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【対談】季節の移り目に、今までの活動を振り返りながら心境の変化について語る。

こんにちは、今回の記事担当はちひろです。

発足してから、はじめに一区切りと言っていた三ヶ月が経過しました。メンバーはどんな活動をしてきて、実際にどんなことを考えているのでしょうか。せっかくなので、みんなで集まってもらって色々と話し合ってもらいました。

していいシティのメンバーたち。

活動に対する期待と想定外の期待はずれ

ちひろ:今日は集まってくれてありがとう。早速質問だけど、みんなしていいシティが始まってから今までどんな心境の変化があった?

ちひろ:はなす担当。好きなものはご当地らーめん。

こうき:まずこの活動をしてみて、今までなかった視点が得られたと思う。京都に来たことがやっぱり大きな変化に繋がったのだけど、こちらでみんなと話して影響を受けたかな。良くも悪くも期待通りだと思う。振り返ってみて、自分の知らない領域の人と会えて良かったかなと思ってる。

こうき:つなぐ担当。好きなものはお茶。

もとき:自分としては普段も仕事があるし、オンラインでうまくコミュニケーションを取るのは難しかったかなあ。今後も活動を広げていくならやっぱり課題なのかも。一方で活動をしていて勉強になったことも多いよ。趣味で描いている領域だったのが、実際に形になったり「あ、本当に自分で作ったんだ」って。自分がやってみたいところと結びついている。

もとき:つくる担当。好きなものは梅水晶。

わたる:俺もそもそも時間あるときに少しだけ関わるはずだったのに、いつのまにか時間を費やしてしまっている。(笑)当初はアイデア発想を学んできて、これが実際に活かせるのか知りたいと思ってたんだよね。ダンスを習っただけでなく、どれだけストリートで通じるのか。自分の中で手応えが欲しかった。

わたる:つむぐ担当。好きなものは自転車。

わたる:あと、割と自分があたりまえだと思っていることが、他人には価値があると認識できた。あまり評価されてなかったけど、していいシティでは評価される、みたいな。

こういうメンバーの属性の組み合わせが面白いと思っていて、良い組み合わせだなって思う。今後社会人になってから、放っておくと仕事ができる人として最適化してしまうんじゃないかな。あーだこーだ仕事以外に揺り戻しが効く環境が大切だと思う。そこが自分にとって関わる意味があると思う。

ちひろ:メタ視点がすごいよね。社会人になる前からすでに見据えてバランス取ってる。

わたる:自分の引き出しを増やしたい、というか演劇の演目に近くて、自分で色々こなせる役を増やしていきたい。基本的に何でもありだよね、「していい」っていう。

そもそも、何の活動体なのか?

ちひろ:シティという名前がついているけど「本当に都市だけを対象にしたいのかな?」っていう気がするんだけれどみんなはどう捉えている?

わたる:WhatじゃなくてHowかもしれない。このプロジェクトは名詞ではなくて新たな動詞を作っているのかもしれないね。何らかの活動体として。

もとき:うーん...たしかに何やっているんだろう。気がついたら色々足突っ込んでるみたいなところはあるよね。

こうき:うん、自分も最初はつまみぐいの感覚で参加した気がする。心の底から「都市を変える!」とかより「ちょっとやってみるか」みたいな。

わたる:使命感ではなく義務感でもなく、ちょっとやってみるか、だよね。

プロトタイピングの試作第一号「見て」。

ちひろ:なんで「ちょっとやってみるか」に楽しさを感じるんだろう?

わたる:良い質問。もしかすると、何かしら自分に窮屈感を感じてるのかも。明日の生活どうしようとまではいかないけど、少しずつ拡張していきたいなあ、みたいな。

こうき:うん、それわかる。「今のままじゃダメだ」みたいなネガティブな要素ではなくて、そのままでいることへの否定より変わっていくことへのポジティブな気持ち。

もとき:うんうん、そんな感じ。

わたる:その気持ちで、実際に関東から京都まで来てるからすごいよね。ちょっとやってみるかーって大事。

こうき:確かにもともとは軽いノリなのにここまでやってるのは、ちひろが最初に言ってた「ちょっとやってみるかの社会」に共感しているのかも。

わたる:ちひろはどんどん「していいよね、やろう」っていうタイプだと思うけど、その活動の中で何か違和感とか、引っかかる制約があるのかもね。「こうしなきゃ」へのアンチテーゼとか。もっと、こうあってもいいんじゃね?ってスタンスが大事だよね。

こうき:そもそも、これって絶対にしなきゃいけない活動ではないよね。していいシティは「こうしなければならない」がないからこそ、活動の制約がないのかなあ。

初めてチーム全体で活動をしてみて

ちひろ:実際にオフラインでみんなで活動をしてみてどうだった?

普段はオンライン。今回は初めてメンバーが全員集合してリサーチを行った。

もとき:自分がデザイナーとして、ここまで来てよかった。実際にモノを作れたし。あとFabCafe Kyotoはシンプルにまた来たくなる場所。来るまでは変な足枷みたいなものを感じていたけど、二日目はもうなんか普通に、座布団よっこいしょ。みたいな感じで。家のようで本当に居心地よかった。

こうき:それこそtunedの話でいうと、すでに使いこなれてきた感じかもしれない。もちろんまだ、行きつけってほどではないけど。(笑)

※京都では調律(tuned-untuned)をテーマにプロジェクトを実施しました。

わたる:こうやってたまに集まって活動するのが大切だよね。運動でいうストレッチに近い。得意な競技としての基本動作は手慣れているんだけど、それだけだと体が固まっちゃうから、腕をいつもとは違った動かし方をしてみる、みたいな。実験してる感覚、柔軟体操だよね。

ちひろ:残念だけど、時間も近づいて来たので最後にひとことあればお願いします。

もとき:とにかく、京都滞在は凄く良い機会だった。これを期に自分の表現の手段を広げて行けたらと思う。

こうき:新しい知識や考え方を吸収することで精一杯だけど、少しずつ慣れていきたい。

わたる:自分は、綺麗な言葉で物事を片付けないようにしようと思ってる。捉えきれなかったことをしっかりキャッチする。「これでいいのか」と疑うことがやりたいことだと思う。いま分からないことがいいと思えるように、もっと可動域を広げて行きたい。

今回はしていいシティのメンバーに活動の振り返りをしてもらいました。小さな「していい」を後押しできるように、これからも活動を続けていきます。

本活動はFabCafe Kyotoのプロジェクト・イン・レジデンスプログラム「COUNTER POINT」の第7期として採択を受け、サポートを頂いております。

していいシティFacebookページ
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