What is your “JOBS” to Be Done 2

大学生活と並行してINDEE japanでインターンに参加している私がそのインターンで得た多くの学びの一つ「ジョブ理論」について簡潔にシェアする2回目。
前回の記事ではジョブについての考え方を簡単にシェアしました。今日はさらにジョブ理論を理解を深めてもらえるよう、身近に存在する具体的なジョブを例を交えながらお話ししたいと思います。
What is your “JOBS” to Be Done 1をまだ読まれていない方は先にこちらを読まれることをお勧めします。

JOBSの構成

 JOBSは「Job」「Objective」「Barriers」「Solution」のイニシャルで構成されています。この4つのワードは、顧客の特定の状況から成し遂げたい進歩のプロセスを表しているのです。

「Job」は顧客が成し遂げたいことです。
「Objective」は「ジョブ」の目的です。ジョブを雇用する大きな決定要因になります。
「Barriers」は現状で「ジョブ」を片付ける上での障壁を意味します。
「Solution」は解決や成し遂げたい進歩の実現のために現状でとっている代替解決策です。

これらのうち、「Job」と「Objective」は顧客の意識の中に存在する一方で、「Barriers」と「Solutions」は顧客の意識の外に存在します。「Solutions」に関して一例を挙げると、車がなかった時代に馬車に乗っていた人々は車に乗りたい!とは思わないのです。スティーブ・ジョブズも「人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ」と指摘しています。

身近なJOBS

「JOBS」を構成する4つの要素をさらに理解するために、僕自身も経験した具体例としてモバイルバッテリーを当てはめて考えてみましょう。
 私はモバイルバッテリーを購入するまで、スマホを屋外で充電する際には、わざわざカフェに入って持参したコードとプラグを使用していました。さらに、わざわざスマホを充電を待つために時間を消費しなければいけませんでした。

●Job   
屋外でスマホの充電がしたい
●Objective
充電できる場所を探す時間、充電中の時間を無題にしたくない
●Barriers
充電コードの持ち歩きが面倒、充電に要する時間が無駄、どこにでもコンセントがあるわけではない
●Solution
わざわざカフェに入ってスマホを充電する

「JOBS」の4つの要素に整理するとこうなります。モバイルバッテリーは「Job」と「Objective」を満たしつつ、カフェに入って充電するという代替解決策に伴う障壁を解消しています。

注文の多い顧客 

モバイルバッテリーを使用し始めた僕は、毎日ジョブを片付けていました。しかし、使用を重ねるにつれモバイルバッテリーそのものを充電することの面倒さがが芽生え始めることとなります。つまり、ある特定の状況ではより優れた解決策であったモバイルバッテリーも使用し続けるうちに代替解決策になってしまうのです。

余談ですが、モバイルバッテリーより優れた解決策として僕が雇ったのはApple社の「Smart Battery Case」です。この製品はiPhoneのケースにモバイルバッテリーの機能を組み込んでもので、このケースをiPhoneに装着することでケースのバッテリーとiPhoneの内蔵バッテリーを同時に充電することが可能です。モバイルバッテリーの充電に嫌気が差している方はぜひ調べてみてください。

スクリーンショット 2021-04-26 9.50.34


What is your “JOBS” to Be Done

このように”JOBS”を要素分解し、自身の置かれている状況に当てはめてみることで今雇っている商品より優れた解決策に出会えるかもしれません。皆さんも是非実践してみてください!

おわりに

皆さん「ジョブ理論」や「ジョブ」についての興味を持っていただくことはできたでしょうか。これらについてさらに深く理解したい方は、INDEE japanの代表取締役である津田さんがジョブ理論に関する記事を書かれているので読むことをお勧めします。

次回の私の記事ではインターンでの経験を共有したいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?