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ダート1800Mラスト2F22.7秒の衝撃 シャンパンポップレース回顧

シザリガーです
デビューするのに凄く苦労したシャンパンポップ君がデビュー戦を圧勝してくれました!
本当に嬉しくて嬉しくてたまらないのですが、改めてレース内容を見てみるとちょっと引くぐらいレベチでした
無事に行けばG1勝てると本気で思うレベルに

今noteはシャンパンポップのパフォーマンスがどれほどやばかったのかを贔屓目無しでまとめた物になります
というかやばすぎて贔屓目なんかいりませんでした
良ければ最後まで見ていただけると嬉しいです!


レース回顧

せっかく現地で見れたのでまずはパドックでの様子をご紹介します。第一印象は「でっかいな」でした
一頭だけ縦にでかくて、他の子とは体高が10cmぐらい違いました


大型馬の割には緩くなかったです

褒められた歩様ではなかったですが、DMMのしがらき等で見たやばい歩様と比べたらよかったですし、何より前脚の柔らかさが素晴らしかったです!
馬体もトモは緩いんですが、それ以上にトモの大きさ、容積が凄く正直無事なら勝てるなと思わせる圧倒的なスケール感でした(それと可愛かったです)

観客の多いパドックを経験できたのも収穫

レース回顧ですが、今回のレースのポイントは3つ

•スタート
•砂被り
•コーナリング

まずはスタートですが、厩舎の努力があって少し遅れ気味ではありましたがちゃんと決めてくれました
個人的に凄いと感じたのはスタート後の攻防で、気持ち遅れたシャンパンポップが挟まれそうなシーンがあったのですが、ムル様の好判断で間に入り込んで位置を確保した場面です
ここでもし挟まれて下がったらやる気が無くなってしまう恐れがあったので凄くいい判断だったと思います!


気持ちを切らさず間に入ってくれたシャンパンポップに感謝


そうして中段あたりのポジションを確保したポップでしたが、1コーナーでかなり膨れました。派手に膨れてたので、ここは次走への課題ですね
しかし、これも一週前に陣営が左回りでコース追いをやってなかったらもっと悲惨なコーナリングになってたと思うんで、結果的に坂路中心でと言いながらコース追いを混ぜた陣営のファインプレーですね!担当者様の尽力に感謝しかないです




砂被りの影響についても言及があり、レース後ムル様は1角で砂被りの影響があったから大外ぶん回したとコメントされてました
確かに1角や向こう正面で何故か少し下がったシーンが映像でも確認できます
この部分も今後の課題になりますね
ん?何故こんなグダグダなレース運びで楽勝なん?

全てが不利だったはずのレース


シャンパンポップは新馬らしい課題が多いレース運びになりましたが、それでもなんとか中段にとどまりラストのコーナーと直線を残すのみとなります

ここでも課題のコーナリングが影響し最終コーナーでも大きく外に膨れながら直線に入りました

セラフィックコールでも負けてしまう中京大外ぶん回し

中京1800メートルでやってはいけない掟破りのスパイラルカーブでの大外ぶん回し
しかしそんな常識を無視して黒いシャドーロールが飛んできます!
とんでもないない加速力でぶっちぎりあそこの位置から後続に5馬身着けての快勝でした!!

返し馬でシャンパンポップの能力を発揮し、実質新馬戦の中スタートを決めそれなりの位置を確保して砂被りを避けるポジショニングをしつつ最後に異次元の脚を引き出してくれたムルザバエフ騎手は素晴らしい騎乗だと思います。最初は追切乗ってくれてる浜中騎手で行くと言っていた陣営がムル様に急遽変更した理由もわかります
日本に来てくれムルザバエフ

個人的に初めての現地勝利でしたが、今まで苦労した臨戦過程も相まって泣きました
本当にうれしかったです

ラスト2F22.7秒の衝撃

現地に居る時はただただ喜びに浸ってましたが、家に帰って冷静に見るとラップタイムの異常に気づきます
まず今回のレースのラップタイムが
13.0 11.1 13.4 13.4 13.1 12.9 12.5 11.8 11.6
の超スローでダートではなかなか見ない加速ラップです
この展開なら普通は前についていた馬が勝ちます
実際2.3着の馬は逃げ馬と2番手の馬です まずその展開不利をガン無視してることがすごいです

そしてシャンパンポップの上がり3Fが35.2
この数字も異常ですが、それ以上に異常なのがラスト2F22.7です
自分がストップウォッチで何回か測ってみてもラスト2Fは11.3 11.4ぐらいの数字に収束しました
(追記 ネット競馬3歳馬診断で推定ラップタイムがラスト2F11.5 11.2 と出てました。素人の私よりこちらの数字の方が正しい数字の可能性が極めて高いです)

