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上猿田(かみさるた)のカツラ

推定樹齢約1000年 愛媛県の天然記念物
上猿田のカツラ

上猿田のカツラ_k

上猿田のカツラの言われと由来
この木は玉取山の麓の斜面にたたずんでます。
愛媛県ではこの木が最大の巨樹。

ミニミニ昔話
昔、上猿田の集落には、とても仲の良い二人の姉妹が住んでいました。
ある年、その娘たちの家は兵庫山に近いごぜんの森で焼き畑を行い粟(アワ)を蒔くと秋には立派な粟が実るため、姉妹は両親とともにごぜんの森に出かけ、大喜びで粟の穂を刈り始めたところふと畑の中央を見ると、2メートルほどにも伸びた大きく立派な粟の穂が見えたので、娘たちは喜び急いで駆け寄り先を争って粟の穂に鎌をかけました。

ところがあわてていた二人は過ってお互いの首に鎌をかけ力の限り引っ張ったため、二人の首はころりと切り落とされてしまったのです。
両親はこれを見て悲しみ、亡くなった場所に、この桂の木を植え、祠を建てて娘たちの霊を慰めました。

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