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焦点を当てるのは「あたりまえ」のこと

感謝の反対語が「あたりまえ」だということを聞いたことがあると思います。

「感謝」とは、他者から特別な厚意を受けたときに気持ちとして表現する、というのが一般的な認識だと思います。

こういったことから、普段「あたりまえ」と思われているようなことは感謝の対象にならずに、反対語になってしまったと考えることができます。

しかし、感謝する対象を、他者からの厚意だけに限定する必要はありません。

それこそ「あたりまえ」と感じるようなことに感謝をしてもいいわけです。

前回の記事で、イラっとしたときの対処法として、イラっとする出来事があったなら、それは自分に改善の余地があると気づいて、認識を変えていけばいいということを書きました。

とはいえ、自分の認識を変えなくても、思考の焦点をどこに合わせていけばばいいかを明確にすれば、それだけでよかったりします。

というのも、イラっとすることは生活の中で極々一部のことであり、一日の中でみれば、ほんの数分だけのことだったりします。

その数分の嫌な気分をずっと持ち続けてしまうと、一日の大半をネガティブな気分で過ごしてしまうことになります。

なので、自分を認識を変えることはもちろんのことですが、そもそも、そういった出来事に焦点を合わせなければよかったりします。

たった数分のことで嫌な気分を増幅させてしまうということは、自分自身で無駄な時間を生み出しているということになります。

一日の中で「あたりまえ」と思われることが99あるのに、たったひとつの「イラっとすること」に支配されてしまうというのは、生き方として非効率だといっていいでしょう。

むしろ、99ある「あたりまえ」の方に感謝して生きた方が、豊かな人生を歩んでいけるようになるといえるのです。

「あたりまえ」と思えることは無限に存在しているものであり、そういった無限にある「あたりまえ」に感謝ができるようになれば、人生がよくならないはずがないのです。

感謝の気持ちは、人の心を洗ってくれます。

感謝とは、いわば汚れを落としてくれる漂白剤でもあるのです。

「イラっとすること」を思い返すということは、過去の一部の出来事に焦点を当てることであり、小さなシミを自らの力で広げる行為でもあります。

しかし、今の今にある「あたりまえ」は無限に存在しているものであり、そういった「あたりまえ」に焦点をあてて広げていけばいくほど、シミそのものがどんどん小さくなっていきます。

今の今には、たくさんの「あたりまえ」が存在しています。

無理をすることなく呼吸ができていること、身体に痛みを感じることなく元気に過ごせていること、温かい陽射しに当たることができていること、美味しいご飯を欠かすことなく食べることができていること、等々。

こういった「あたりまえ」に焦点を当てて感謝の気持ちを持つことができれば、目の前の現実がますますよくなっていくのは、当然のことなのです。

感謝とは「+α」を生み出す行為です。

この「+α」を蓄積していくこと、それが自分の現実を生み出す力になっていきます。

なので、無限にある「あたりまえ」の物事に感謝するればするほど、「+α」の現実を生み出していくことができるようになるのです。

フォローさせて頂いているkarinさんは、昨日の記事の中で「感謝」で全てが解決するのだと気づいた、と書いています。

この言葉を読んだ僕は「感謝は最強ですね」コメントをしました。

すると、こんなお返事を頂くことができました。

そうなんですよ!!
お金も、大した時間も必要ないのです!
世の中の誰もが簡単に出来る事で、全てが解決するのです!

日々の生活の何気ないことに焦点を当てて感謝することは、誰もができることであり、しかもそれをしていると全てが解決してしまうというのです。

今朝、メルカリに出品する本を物色していて、ある本を手にしてパラパラとめくっていたら、次のようなことが書かれていました。

結局、あなたが「美しく生きる」ためには、ただ「感謝の生活」をすればよかったのです。あなた自身が宇宙の生命の咲き出した美花そのものであり、その美花が神の生命を咲き匂うためには、天地の万物に感謝をすればそれでよかったのです。

今この瞬間、あたりを見回せば感謝すべき対象が山のようにあるものであり、そういったことに感謝をしているだけで、人は美しく生きていけるのです。

何に思考を使うのか。

焦点をどこに合わせて生きるのか。

ただそれだけの違いで、生き方そのものが変わっていくものです。

もちろん、生活の中でいろんな感情を持つものです。

イラっとしないように心掛けていてもしてしまうものです。

ただ、自分の人生をよりよいものにしたいと思うのであれば、自分の思考を客観的に見て、その対象を感謝に変えていくだけでよかったりします。

自分の思考の舵取りを的確に行っていくことさえできていれば、楽しく生きていけるようになるのです。

感謝すると、感情が動きます。

この感情が動くということがポイントです。

もちろん、否定的な思いを抱いても感情が動きます。

しかし、あたりまえと思うと感情は動きません。

つまり、感情が動くということが、現象を生み出す原因となるのです。

このことが世にいう「引き寄せの法則」の原理です。

感情が動けば現象が生れます。

プラスの感情がプラスの原因を生み出し、マイナスの感情がマイナスと感じる現象を生み出します。

理屈でいうと、それだけのことです。

しかし、感謝の気持ちはプラスの現象を生み出すだけではありません。

感謝の気持ちは心のシミを小さくしてくれるため、それが結果的に目の前の問題さえも解決してくれるのです。

過去の小さなシミに焦点を当てれば、それは大きくなっていきます。

しかし、今ここにある沢山のあたりまえに感謝するすれば、小さなシミがますます小さくなっていき、やがてみえなくなっていくことでしょう。

このことが、感謝によって問題が消えていく原理です。

こういったことから、「あたりまえ」と思えることに感謝するだけで、人生が好転していくようになるのです。

焦点を当てるのは「あたりまえ」のことであり、「あたりまえ」のことを意図して感謝できるようになると、それだけで真っ白な気持ちで快くよく生きていけるようになることでしょう。

物事は、シンプルでありただ何に焦点を合わせて生きるかを明確にするだけでいいのです。

たったそれだけのことだけで、楽しい人生を歩めるかどうかが決まるといっていいでしょう。

感謝するだけで問題がなくなっていき、しかも幸せを引き寄せられるようになる。

これをしない手はないのです。




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