【雑記】『パカパカパッション』関連の私的メモ

今田真二さんとプロデュース社関連の情報を調べていた際にパカパカパッション』はシリーズを通して
Ken Takeuchi
さん(漢字不詳、以下竹内さんとしておきます)
ディレクターであったことがわかりました。

【パカパカパッション】 low visibility PS版(PSP) 【ED】

Paca Paca Passion Special Arcade - Full game Playthrough


プロデュースは2000年頃業務停止したそうですが、それによってシリーズ最終作であるPS1版『パカパカパッションスペシャル』2002年4月4日にサイバーフロントから販売されました。
*PS1版のパカ1と2は開発を行ったプロデュース自身によって販売された

サイバーフロント、PS「パカパカパッションスペシャル」を4月4日に発売

PS1版『パカパカパッションスペシャル』のスタッフクレジットだと、竹内さんは「ディレクター」ではなく「サウンドディレクター」になっています。

【パカパカパッションSP】楽曲の良さを広め隊SP【手元なし 実況?】#3

サウンドディレクターとして竹内さん
AC版パカスペでサブディレクターだったYoshihisa Saegusaさんがディレクターになっています、プロデューサーは今田さんが続投
PRESENTED BY PRODUCE!となっています、スタッフクレジットにサイバーフロントは出てきません
タイトル画面では発売された2002年ではなく1998-2000年になっています、これは上記ゲームウォッチの記事でも同様です

2000年の竹内さんの日記から推測するに、竹内さんは2000年4月にプロデュースを退社しています。そのためPS1パカスペには外部スタッフとして関わった、もしくは全く関わっていない等の理由でディレクターでなくなっているのかもしれません。

今日は以前、制作に関わっていたパカパカパッションと言うゲームのシリーズ最新版のサントラを購入した。
(中略)
さて、私は無職生活4ヶ月目突入(汗)
(中略)
■2000.08.10

https://web.archive.org/web/20010305082713if_/http://www.eurus.dti.ne.jp/~k-take/diary/0008.html

ちなみPS1パカスペ起動時にサイバーフロントのロゴが出てきます。

【パカパカパッションSP】楽曲の良さを広め隊SP【手元なし 実況?】#1

起動時に表示されるサイバーフロントのロゴ

AC版パカ1の難易度については、竹内さんと今田さんで衝突があったそうです。

PacaPacaPassion(Arcade)
(中略)
# こだわりとキャリアの衝突(1999.11.30)
(中略)
僕は、その8分音符の連続が、このパートの一番の楽しい箇所と思っていたからです。
しかし、社長は難しすぎると、それはゲームが上手い奴の考え方だと言う訳です。この衝突が一番緊迫しましたね(苦笑)
とりあえず、僕は、この作品が初めての担当作品だったし、社長は「R-TYPE」を作ったキャリアの持ち主なので、完全に納得した訳ではないですが、社長に従う事にしました。その時にPS版には絶対フルチップモードを搭載すると決意しました(笑)今では、従って良かったのではないかと思っています。良い勉強をさせて頂きました。

https://web.archive.org/web/20001203134700/http://www.eurus.dti.ne.jp:80/~k-take/paca/01.html  
*一部改行を変更、及びBold装飾追加

このPacaPacaPassion TextにはAC版パカ1のことしか記載がありませんが、他のパカ(PS1版パカ1等)についても書く予定だったようで、項目だけは列挙されています。どのような内容だったのか気になります。特に「やられちまった特許事項」。


竹内さんは2002年4月に東京から広島に引っ越し(帰郷)したそうなので、その時点でゲーム業界からは退いたのかもしれません(後に復帰したかもしれませんが)。
同じ広島つながりの余談ですが、コンパイルの解散も2002年です。

【了】

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