プレイヤーとして有能な人ほど、リーダーになると失敗する
ちょっと違うかもしれないけど、プレイヤーとして有能な選手が始めたラーメン屋やら焼肉屋はすぐ潰れるし、明治時代にだって元々武士としてプレイヤー側でやっていた人が四民平等化によって士族として商売始めたら大抵失敗しちゃうみたいな。
プレイヤー側で上手くやってた人ほど経営者や部長などリーダーと呼ばれる人になると、失敗する傾向にあると思う…そう思いながら日本史の授業を受けてます。女子高生です。こんにちは。
記事の内容はタイトルの通りです。
私の思うリーダーシップについて書こうかと思います…
私の経験上、ダメなリーダーの特徴は2パターンあります。
1つめは、「俺の背中に着いてこい!」系リーダー
2つ目は「わからないことあったらなんでも教えてあげるからね!」系リーダー
前者は頼れる兄貴分的な逞しいリーダーに見えるし、後者は部下から見たらありがたいリーダーに見えるかもしれませんが、どちらのリーダーも部下やチームメイトの成長を止めてしまうダメなリーダーです。
リーダーの目標とすべきことは「チームの成長」であり、チームの成長を最大の利益とすることで、結果としてお金が着いてきます。
ただいい人に言われた言葉というのは頭に残ることはありません。
目の前ですぐに得られる快楽や褒美というのはすぐに消費され、意味がありません。成功する人というのは、常に未来の成長を選んでいます。
私が思う成功するリーダーの特徴をあげます。
1 感情的ではない
感情的なリーダーというのは、いわゆる「俺の背中に着いてこい!」系リーダーです。プレイヤーとしてならそんなタイプでも成功するかもしれませんが、部下と熱く語り合い、相談を真剣に聞き、モチベーションを上げることで良いマネジメントをした!と満足感に浸ってるタイプ。
そんなタイプのリーダーがいるチームは、リーダー自身には力があれど、チーム全体にレベルがあるわけではないので、リーダーが抜けると途端に成績が落ちます。
逆に感情的ではない冷静なリーダーというのは、部下のモチベーション上げなんかに頭を悩ませたりしません。
例えば、ダメな企業にありがちな「大きな仕事が始まるから、景気づけにみんなで飲みに行こう!」的なモチベーションをあげること重視の会社。
良いリーダーはそんなことしません。
最初は楽しいかもしれませんが、何回も惰性で続けていくと無意味な飲み会になります。
良いリーダーは、結果を出した後に感情を出します。結果を出したあとの感情というのは次の行動に繋がります。
ですが、結果が出る前や仕事途中などに余計な感情を持ち込むのは、ブレーキとなってしまうため、仕事はモチベーションの有無ではなく、淡々とこなし成果を出すことが重要です。
2 ルールを作る
ルールというのは大事です。ひとつの国にだってこれだけは最低限守りましょうという法律があります。組織を運営するのにルールは絶対的に必要になります。
ルールと聞くと、縛られて不自由なように感じるかもしれませんが、逆にルールがないとストレスになるのは自分達自身です。
道路にも、ルールがないと渋滞や事故が多発してストレスを感じることになると同じように、組織にも全員統一したルールが必要です。
できるリーダーは、ルールを作りそれを守らせたり知らせたりしています。
ここで重要なのがルールは全員が守ることができ、平等であることです。
ダメなルールは全員を混乱させます。主語がハッキリとしたルールを作りましょう。
例えば、私の経験あったダメなルールの一つとして、小学生の時にあった標語のようなルールです
「教室のゴミは気づいた人が片付けましょう」
そんな曖昧なルールはダメです。
そんなルールでは不平等が起こってしまい、いつもゴミを片付けている人が「なんで自分だけ」「他に誰かやってよ」と不満を抱いてしまいます。やらない人と毎日やる人が出てきちゃうわけです。
ですが、「月曜日は○○さんがやる」「火曜日は○○さんが」という風に具体的に主語をハッキリさせたルールを作ることで、誰もストレスを感じなくなります。
ルールを作ることで、部下やチームメイトが上司やリーダーの顔色を伺い怯える必要がなくなります。ルールを明言し、それを全員にしっかり伝えることでリーダーのストレスもなくなります。
例えば「会議は5分前に来るのが当たり前だろう」という勝手な思い込みはいけません。会議時間 丁度にやってきた部下に対して酷く怒ったりすると、部下は「それなら早く言ってよ」という風に思います。なので、全員が見る掲示板やグループチャットなどで「会議5分前に着席してください」などとルールを必ず伝えることが大事です。
3 平等である
良いリーダーは誰に対しても平等です。
