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教科横断的生徒指導

「せんせい、AくんがBくんを叩いていたよ」と3年生の女の子が告げにきた。

「あたまを叩いていた」というので、

どれどれ、と現場に向かい、
「脳細胞が壊れるからやめようね」と言うと、

3年生男子Aくんはこう言った。
「さいぼうって、なに?」

「えっ?えーと…みんなはさいぼうからできている。だからたいせつ。」

「さいぼうってなに??」Aくんは納得しない。

「うーん、とにかく、叩かないの!」とギブアップするわたしであった。

「大丈夫だよ!こわれないよ!」Aくんは細胞が何か知らない割に楽観的である。

放課後、教頭先生に
「答えられなかった…」と言うと

「国語辞典の使い方を習ったばかりだし、『辞書で調べなさい』と言えばいいんですよ」と教えてくれた。

なるほど。
国語の学びが生徒指導に活きる、
クロスカリキュラムな返しである。

勉強になります。

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