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iPhoneカメラ最短距離で_03

スマホとワイコン・・・寄れると楽しい!


スマホカメラは、レンズ交換とかアクセサリーとか悩むことなく、それだけで完結するので、便利なツールに違いないのです。
じゃあデジカメは使わなくなったかと言うとそうでもなくて、なんとなくオールドレンズとかトイレンズ使ってみたり、下手なりに遊べる部分が楽しいのですね。

スマホカメラでもそんな遊び道具というか、マクロとか広角・望遠用のアダプタレンズが多種販売されてて、スマホ撮影の可能性を広げてくれるのは確かです。
ミラーレス一眼の交換レンズに張り合うというより、レンズ交換できないコンデジにオプションでいろんなコンバータレンズやアダプタが用意されている状況と似てるかも。

古くはiPhone3GSのカメラ画角が(35mm換算)38mm相当で、普通に室内で写すにもちょっと窮屈だったこともあり、この手のスマホ用アダプタレンズの中で真っ先に入手したのはワイドアダプタレンズでした。

当時は水平線も垂直線もかなりタル型に歪むもんでしたが、喜んで使っていた記憶があります。

iPhone+ワイドコンバーションレンズ

左:iPhone12miniとBlack Eye Cinema Wide / iPhone4Sと製品名不明の0.67×Wide
右:iPhone12miniとPanasonic ワイドコンバージョンレンズ VW-W3707H

最近はスマホ用ワイドレンズでなく、カメラ用ワイコンをもっぱら使っています。上右写真のようにスマホレンズとしては確かにデカいのですが、中古価格だとスマホ用レンズとそう変わらない金額だし、写りに期待して入手したわけです。

左:Panasonic VW-LW4307M /VW-W3707H
右:Nikon WC-E67/奥はWC-E63(スマホ用クリップ+37-28mmステップダウンリング)

Panaが0.7倍のワイコン、取り付けネジがそれぞれ43mm/37mm。
NikonはWC-E67が0.67倍。
WC-E63は0.63倍ですが、スマホに着けて持ち歩くには少し大きすぎるのであまり出番はないです。

iPhoneで使う時は、W3704Hの方は取り付けが37mmネジ・Nikon WC-E67は28mmなので37-28mmステップダウンリング併用でスマホ用φ37mmクリップが使えます。
Panasonic VW-W3707H:直径が約6cm、先端までの長さが5cmくらい。
Nikon WC-E67:直径が約5.5cm、52mmのフィルタネジが切ってます。こちらはステップダウンリングをはさんでもクリップの取り付け面から長さ28mmくらいとコンパクト。

デカいだけ補正が効いているのか歪みは気にならないですし、フィルター径37mm/43mmの小さなレンズに限られますが、デジカメのレンズにも流用できるので重宝してます。
iPhoneで使うと最短撮影距離がかなり縮まるようで、寄っていくとレンズ先端にぶつかります(^^;

実写例_iPhoneノーマルとワイコン

アガパンサス
左:iPhone12miniノーマル ほぼ最短撮影距離
右:iPhone12mini + Panasonic VW-W3707H

ワイコンレンズをつけると最短距離も0.7倍とかになるようです。画角を広げるというよりも、寄るためにワイコンを着けてるという感じです。
iPhoneのカメラもだいぶ広角となっていて、今使ってる iPhone12miniで35mm版換算26mm相当。最短撮影距離約6cm。
一方で手持ちのデジカメの広角レンズだと20〜25cmくらいが最短距離です。

実写例_デジカメとiPhone+ワイコン

姫女苑(ヒメジョオン)
左:FUJIFILM X-A3 Pentax-110 18mm f:2.8 (35mm換算27mmの画角)
右 iPhone12miniノーマル どちらも最短撮影距離で

左がFujiのデジカメ+古いPentax-110用レンズ。iPhone12mini(換算画角26mm)と似たような画角ですが、最短撮影距離25cmで小さい花だと物足りない感じです。やはりiPhoneの6cmまで寄れるのがありがたい。これで背景のボケがコントロールできればもっと嬉しいのですが・・・

実写例_iPhone+ワイコンとiPhone+スマホ用マクロレンズ

左:iPhone12mini + Panasonic VW-W3707H (35mm換算で18mmの画角)
右:Phone12mini + AUKEY 15×MACRO(スマホ用マクロレンズ)

左がiPhoneにワイコン着けた状態。先ほどのiPhoneノーマルより3cmばかり接近。広角になった分バックは広がり逆に花の方は少し大きく写ってます。
右はスマホ用マクロレンズ。
大きく撮るというなら、スマホ用のマクロレンズのもんですが、ただ、撮影距離がごく限られる(このアダプタレンズだと先端から2〜2.5cmあたり)。バックもかなりアウトフォーカスになります。どこで撮っても一緒とまでは言わないが、マクロなりの用途で使った方が良さそうです。せっかくの広角なので背景環境も写し込みたいわけです。

iPhoneの超広角だと

iPhoneの超広角の方は35mm判換算14mm相当らしいです。
これでもうワイドは本体だけで充分ではなかろうかとも思ったのですが、相変わらずワイドレンズ重宝しています。理由は超広角レンズ(アプリでの表示が「0.5」の方)で画角は確かに広いけど、寄れない。
iPhone12miniの標準レンズで最短撮影距離が被写体からレンズ面まで約6cm。画面短辺に55mmくらいが最大。ワイコンレンズ着けて2cm近くまで画面短辺に40mmのモノがちょうど収まるくらいに寄れます。
超広角に切り替えると最短撮影・距離はほぼ変わらず、結果目一杯大きく写しても、短辺110mmくらいの倍率になってしまいます。

左:iPhoneノーマル 中:iPhone+Nikon WC-E67 右:iPhone 超広角
iPhone12mini 超広角

これでもぎりぎり寄って手前の花は前ボケ気味。SuperWide側のレンズにクローズアップレンズをつけてもっと寄れないか試したこともあったのですが、画角が狭くなるだけであまり意味なさそうなのでやめました。
もちろんパンフォーカスで撮りたい時は助かってるので文句は言えない(^^;

iPhone12mini + Panasonic VW-W3707H

こちらは、さきほどとほぼ同じ位置からiPnone12mini+ワイコンあり。画角的にはiPhoneの超広角ほどワイドアングルとなりませんが、やはり寄れると嬉しいものです。

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