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来年、私がやりたいこと。既に始めていること。

お久しぶりです。久しぶりにnoteを開き文章を書いています。
イギリスから帰ってきて早々、ありがたいことに下半期をWSやお芝居の予定でいっぱいにさせて頂きました。
日本語で芝居ができる、創作できる喜びを噛み締める毎日です。
来年以降の私の予定について、言語化、そして公表しておくことで実現可能にするという目的でnoteに綴っています。(思えば、留学のこともnoteに記していました。)
今年いっぱいで一旦、ゲストとして劇団様の公演に参加させてもらうのは最後にして、来年以降は自分の企画を動かしたいと考えています。

私には死ぬまでに絶対やりたい戯曲、というのがいくつかあって、「あ。これ、誰かがやってくれるの待ってたら一生回ってこないやつだ」と気付いたことがきっかけでした。
そして、留学を経て私の中でこういう演技体が好きだ。というものが明確になったこと。気付けば20代も終わりに差し掛かってること。これらのことから「行動に移そう」と思い立ちました。
やりたいことは以下になります。

【やりたいこと】
①学んできたマイズナーテクニックを用いてリアルな演技を探求し、共通言語を持った仲間で公演を打つ。
②本番当日おみくじでキャスティングを決める公演。

【既に始めていること】
オープンチャットを利用し、クローズな場でマイズナーテクニックをシェアする会を行い、共通言語を持った仲間を増やしている。



<やりたいことの①について>
私はロンドンのImplse companyでマイズナーテクニックを学びました。受けていく中で、こんなお芝居がやりたい、と目指すものが明確になりました。講師のスコットの導き方は素晴らしく、生徒全員が共通言語を持って同じ方向を目指し訓練することが出来ました。
そして、こうして同じ指標を持った仲間と一緒に公演が打てたらどんなにいいだろうと思いました。
現在の目標は、来年、既存の戯曲で一本公演を打つことです。(やりたい戯曲の候補は沢山あって、劇場等はまだですが…)
秋くらいに出来たらいいな、と考えています。

<②について>
①が絶対にやりたいことだとしたら、これは面白そうだからやってみたいな〜程度のことですが、以前呟いた時に結構反応を頂いたので記してます。スコットが香港で「欲望という名の電車」を上演した際に行ったやり方で、公演本番の朝にくじ引きでキャスティングを決めるというかなり挑戦的なアイディアです。
しかしここで起こるランダム性というのは、マイズナーのような演技体の場合非常に生きると思います。てか単純に面白そう!

<私の好きな演技体について>
好きな演技が明確になったって、どういうこと?と思われるかもしれませんが、一言でいうと、即興性のあるお芝居です。その瞬間に生まれたものを大事にして、芝居のプランを組むのではなく、相手とのやり取りの中で発見を繰り返していくお芝居。
(演技に対する考え方というのは、俳優それぞれが持ってるもので、何が悪いとか良いとかはないと考えています。)
私はここ数年、先に書いたマイズナーテクニックを主に勉強していました。留学で英国のスコット・ウィリアムズ氏から本格的にマイズナーを学び「自分の演技は相手が決める」「今この瞬間に存在して反応する」という考え方に感銘を受けました。
感情の記憶、想像力、さまざまな演技のテクニックがある中で、この考え方はすごくスリリングで面白く、こういうお芝居がやりたい!という基盤になりました。
最近は即興性を学ぶためにクラウンや、インプロなども学び始めているところです。

同じ方向、目的を持った仲間で芝居を作ってみたい。このことが非常に大きいです。

そこで【既に始めていること】として、LINEのオープンチャットを利用して仲間を集っています。
元々は友人に誘ってもらって入った俳優同士の稽古会のLINEグループでしたが、イギリスから帰ってきた際にこの場を利用してテクニックをシェアする会を行なったら?と提案してもらいました。
それから一度、三日間ほどマイズナーテクニックのシェア会を行い、参加者の方から好評を頂きました。
なるべく多くの人にシェアして、共通言語を持った人たちで戯曲を読んだりしたいなと考えてます。
もちろん私自身が訓練を必要とする俳優の1人なので、一緒に鍛錬して高め合う仲間が欲しいです!
(マイズナー俳優になるには20年かかるらしい…)

もし、この記事を読んで興味が出た人がいたら、ぜひこちらのオープンチャットに入ってください〜!

OCの宣伝になっちゃったけど、一番はこうやって決意表明しておくことで退路を断つことが目的です。やるぞやるぞ!うおー!
もうやりたいことを我慢しない。好きでお芝居やってるんだから、一度くらい完全に自分の好きで固めたお芝居をしたい。ワガママかもしれないけど、やりたいことが同じって人がいたら一緒にワガママやろ!って気持ちです。

OCに入るまでは行かなくても、なんだか面白そうだなと思ってくれた人。
よかったら見守り、応援してください。
どんな形であれ、きっと素敵な作品をつくりますからね。

それでは!


<おまけ>
昨年の留学中、私は演劇に対して一度失意のどん底に落ちました。
演劇に出会うきっかけ、憧れ、ある意味崇拝していた存在の消失。
私がお芝居を続ける目標、夢、が一度全て崩れ落ちて、演劇界というものに絶望して、もうここに残る理由なんてなくなっちゃうんじゃないかと思いました。
でもそのことがあっても、「まだお芝居がやりたい」と思う自分がいました。
あくまでも"きっかけ"を与えてくれた存在はあったけど、私はもうそこから離れて、自分の足で歩いて、色んな人や考え方に出会って、演劇のことを好きになってるんだということに気付きました。
誰も辛くない、安全で、同時に上質なものを求めるクリエイティブな場はきっと作れる。まだ変われる。誰かが作ってくれるのを待たなくてもいい。少なくとも私は痛みを知っている。演劇で傷ついた人は沢山いる。皆が痛みを知ってるから、きっと変われる。まずやってみよう自分で。
自分が動き出すきっかけとして、このことに大きな影響を受けていたことを思い出しました。
上手くまとめられなかったけど、このことも記しておきます。

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