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生きてるだけで、愛。


「いいなぁ、あんたは。私と別れられて。」


私は時々、
ふいに生きるのを辞めたくなる。


こんなこと人に言えないけれど、
それはふとした瞬間に私にやってくる。


今日もそうだった。

月に一度、私は女を辞めたくなる。

私を苦しめてくる下腹部を取って、
楽になりたくなる。

私は生きている限り、
この身体と付き合っていかなければならない。


「いいなぁ、あんたは。私と別れられて。」

そう言う相手もいない。

この身体であり続ける理由なんてない。

将来に大きな希望があるわけではない。

日常に不安があると、
『鬱』を調べるくらい不安定。

でも、私は私の心とも身体とも別れられない。

辛い。

それでも別れる勇気がない。

堂々巡りの中で、
私は今日も一日を終えてしまった。


そして明日がやってくる。


私だって、こんな私と別れたい。


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