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三年間のイメージを持つ

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

4月からの仕事に向けて準備が本格化する時期です。

新しく担任になる方は生徒の顔が分からないままに、ドキドキと子どもたちがやってくること待っていることだと思います。なかなかどのような子どもがやってくるかを想像しながら、4月からのことを心配している時期だと思います。

高校の担任としてこの時期にしておくとよいことを思いついたときに書こうかと思っています。本日は「三年間のイメージを持つ」ということが大切だという話を書いておこうと思います。

出口のイメージを持つ

入学の時点でゴールのことを考えるのは難しいところですが、一貫した指導を続けるためには、スタートの時点でゴールのイメージを持つことが重要です。

生徒から一番嫌われることは、教員が言うことが時と場合によってまちまちであることです。一貫していないことを言われると、生徒は強くフラストレーションを感じます。

一貫した仕事をするためには、確実にゴールに向けてのイメージを持っていることが重要です。

具体的には勤務校にある程度の期間勤めているのであれば、その時に学んだその学校の目標を自分なりにかみ砕いたことを、もし新しく赴任する学校であれば、短い期間の間でできるだけ多くの先生から情報収集して理解したその学校の目標として理解したことを、まずはしっかり言語化することです。

そして、その内容を常に目につくところに置いておき、自分の中でブレないように心がけることが重要です。

可能であれば、その理解したことを体現する言葉を、普段から生徒から学級で声をかけるようにし続けるようにしたいところです。

どうしても仕事が忙しいと、自分の目的と普段の振る舞いが一致していかなくなることがあるわけです。そういうアンバランスを自分で軌道修正をしていくときに、ゴールからのイメージが重要になるのです。

時機が来ることの方が大切

三年間のイメージとゴールからのイメージが固まると、どうしてもその時々に色々なことを、できるだけ大切なことをたくさん伝えたくなるものです。

しかし、その子どもたちにとって一番、理解を深めることができるような時機が来なければ、どれほど大人が熱意を込めて話をしても、なかなか上手く伝わりません。

だから、本当に心がけるべきことは「量」や「質」よりも「タイミング」なのです。どのタイミングならば、一番伝わるのか。そして、その一番伝わるタイミングに向けて、どういう伏線を張りながら日々の声かけを考えていくのか……そういうことが逆算の正体です。

一枚の表にまとめよう

最初に紹介したとおり、三年間のイメージはしっかりと書き出した方が良いのです。

その時にはあまり細部まで作り込み過ぎず、雑にはならない程度の確度を目指すことになりますが、そのバランスのコントロールは紙の大きさで行うとよいと感じます。

個人的にオススメなのが、B5(もしくはA4)サイズに3年間の一覧を書き出してみることです。

36ヶ月(厳密にはもう少し短い)分の流れを表にしてみると、手狭になるくらいのサイズに精選して書いてみることがコツです。


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