼んでくれると助かります。遺影はTwitterのアイコンでお願いします。あんまり実写の画像が好きじゃないので。
あとパソコンのHDD,SSDは水に沈めた上破壊して処分してください。万が一のことがあってもデータが人の手に渡ることのないようにしてください。データが処分されなかった場合、化けて出ます。
また、僕が死んだ理由が自殺だった場合、恐らく死ぬ直前にも遺書を残していると思います。その内容に人を恨み、生産的でない復讐を行ってほしいという内容があった場合、無視してください。死への恐怖と絶望とでおかしくなって、ダサい状態になってるだけなので。

辞世の句

砂糖菓子 キラキラしてる 海の中 骨の部分も 食べましょう

↑僕のPCを使ってTwitterに投稿しといてください。バズんなかったら泣いちゃいます。

自分の短歌を自分で解説するのダサいですが、変な解釈をされたら嫌なので解説します。
砂糖菓子というのは僕です。中身があるようでありません。バカに見える天才に見えてバカです。口に入れて少し味わうとガッカリします。
しかし、そんな僕でも、周りの環境(=海)のおかげで輝くことができました。ただ、僕みたいなフェイク野郎のせいで色々な人を不幸にしてしまった気がするので、(=骨の部分)までしっかり理解して(食べる)から付き合うようにしたほうがいいですよという自虐です。フェイクであること、僕が口先だけですが色々やってきたこと、居場所を作ったことで救われた人がいるのなら、それは僕の生きていた意味であると言えると思いますし、一番嬉しいです。

う〜ん。30点。才能なし。無理やりすぎるし、辞世の句ですら自虐してるのダサすぎる。

ありがとうございました。
みなさまお幸せに。おかげさまでいい人生でした。マジで。
阿部共実のマンガはいいぞ。あとserial experiments lainとNEW GAME!!だけは見ておいたほうがいいぞ。

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