メアリー

心理学を学びながら幸せについて考える雑記NOTE。映えない生活。元心療内科ナース。

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最近の記事

ホームシック

新婚時代をわたしは東京で過ごした。 遠距離恋愛の末結婚することとなり、2020年の4月から夫のいる東京へ上京することになった。 しかしコロナウイルスの流行と第一回目の緊急事態宣言が東京都に発出されたことにより、延期に延期を重ね、予定から3か月以上遅れてようやく上京することが出来た。 29年間住み慣れた田舎を離れたあの日のことは、忘れもしない。 その日は、母が近くの空港まで車で送ってくれた。寂しさもありだんだんと無言になっていく車内。 母は、明らかにいつもの母ではなか

    • 仕事辞めたい

      先日までのわたしは、通勤電車の中で毎日のように求人検索をしていた。 仕事を辞めたい理由はたくさんある。しかしそのほとんどが職場の人間関係と責任の重さからだろう。 毎日職場に行くことがストレスだ。 現在正社員の看護師として勤務しているが、毎日業務に追われており全く余裕がない。 寄り添ってくれない上司も苦手だ。 日曜日の夕方になると憂鬱になってイライラし始め、月曜日の朝はなかなか布団から出ることが出来ない。 これがサザエさん症候群とやらか…。 それから不妊治療も長引いてき

      • 「映え」は狙わない

        若かりし20代の頃のわたしは、友人と出かけるとSNS映えする写真を必ず撮影していた。 写真越しにどれだけキラキラさせられるか研究して、綺麗に撮れたものを友人とシェアしたり、SNSにアップしたり。 でもなぜだろう、こんなにキラキラしているはずなのに、いいねもたくさんもらえるかもしれないとワクワクするのに、肝心の心はあまり満たされていない。 そんな生活が数年前に変化した。わたしは友人のいない遠方に嫁ぎ、映えるものなんて撮影しなくなった。 するとお小遣い程度だがお金が貯まり

        • 失恋のその後

          過去に大失恋をした経験がある。 わたしは現在既婚者だが、結婚する前はそれなりに恋愛をしてきた(と思っている)。 恋人との別れは何度経験しても悲しく、いつも1週間くらいは落ち込んだが、すぐに立ち直ることが多かった。人生を前に進めよう、もっと1人の時間を満喫しようと。 しかしあの時の恋は並大抵の努力では忘れることが出来なかった。 彼は5つ年上のサラリーマンだった。 彼と知り合ったのは友人が誘ってくれた飲み会の席だった。彼の一目惚れから猛アタックが始まり、交際はすぐにスタ

        ホームシック