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脚を組むことは体にどのような影響があるのか?


脚を組むことはついやりがちです
ですが実は健康に悪影響を及ぼす可能性があります

脚を組むことの研究において
骨盤や腰椎、頭部の位置が変化し
筋肉や関節に負担がかかることが
明らかになっています

Comparison of Postures According to Sitting Time with the Leg Crossed

また
なんと足を組んだ姿勢は血圧が高くなることも
研究で示されています

The effect of crossing legs on blood pressure: a randomized single-blind cross-over study

このnoteでは
脚を組むことによる姿勢の影響と
それに伴う症状やリスクについて解説します

また、脚を組む癖を改善するための対策も紹介します。

 脚を組むことで骨盤が傾く

脚を組むことで
骨盤と骨盤の傾斜が生じます
骨盤が傾きは
股関節にある中殿筋の弱化に関連しています


というのも中殿筋筋は
骨盤の安定性を保つために重要な役割を果たし
骨盤の傾きを防ぐために必要な筋肉です

しかし脚を組んで座ると
中殿筋は長時間伸ばされた状態になり
その機能が低下してしまいます
これにより
骨盤の傾斜が増加し骨盤の安定性が損なわれます

また骨盤の側方傾斜は
腰や脚にも影響を与えます
骨盤が傾くことで
下肢の長さが左右で異なるように見えます
この状態が続くと
下肢の筋肉や関節に不均衡な負荷がかかります
例えば
足首やひざの痛みや変形などの原因になる
可能性があります

 脚を組むことで腰椎が屈曲する

脚を組むと
股関節の曲がりは少なくなり
それを補うために腰椎が過度に曲がってしまいます

実際に脚を組んでもらうと
骨盤が後ろに倒れることで
股関節の曲がりが少なくなって
腰が曲がりが大きくなることが
分かるとおもいます

腰椎が曲がると
腰部に過剰な圧力をかけることなってしまい
腰の痛みの原因になる場合があります

また先程述べた
骨盤の傾きにより
背骨のねじれや横への曲がりも引き起こします

これらの状態は
筋肉や関節に不均衡な負荷をかけることになります
例えば
背中や肩の痛みやこり、頭痛やめまいなどの
原因になる可能性もあります

脚を組むことで頭部が前に移動する

脚を組むことで
体幹の曲がり(猫背)が増加し
それに伴って頭が前に移動します

頭が前に移動すると
首の筋肉や関節に過剰な負荷がかかります
特に後頭部や頸部の筋肉は
長時間緊張した状態になります
これにより首の痛みやこり
頭痛やめまいなどの原因になる可能性があります

脚を組む癖を改善するための対策

脚を組むことは
多くの健康問題を
引き起こす可能性があることがわかりました
では
どうすれば脚を組む癖を改善できるでしょうか?
以下に、いくつかの対策を紹介します。

- 座る時間を減らす
 座っている時間が長くなると
脚を組む癖も強くなります
座っているときは
30分ごとに休憩を取ったり
ストレッチをしたりするようにしましょう

- 座る姿勢を正す
 座っているときは背筋を伸ばし
骨盤を立てて座りましょう
骨盤が立つと股関節も自然に安定します

また足が床から離れていると
脚を組みたくなります
足は床にしっかりつけて座りましょう。

-体幹や股関節周囲の筋肉をストレッチやエクササイズをする

ただ足を組むことをやめようと思っても
そもそも姿勢が悪い場合は
なかなか治りません

そんな方は
脚を組むくせを修正するため
姿勢を良くする
体幹や股関節のストレッチやエクササイズが効果的です

体幹や股関節の筋力が低下し
柔軟性も失われてしまいます
足を上げた側の中殿筋や腰椎を伸ばす腸腰筋や多裂筋のエクササイズ
体幹のインナーマッスルのトレーニングも有効です

①中殿筋エクササイズ

②腸腰筋エクササイズ

③体幹のインナーマッスル
体幹のインナーマッスルが使えるようになる姿勢セミナー

ぜひこの辺りをやってみて
足を組むくせをなくせるように
一緒に頑張っていきましょー

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