Katelin Snyder その2

 前回のハリーとの違いで考えると、カウントの有無、コール量が少ない、抑揚が大きい。

 レース戦略的な事で見習うべきは、GBとカナダとの三つ巴において、GBを上手く利用してカナダとの差を縮めているところだと思う。GB-カナダーUSのコース順で一つ向こうにいるGBを中心に意識させて、刺せるポイント(750Mあたりのアタック)で並ぶところ。そこから、GBを突き放すというイメージでカナダに近づいていくところ(そのように意識を向けさせているところ)が上手いのではないかな~。

 ハリーと比べると強調されるのは1コールでの発声量?が少ない点。すごい細かい気もするけど、発声量少ない方が抑揚は付けやすい。自分の場合は発声量減らすと声色が高くなってリラックスみたいなイメージを抱かせている。低いトーンで発生量少なくの方が聞き取りやすいって、昔先輩に言われたわ。カウントすることも艇速上げる要素だから、言い方にもこだわるべきだって新人戦のとき思ったのを思い出す、気合の入るカウントですね。

 あとは、1500m付近のコール。僕には「change the call」に聴こえたところ、スパート行こうみたいな意味なのかな?違う言葉な気もするけど。この言葉を直訳したら、コールの仕方変えるよになる。スパートに入ったらコールの仕方を変えるのは一つの良い手段だと思う。コンスタント区間は武豊が乗っていて1500mからはアニマル浜口がCOX乗っているみたいなね。デメリットもあるだろうから考えたうえで意識してみるのもいいかも。例えば、カウントの仕方とか、語調とか。わからんけど。

世界大会の決勝のレコーディングってかなり貴重なうえに、中盤まで3位のところ刺して優勝するレースってレア物ですね。スナイダーのコールをシャドウイングしてみると発生量が少ないことや抑揚のこととか分かりやすい。

どこかの記事で佐々野さんが言ってた、漕手を意識してコールしてるつもりでも自分の焦りとかが反映されているっていう言葉が思い出されますね。

今日は終わり。

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