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親と子の喧嘩

最近、両親との距離感が保ててます。

数年前までは目も当てられないくらい不仲でした。

両親とは大きな溝を作ってしまう原因となった事件が、何度がありました。

事件1

殴られたら、殴り返すの精神を、私は持っていたので喧嘩することが多かったのです。
いじめにあって叩かれた時に、殺すつもりで椅子で人を殴ったことがあります。

誰も口を聞いてくれなくなりました。

13歳の時でした。

父に殴られた時、私は金槌で思いっきり殴り返しました。足に当たりました。

その際に、ダンベルで返り討ちにあいました。

母の悲鳴と、父の怒りを感じながらも、病院に搬送されて、血だらけの頭を雑巾で押さえつけられながらホッチキスで、縫合してもらいました。

父は足を骨折しており、私よりも長く入院しました。

どうしても、気持ちが抑えられなくて殺そうと思い病院に忍び込みました。果物ナイフを持って。

そして、初めて謝罪を父の口から聞くことになり、大きな声で泣きました。 どういうわけか、涙が止まらなかったです。

私の中で、怒りが消えて悲しみになりました。
その時に、父が難病で辛いということを知りました。とても悲しかったです。

事件2


私の家は代表的な世界三大宗教のひとつを信仰していました。
しかし、私は悪魔というものに魅力を感じてしまい悪魔信仰を始めてしまったのです。

中学生の頃に、家に帰るのが怖くて、また殴られたり、怒鳴られるのかと思うと、外で野宿することが多くありました。

その時に悪魔辞典を持ち歩いていて、空に向かって悪魔に祈ってました。

どうか、家に帰っても許してもらますように。
私の右目をあげるから、助けてくださいと。
毎日、祈ってました。

偶然が重なり、助かることがありました。
どんどん悪魔のことが好きになり、自分を追い込む自分ルールを作っていくことになりました。

そして、どうしようもない状態になり
居場所が、家にも学校にもなくて
僕は失踪しました。

未成年だったこともあり、すぐ捕まり、家に閉じこもるようになりました。

失踪した回数は7.8回くらいだったと思います。
その時、出会った保育士さんと1年間くらい身分を偽って居候しました。

詐欺師になれるかもしれないと感じることがありました。しかし現実はそんなことはないです。

全てが終わった時には借金まみれになってました。

その時にODして、賢い犬が発見してくれて、精神科に入院することになりました。

本当に追い詰められてて、余裕がありませんでした。

また両親との溝が出来ました。

仲良くなれた理由

距離を開けたことです。

私は、親というものを少し理解しました。

あの方々は、きっと自分たちに掛かる迷惑よりも、他人に掛かる迷惑を恐れている。

だから、そのルールを守ろうと思ったのです。

私が捕まったら、躊躇することなく縁を切って下さいと伝えました。

そして、私はこの国には居場所がどこにもなかったので最期を海外で迎えたいと伝えました。

いつか、海外をゴールとして生きていくという夢を話すことが出来ました。

私がもし死んだら、海外で散骨して欲しいとも伝えることにしました。

その事を伝えたところ、謝罪がありました。

後ろめたい気持ちを、両親も抱えていたことが、よく分かりました。

私の長所は、暗い雰囲気で話せないことです。

どんなにヘビーな話も畏まって話しません。
夕飯のメニューくらいの感覚でしか、人に伝えられないのです。

死ぬほど苦しくても、悲しくても
全ては笑い話みたいにしか、人に話せません。

真剣に言ってると思われない短所もあります。

毎回のようにジョークを考えて両親とは話すので、会話自体は楽しくできてると思われます。

これはきっと、誰に対しても会ったらそうです。そうしないと、死んでしまうからそうしてます。
真剣に話ができないジレンマです。

両親とは、お互いに後ろめたさを感じながら
800kmくらい離れた距離で生きてます。

これで、本当に良かったんだと思ってます。
両親とことは嫌いでもなければ、苦手でもありません。

人は説明することが出来るのです。
何かされたら説明します。
お互いに誤解があるかもしれません。

そして、双方の妥協点をディベートしていけばいいんだということが分かりました。

子供は親の所有物ではない。
そのことを説明することで距離は開きます。

無理にでも出ていくことで助かることもあります。
亡命みたいなものです。

私は失踪してから、ゴミを漁ってたりする体験もしました。情けなくて、とんでもない虚無感に襲われたこともありました。

それでも、家に帰るのは死ぬ事だと言い聞かせて、なんとか今まで生きてます。

無理にでも失踪して、本当に良かったです。




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