人間というのは、他人より劣っているとストレスを感じます。この部下とは仲良くしているが、あの部下のことはあまり知らない…と言った具合だとどうしても反発してくる人が出てきます。
感情的なリーダーはどうしてもそれができませんので、感情は横に置くことがやはり大事です。
4 共通の目標を作る
人間は昔から集団で行動、大きな獲物を山分けしていました。
良いリーダーは、個人が生み出せる利益よりも、組織で生み出す大きな利益を重視します。
目標を掲げ、ビジョンや方向性を明確にすることがリーダーがやるべきことです。
そうすることで、チームメイトを組織化し、大きな利益をもたらします。
部下やチームメイトには大きな獲物を狩りにいかせるべきです。
5 報連相をしっかりさせる
報連相は時代遅れと言う方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。
良いリーダーの条件の一つとして多くの方があげている「仕事を効率的に行う」ためには報連相が絶対に必要になってきます。
ただし、上司から部下に「今日の仕事どこまで進んだ?」とか「今日調子いい?」とか聞くのはNGです。
報連相は部下からさせるべきです。
「一日3回報告してください」「今日の案件が終わったら連絡してください」というように、ルールを定めて部下から報告させるようにすることで、リーダーが自分の仕事を中断して部下の様子を伺う必要がなくなり、仕事が効率的に行えます。
ただし、相談は注意が必要です。
会社や組織内で相談をしていいのは「部下だけでは判断できない案件の時」 と「部下に決める権限がない時」のみです。
そして、報告をされた時に感情的なリアクションをしてはいけません。
「もっとできるだろ」「なんで出来なかったんだ!」などと怒ってしまっては怒られるんじゃないかとミスを隠してしまい、誰も報告をしなくなってしまいます。
報告の時はただ淡々と「事実だけを聞く」ようにしましょう。
6 責任から逃れない
リーダーというのは、責任です。
最初に紹介した悪いリーダーの例として
「俺の背中に着いてこい」タイプと
「わからないことあったらなんでも教えてあげるからね!」タイプ
どちらもリーダーとしての責任を放棄しています。
「俺の時代はこうだった」
「私がやるから見ててね」
こんなことを部下に投げかけてはいませんか。このように過去のやり方を押し付けることはダメです。そうしてしまうと、「上司と同じことを真似してればいいんだな」と思う部下がでてきます。部下の仕事に手を出してしまうと、部下が自分で自ら考え試行錯誤することができなくなってしまいます。
敬語が違うとかそんな間違いを指摘するのは大事ですが、リーダーが行うことはそれまでです。
部下が失敗から学べるチャンスを奪ってしまってはいけません。
新入社員で何から手を着ければいいのかわからない!という部下に対して、「俺の背中を見ろ」「見て学べ」という指導法は間違いです。
7 とにかくやらせてみる
部下に初めての仕事を任せるとこんな風に返ってくることがあるでしょう。
「私にできるか不安なのです」
「それをやる理由はなぜですか?」
やったことがない物事に対して人は誰しも不安を抱きます。自らの知識と経験が伴わないのではないかと恐怖を抱いてしまいます。ですから、まずは
「1度やってみてください。あなたが実際にやってみて、失敗したとしても上司である私の責任になるので、思いっきってやってみてください。何か見えるものがあるはずです」
そう言い切りましょう。リーダーは部下にチャレンジをさせる時はリーダー自身が責任を引き受けてください。
もし、失敗した時には、リーダーは更に上の上司から評価される側となるでしょう。そうした場合にダメなリーダーは部下に責任を押し付けてしまいます。
「私が指示を出しましたが、部下が実践しましたので、2人の責任です。」
と言ってしまうことです。そうなると、部下からの信頼は一気になくなります。
責任を負うという覚悟を持って、初めて部下やチームメイトはリーダーに対して信頼を抱き、行動してくれます。
そして、部下やチームメイトができないと思っていた目標を達成した時に成長できるのではないでしょうか。
以上が私が考える良いリーダーです。
参考程度にしていただけると嬉しいです。
余談ですが 以前、アルバイトをしていた時のバイトマネージャーが良いリーダーの理想像みたいな人で、その方の行動を勉強するために半年間そちらでアルバイトしていました笑
そういう役職の方を観察すると結構面白いですよ!
それではまたどこかで👋
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