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桜を見て感じたこと

                      (2021.3.28)

 こどもの日まであと38日。人にはこんなに長くカウントダウンできる時間があるのに、桜は咲いたら「3、2、1、0!」と始まったと思ったらもう終わり。昨日近所の桜を見てきたのですが、仕事帰りの疲れた体に元気をチャージしてもらいました。今日はその「桜を見ながら感じたこと」をお伝えしたいと思います。

 華やかで潔くてはかない桜。見上げると自然に口角が上がります。笑顔になります。笑顔になると心が明るくなります。桜は「人を元気にしよう」とか「笑顔になってもらおう」と努力したりがんばったりしなくても、人を元気にします。ただ、そこで自分のできることをしているだけで。

 そこに存在するだけで人を笑顔にできるなんてすごいことです。人は、自分をよく見せようとしたり周りの様子を伺ったり比べたり、しなくていいことをたくさんします。本当は、桜のように、そこにいて自分のできることをしていたらそれで十分なのかもしれません。ただ忘れてはいけないのは、桜が花を満開にするまでに、根っこから葉っぱから栄養を吸収し、見えないところで花を咲かせる準備を時間をかけてしていること。そしてその準備のおかげで、人は酸素を受け取っている。人が出す二酸化炭素も植物が吸収してくれる。これも、豊かさの循環と言えます。

 あるに目を向け出すと、「あ、ここにも」「あそこにも」と芋づる式に出てきます。そしてさらに豊かなことを呼び込みます。昨年からメンターの方に再三にわたり「あるに目を向けて」と言われてきました。最初意味がわからず「見てるよ?自分の置かれている状況には感謝もしているし裕福ではないけど少しの贅沢はできているし」と思っていました。

 最近になって、「目の前には豊かさがあふれている」ということが実感でき、本当の意味で理解できるようになりました。自分の目の前に「ある」ものは見えるものも見えないものも同じだけあって、豊かさに包まれているのだと。見えないものという表現はスピリチュアル的なものをイメージさせやすいですが、それだけではなくて、誰かを大切に思う気持ち、とか応援したい気持ち、とかそういった自分の思いや、また、きっと私のことを応援してくれているであろう、家族や友人の存在。目の前にはいないし見えません。でも確かに存在しているし、自分を応援してくれている、と信じられる。

 あるに目を向けてどこまでイメージできるか、豊かなものに囲まれているか、これを想像できると心から感謝の気持ちが湧いてきます。
 今の心の状態を大切にしたいと思います。