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ギャンブル依存症 『NO!通院』

この記事は、パチンコ・スロットを辞めるために必要なことを記載します。
長文になりますので、メニューから好きな項目を選んでください。

医療制度と、パチンコ産業は噛み合わない

ギャンブル依存症で2年通院したことがあります。
依存症が収束に向かうことはありませんでした。

パチンコを辞めるきっかけ

通院したり、自助会に参加したりしましたが・・・
直接、出入規制してもらうのが1番良いことが分かりました。

そこで、自己申告プログラムを利用することにしました。
入店規制を受けることで、パチンコ・スロットから距離が取ります。

何故、そのことに気がつかなかったのか

依存症だという自覚が無かったからだと思います。
お店の居心地の良さお客様意識に向き合うことが大事でした。

パチンコ店の居心地の良さは異常です。
しない人からすれば、全く理解できないことだと思いますが
遊びをとことん追求し、開発されたマシンが並んでるからです。

パチンコ店で遊ぶということは、お客様になっています。
勝っても、負けても、お客様なのです。
無意識にお客様という居心地の良さを刷り込まれている気がしました。

入店規制をしてもらうまでのハードル

出入を制限してもらうには、自己申告が必要になります。
自分にとって2つのハードルがありました。

1つは「病識」を持つことです。
2つは「良識」を持つことです。

依存症という診断を受けても、受け入れるのは大変です。
忘れられない成功体験をリセットしなければならないです。
お店に来店して、少しぐらいやってもいい。と考えることがあれば
お客様意識を捨て切れてないのだと思います。

自己申告プログラム直行の暗示をかけましょう。

良識は「パチンコ・スロットの知識」ではありません
依存症と診断されてる段階で、役に立っていないからです。

確率による問題よりも、行動の問題を考える必要がありました。
所得に合った遊びではない】という良識を持つことです。

所得による入場制限がないので、簡単に取り返せると思ってしまうのも依存症の大きな問題点だと感じました。

依存症対策をするなら、所得に合った遊びなのか数字で提示しよう
入場を所得で規制する流れに変わるべきです。

所得に対しての適切な遊びなのかを考えよう

1時間辺りに、どれぐらいのお金を使うことになるのか?
自分の所得に対して適切な金額か?を考えなければなりません。
大事なのは、当たることを前提として考えないことが重要です。

パチンコ・スロットも1時間2万円失うことを考えなければならないです。
勝つことを前提として、ギャンブルはします。
負けた時の具体的な金額時間で考えるのも大事だと感じました。

病院ではその事を学ぶことはないのです。

1年前にパチンコで実践してみた数値を記録しました。
参考になると幸いです。

■ パチンコの場合(1/319を想定)
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1,000円辺り平均回転数が17.4回(約3分〜5分)
1時間における利用料は約1万5千円〜2万円
約250回転、1万5千円〜2万円使って、1時間を失うことになります。
釘については、曲げたりするのは風営法に違反するので割愛します。

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■ スロットの場合(マイジャグラー4KE 100万G機械割想定)
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設定1:機械割95.7%想定
コイン単価:2.1円1G辺り6.3円
レバーオン時間:4.1秒
コイン持ち:50枚/35G

1分間に最速14G回せると仮定しても、1時間辺り840回前後です。
(個人の体感ですが、1時間780〜800回が限界でした)

840G間に、当選フラグを引かなかった場合
840G/35G=24(35G自体変動しますので目安)
1時間で、2万4千円を失うことになります。

100万G後、合算値に到達すると仮定するのであれば
6.3×100万G=630万円が必要となります。
機械割通りの合算値になる事を想定するのであれば...
設定1:100-95.7=4.3%を差し引いていくと、-27万900円となります。

端的に考えます。100万G、当たらなかった場合....
約2857万1千円を使うことになりますので
1時間2万4千円を失った段階から
コイン単価に対して、840Gからの収束値を求めようとしてしまいます。

そんなことを考えても、結果的に依存症は治りません。
どれだけ負けが続いても、収束して取り返すことも不可能でした。
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診断基準が分かりづらい上、説明がない問題

依存症の診断を受ける上で、重要なことは生活に支障が出てるかどうか。
生活を送る上で支障がなければ、病院に通院することはありません。

通院していて感じたのは、低所得の方の割合が多いという事です。
所得水準を上げていく為に出来るスキルアップが病院の中ではありません。
低所得の方向けに用意されるプログラムになっている事がとても問題です。

ここで例を出して考えてみます。

AさんBさんは、毎月30万円をパチンコに使っていました。
Aさんは月々の所得100万円で、生活水準は安定しています。
Bさんは月々の所得30万円で、負債を抱えてしまいます。

Aさんは依存症に該当しないです。
同じ金額を使っても、生活に支障がないからです。

所得が低いことを根本的に見直し患者のスキルアップに繋げていく治療に変わっていくべきだと感じました。
病院側は、多額の医療報酬を貰って、患者を囲い込んでるような現状です。

教育に当てはめていけないことは深刻な問題です。

通院の問題点

パチンコ・スロット依存症は、既に書いた通り
出入規制をしてもらうことで、距離を取ることが出来ます。
しかし、医療行為は医療現場から出ることはありません。

依存症の診断をして、病院内でしか治療を進められないのです。

病院側は、依存症の診断を患者にしたのであれば
来店規制をしてもらいに行くのが、最初にすることだと思います
それが出来ないのであれば、通院の価値は薄いと思いました。

通院することの問題点(服薬)

診断処方箋を投与する。を治療方針としてるケースが多いです。
合併症として病名をつけられ、薬漬けにさせられることもあります。
服薬の恐ろしいところは、成分について説明がないことです。
血中濃度が安定するまで、特に副作用で苦しむこともあります。

私は薬を飲んだふりをして、トイレに吐いて流してました。
2年間も、唇に薬を挟み、口の中を確認された後、吐き出してたのです。

金銭管理をしてもらう問題点

病院の中では殆どの方が金銭管理をしてもらいます。
金銭管理の問題は、本人の管理能力が上がらないことです。

お金に対する勉強することがないのも問題でした。

非常に失礼な表現になりますが、病院の中で「飼い慣らされてる」ように感じられることが多かったです。

作業療法士の方、精神保健福祉士の方が、どんな気持ちで働いてるのかを想像しながら通院していましたが、入れ替りが激しい職場でした。
働いてる方も疑問に思うところは多かったんではないでしょうか。


パチンコを完全に辞めるために

私が目標にしている1つのことでもあります。
それはギャンブル依存症を治すことではありません。

国外に移住することです。
環境を変える事を優先するのが1番だと思いました。

もう1つは所得を上げることだと思います。
しかし、それはあまり現実的ではありませんでした。

無理にストレスを抱えながら生活するのは体に良くないです。
扱える言語を増やすことにチャレンジしてます。

65536を引くことよりも、1つの英単語を覚えたいです。
そう思えることが増えてきたので、ストレスも緩和されます。
早く国を出たいなと思える瞬間が増えてきました。

依存症治療が、国を出る為の治療へ変わっていく事を願います。
言語を学ぶ楽しさ!
未来を見つめることの喜び!

ポジティブな治療に変わっていって欲しいと心から願ってます。




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