僕のキャリアを作った50の言葉 その11

自分はあることでは誰それに勝てないし、あることでは誰それに負ける。だから、自分には何も優れたところはないけれど、自分が皇帝になったのは、今挙げた有能な誰々よりも、自分が素直になれるからである

ハドリアヌス(ローマ皇帝)

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自己認識の確かさと、“素直さという美徳”を兼ねそなえていることが、リーダーたる条件なのだろう。まさに、将としての度量、器である。事業会社の部長クラスには、こういう「彼を男にしたい」と思わせられる人が多い。小手先の権謀術数で自分を大きく見せようとしても、それは残酷なくらい見抜かれる。もっとも、組織を束ねる上で、リーダーとしての信念・哲学は筋を通しておくことが必要だろう。例えば私の場合、「どちらが正しいか、ではなく、どちらが美しいか」を軸に判断していきたいと思っている。

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