シャンパンポップが加速したのは直線入ってからの2Fだとレース映像を見ても分かります
残り3F目、600m〜400mの区間は大外をぶん回した影響もあって前との距離感がかわってないです
そうなるとこのレースで記録した残り3F目の区間ラップ12.5がほぼそのままシャンパンポップ君が走ったタイムと同じタイムになる筈です

その前提でシャンパンポップ君が記録した上がり3F35.2に残り3F目の区間ラップ12.5を引くと残り2Fの走破タイムは22.7
つまりシャンパンポップ君はダート1800mでラスト2Fを22.7秒前後で走った事になります
こんな馬過去に居たでしょうか?私には記憶がないです(該当してそうな馬が居たら教えて頂けると嬉しいです)

実際直線向いた時点で前とは5.6馬身ぐらいはあった筈ですが、1Fで先頭以外前頭抜いていて、ラストは先頭の馬を一瞬で抜いてゴール
多少の誤差はあるかもですがこのラップの信憑性はあると思ってます
競馬に詳しくない方向けに簡潔にこのラップの強さを説明するのであれば「砂のディープインパクト」
幾ら湿った馬場でもダートでこんな加速力を持った馬は見た事ありません
詳しい方はやばさ、わかりますよね

脚元、コーナリング、砂被りとまだまだ課題の多いシャンパンポップですが強気に宣言します
次がどんなレースだろうが無事なら負けません
出資馬バイアス抜きのつもりで私はそう考えます (抜くのは無理)

三浦皇成2度見してました

DMMバヌーシーの良さ

DMMバヌーシーの良さは色々ありますが今回味わったのは
「会員数が多い小口クラブならではの盛り上がり」
「感動共有」です

会員数が多くていい意味で競馬になじみが薄い方も一口馬主として出資されている点が私は好きです
私も最初は競馬になじみが薄い一口馬主側の人間でした(いまは競馬中毒者です笑)
Xでオタおめをするとすごい数の方がオタおめしてくれてうれしかったですし、あっという間にTLがシャンパンポップの話題に染まったのもうれしかったです!絡んでいただいて本当にありがとうございます
自分が推してたからシャンパンポップに出資した方もいて本当に嬉しかったです!

「感動共有」の部分も今回のレースではすごく味わって、シャンパンポップが頓挫の多い馬ながら頑張っている姿を週一で動画や情報局で知らせてくれてたことで勝った時より強く感動しましたし、会員数が多いからこそより多くの同じ考えを持った方と感動を共有できました
デビュー戦や重賞の時に必ず作ってくれる動画もいつも感動しますし自分のテンションを上げてくれます!

今回は初現地勝利で口取りは当選しなかったのですが、口取りが終わった後に代表の野本さんにお礼の言葉を伝えるとすごく紳士的に聞いてくださいました(上り34秒台かも、ウシュバぐらいしか中距離ダートで上がり34秒台聞いたことないっすよ!!とかダルがらみしてすいません。35.2秒でした)
グラベルちゃんの秋華賞で会釈してくださった代表代行の椎名さんやいつも動画を撮影してくださる栗津さんをはじめDMMの関係者には感謝です!

まとめ

今回のnoteでお伝えしたかったことは大まかに分けて3つ
・圧倒的展開不利で圧倒的な勝利
・中京ダートでやってはいけない事をして圧倒的な勝利
・ラスト2F22.7秒の衝撃


本当に強すぎる内容のレースでした

本当は出資馬が勝ったら生観戦のほのぼの回想記事でも書こうかなぐらいの気持ちだったんですが、そんな場合じゃない素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたので、メインは冷静にラップタイム等を用いたシャンパンポップの凄さを紹介するnoteにさせていただきました

実は戦前、幸四郎厩舎が言ってることとやってることが違うと結構批判がありました。私も批判していた方の気持ちはわかりますし、同意する部分も正直少しだけあります
しかし生き物を扱うのが競馬なんで言ってる事とやってる事が変わってくる事はよくあることだと思います。特に担当者が優秀で担当者の意見を取り入れるケースの多い幸四郎厩舎は

今回のレースの快勝はコース追いを1度した影響もあったと思いますし、シャンパンポップの危うさを知っている浜中騎手が乗っていたら今回は追切の延長線みたいなレースになって負けたかもしれません
今回のレースは厩舎力とノーザンファームの組織力のおかげで勝てたと思っていますし、そのおかげでデビューができたと思っています

なので今回の勝利で私は今後何があっても幸四郎厩舎についていきます!
改めてこの素晴らしい瞬間を届けてくれたシャンパンポップと幸四郎厩舎と共に無事に走ってくれる事を願いながらこの仔の馬生を楽しんで応援していきたいです!!ありがとうシャンパンポップ🍾🍾


最後までご覧いただきありがとうございました
内容が良ければスキを押していただけると嬉しいです。モチベになってます!

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