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新宿からJR中央線に沿って西へ撮り歩きを始めていました。

ゴムで飛ばす紙飛行機をしているご老人たちの集まりに出くわした。

それらは空に向かって飛んだら、あとは風に身を任せるだけ。

ある紙飛行機は、ふわふわ〜と広い公園の先の方へ。
ある紙飛行機は、あっという間に地面に落ちる。
ある紙飛行機は、低飛行をしながらもじわりじわりと飛行距離を伸ばす。

着陸したら、それを拾ってまた空に向けて発射をする。
ただそれを繰り返す様子をぼくはしばらく眺めていた。

・・・

2022年の年末。
ふと思い立ち、愛機のコンパクトデジタルカメラricoh GRⅢと中判フィルムカメラPentax645N、両親が使っていて勝手に家から持ってきたPentax espip120miを携えてJR中央線の新宿駅から西へ向かって歩き始めた。

ルールは簡単。
とにかく線路沿いを歩いていく。1日で歩けるところまで歩いたらその駅をセーブ地点とする。ゴールは立川駅。
翌日以降、そのセーブ地点から歩くのを再開する。
基本は、歩きのみとするが運動不足で足が痛い時はバスの使用を認めさせてもらっている(誰に?)。

本当は、歩いたその日にこうして日記を書いていきたかったんだけど、過ぎたことは仕方ない。
この何年間で、何かを始めることに完璧を目指しすぎると何もできない、って自分に言い聞かせるのが得意になった気がする。

今日で日数にすると6日目を終えました。
今日のセーブ地点は、武蔵小金井。あと1日でゴールできそう。

これを機会にJR中央線のことを知っておこうと調べてみると、正確にはいくつか運行区間があって名古屋駅までを結ぶ中央本線だとか御茶ノ水〜三鷹駅までの中央・総武緩行線があることを知る。

そして、僕がこれから話題に出す中央線とは東京駅〜高尾駅を走る中央線快速のことになるので、そのつもりで読み進めてもらえたら嬉しいです(おそらく一般的にもこの線が中央線と呼ばれていると思う)。

中央線の歴史はなかなかに古く1889年に開通して、約130年以上運行している路線でした。

停車する駅といえば、住みたい街ランキングのいつも上位に出てくる吉祥寺や古着やサブカルチャーが集まる中野や高円寺や西荻窪、秋の紅葉で有名な昭島記念公園がある昭島、終点の高尾山まで行けばもう自然さまさま。

駅から駅を渡り歩いて感じているのは、様々な街の表情があるんだな〜ってこと。だけど、どこもトゲトゲしてなくて柔らかい雰囲気を感じるのです。

そんな中央線が走る表情豊かな街並を僕は好きになりました。

何を撮っているのかってことだけど、ひたすら風景や気になった光、植物、建物、食べ物、突如遭遇した猫や犬ばかり撮っている(普段は、モデルさんやお芝居をされている方の人物撮影が多いけれど)。

きっとそれは特別なものじゃないかもしれない。
だからこそ、写真にしてみた時に感じてもらえるものがあるんじゃないかって思っています。

あとずっと一人で黙々と撮り歩いていると、ナチュラルハイみたいなすナッパーズハイなモードになる。
これがゾーンってやつかと一人で楽しんでいたりもするのだけど、今日は出くわした鳥を追いかけたら坂道で滑っていた。

きっと、この滑った瞬間の僕を撮った人がいたとしたらベストフォトだ。

それくらい無我夢中になっている。
よく奥さんが水分を摂るように言われているけど、口びるが少しカサッとしたことにようやく喉が乾くことに気づくこともある。

それくらいハマりながら続けている。

まとまりがないようだけど、この取り組みで撮影した写真の展示を計画しています。
また発信するのでよかったら僕のSNSをなんでもいいからフォローしておいていただけると嬉しいです

追記。お知らせを書きました。


これは僕にとって1つの挑戦。
この挑戦号という飛行機はどこに飛んでいくのかは正直わからないけど、
だからこそどこに着地できるのかを楽しみたい。

次回は1日目のことから書いていこうと思います。おそらく写真多めです。

https://www.instagram.com/kookamoto/?hl=ja




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