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落ち着いた学級経営のために

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

新年度から早くも一ヶ月が経とうとしていますが、このくらいの時期まで来ると各学級の色が出始めていますね。

担任の性格というか雰囲気というか、そういうものによって少しずつ教室の雰囲気が変わっていると感じます。

どのような学級経営がよいかということについては、自分は何かを語るほどの知識は持ちませんが、個人的に思うこととしてはあまり子どもたちの心を動揺させないことが大切だろうと思っています。

そのような観点から、個人的に学級経営として押さえていることを紹介します。

黒板を綺麗に

子どもたちの心を動揺させないという観点から考えると、子どもたちの目に一番良く入るものである、黒板を綺麗にしておくことは大切だと思っています。

授業としてもチョークの汚れが酷くなってくると、視認性が悪くなるので明らかに効率が悪くなります。

また、黒板が汚れていたり、チョーク受けがチョークまみれになっていると、かなり教室の雰囲気が雑然となります。そのため、やはり黒板はマメに綺麗にしておきたいと思うのです。

黒板周りが汚かったり、チョークの管理が悪かったりする教室は、割と全体的にも雑然となりやすい印象を持っています。

掲示物は丁寧に

ICT化を進めているものの、まだまだ紙の掲示物がやたらと多いのが学校という空間です。そのため、油断しているとすぐに掲示物は見た目が酷いことになりやすいです。

非常に掲示物の管理は手間なので気が進まないところではありますが、配布されている掲示物は手間を惜しまずにきちんと貼った方が良いです。

貼る位置についても、生徒が荷物をぶつけるようなところは避けた方が良いですし、また、これもよく言われますが黒板の周囲に過剰に掲示物があるのは気が散る原因になるので、やはり教え通りに避けた方が良いのです。

また、どちらかといえば、掲示物は貼ることよりも剥がすことの方が雑になりやすいです。つまり、期限が過ぎたような掲示物を延々と貼り続けるようなことになりがちです。

そういうことも雰囲気としてはあまり良くないので注意した方が良いでしょう。

ゴミ箱は常に綺麗に

一番、油断していると危ないのがゴミ箱です。

ちゃんと日常的に子どもたちに言っておかないと、平気でゴミが溢れていても無理矢理に押し込んで知らんぷりするようなことにもなりがちです。

ゴミ箱が溢れ出すとこれからの夏の時期は臭いもかなり気になりますし、何よりも見た目がよくないのです。

教員がやるか生徒がやるか

こういう環境の整備を誰がやるかは、ちょっと立ち止まって考える必要があるとは思っています。

教員が何でもかんでもやってあげてしまうと、子どもたちは自分で考えて何かをやろうとはしなくなるという可能性も十分に考えられます。

子どもたち自身の生活の場なのだから、自分たちが気付いて動いた方が良いという気持ちも自分の中にあります。

ただ、個人的にはこの四月の時期には今の学校の形だと、かなりストレスがかかりやすくて、色々なことで疲弊しているケースがあるので、そういう様子を見ていると、刈り取れる不快感は担任が刈り取ってしまってよいのではないかという気もしています。


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