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桂花陳酒

21歳の誕生日に一本の桂花陳酒を貰いました。茶色の瓶に貼られた黄色いラベルに貴妃酒とプリントされている、おそらく一番ポピュラーなタイプです。

中国酒と言えばこのお酒に出会うまで、紹興酒でした。紹興酒の印象はとにかく美味しくない。初めて飲んだのは、中学の同級生と三軒茶屋の万豚記で飲み会をした時、その名前のカッコよさから注文したドラゴンハイボールという紹興酒のソーダ割りでした。ちなみに、三茶で飲んだ後は万豚記の隣にある陳麻家かマックの隣にあるフォーの屋台で締めることをお勧めします。

話を桂花陳酒に戻すと、このお酒は白ワインに金木犀の花を3年漬け込んで作られているようです。

金木犀と言えば、新宿・上海小吃というお店にある胡点心です。

お店のメニューを引用させていただきます

キンモクセイの香りただよう汁の底に白玉団子が沈んでいます。
キンモクセイの香りともっちりした団子の食感、
そして中から熱々の黒胡麻あんが口中にほとばしる。
食後はこのデザートで締めましょう。

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是非食べて優しさを確かめてみてください。その優しすぎる味のスープを飲む度、心の中でお母さーーーん!と叫ばずにはいられません。上海小吃の料理はどれも日本の中華には馴染みのないもので、ある時隣の卓になったおじさんから、中国に駐在し本場の味を知ったサラリーマンがこぞってここに訪れると伺いました。店の雰囲気や店員の態度も本場仕込みで、おばちゃんが電話で喧嘩しながら空芯菜を運んでくれます。

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その優しい味と香り高さが家でも味わえちゃうのがこの桂花陳酒!桂花陳酒については3行くらいしか触れてませんがお勧めです。アマゾンで売ってます。

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