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高校教員のiPadの使い方

Google for Education認定トレーナーの笠原ですが、本日はGoogleではなくAppleのiPadの話です。一応、Apple Teacherの資格も持っていますし。

一人一台体制になってiPadはかなりの先生方が使うようになっていると感じます。

そのため、既に陳腐化したネタではありますが、高校の教員である自分が普段、どのようにiPadを使っているのかをご紹介します。

ちなみに自分の使っているiPadは2021年のiPad Pro11インチです。

Apple Pencilで授業準備

iPadを手放せない一番の理由は、まさにこれですね。

教科書の画像データやプリントのPDFデータをiPadで読み込んで、授業準備をガシガシと進めています。

iPadは2016年の9.7インチ Proモデルから使っていますが、Apple Pencilの使い勝手がやはり他のタブレットの追随を許さないなぁと感じています。

そしてこのApple Pencilを最大限活かすことができるのがGoodNote5です。

iPad上であらゆるプリントに書き込むことができるので、もはや授業ノートを作るという習慣がなくなりました。全てiPad上で完結できる状況です。

特にApple Pencilで作業できることのメリットを感じるのが、入試演習の時期ですね。プリントで準備していると恐ろしい量の紙が溜まってしまうのですが、iPadであれば場所も取らず、無くすこともなく、書き込んだデータを共有することも簡単なので、入試の時期の恩恵は計り知れないです。

授業としての使い方としては以下のサイトがかなり詳細に説明してくれているので、おススメです。

オンラインのホワイトボードとして使い、動画作成の時には実は「Explain Everything」というアプリもかなり便利なのです。

こちらも便利なのですが、GoodNote5の画面共有でも同じようなことができるので、日本語化されているということもあるのでまずはGoodNote5を使えると大体のやりたいことは実現できるように感じます。

動画の編集

M1のiPad Proを選んだ一つの理由が、もう少し動画作成などに挑戦してみようと思ったからです。

正直なところ、M1ほどの性能は要らないのですが(笑)、認定トレーナーの課題で動画づくりがあったこともあり、少しずつ動画を練習しています。

LumaFusionを使いこなせればかっこいいのですが……高機能すぎてついもっとお手軽な編集アプリを使いがちです(笑)。

授業でも生徒のアウトプットに動画などをだんだん取り入れたいと思っているのですが、まずは自分がやってみないと勘所がわからないですからね。

iOSの標準装備のiMovieでも相当に高度な編集ができるので、授業でお手軽に動画を扱える時代になったなぁと感じます。だからこそ、動画という言語表現をちゃんと考えていきたいと最近は感じます。

色々な書き物

iPad Proの性能があると、ちょっとしたテキストの編集はノートパソコンに近い感覚でサクサクと取り組むことができます。

職場や出先で持ち歩いて使う時にはEwinのキーボードを使っています。

自宅などの据置の環境ではAnkerのキーボードを愛用しています。

パソコンを使うまでもないちょっとしたメモや原稿のアイデア出しにはiPadで気軽に打ち込むのが便利です。

厳密に記録を残す必要のない会議などでは、直接WorkFlowyに会議の話題と考えたことをTwitterのように書き込んだり、Notionにもう少し形を整えて記録を書いたり、テキストを残したい時にキーボードを使った作業が非常に便利です。

少し前のiPadだとここまで快適にテキストの編集ができなかった印象がありますが、現在ではテキストを書くということについては、パソコンと全く遜色がないと感じます。

ややショートカットキーに制限があるなど、使い勝手は完璧に同じとは言えない点もありますが、頭の中をすっきりとするために書き出すための用途としては必要十分でしょう。

テキストを打つことが気楽になったことの一番の恩恵は読書記録がしやすくなったことですね。Split Viewを使いながらKindleアプリで本を読むと非常に記録が捗ります。

あとこのnoteの下書きもiPadを使うことが多くなりました。テレビを見たりしながら下書きを打ち込むと随分書くことへのハードルが下がります。

Googleのアプリは…

最後に難点を少しあげておくと、iOSやiPadOSとGoogleアプリはあまり相性が良くないですね…。

ドキュメントの簡単な編集くらいであればストレスはないので良いのですが、スプレッドシートやスライドもなかなかChromebookの快適さを知ってしまうと、その差に厳しさを感じますね。

一番の問題は、Google Classroomの挙動がとにかくストレスフルなことです。通知が行方不明になりやすいですし、開くまでもM1iPadでももっさりとするので、これでコミュニケーションは厳しいと感じます。気長に使わないとダメですね。

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