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海外でプレゼンするときに気を付けるべきボディランゲージ10選

こんにちは、米田 @ 富士通でマーケティング変革実行中です。
先日受講した海外向けプレゼンテーション講座で良くまとまっていた資料があったので、メモ代わりに日本語で記しておくことにしました。海外向けとなっていますが、日本でもほぼ同様に意識すべき点があるので参考になると思います。また、プレゼンテーション以外にも、会議、写真撮影、面接等、応用が利く場面が多そうです。


#1 腕や足を組む

意外とやってしまいそうなのが「腕を組む」です。このボディランゲージは「抵抗」「無関心」「閉鎖的」という印象を与えてしまいます。この動作は避けた方が良いことの筆頭に来ます。

一方、座っているときに足を組むことも、日本では偉そうに見えるので避けた方が良いとされてきましたが、最近はスタートアップ界隈のカンファレンス等では許容されているため、足を組んでいる人も見られるようになってきました。

#2 聴衆に背中を向ける

プレゼンターが自分の背後にあるスクリーンの方を向いてスライドを見ながら話していると、聴衆からはプレゼンターが自分たちの反応に関心がないと思われてしまい、失礼にあたります。

大きな会場では最近は返しのモニターやプロンプタが用意されていることが多いため、完全に後ろを向くことはないかもしれませんが、返しモニターを見続けていると目線が下に固定されてしまいこれもよろしくありません。

対策としては、常にスライドを見なくてもいいように事前の練習が必要になります。

#3 アイコンタクトを避ける

プレゼンターが聴衆とのアイコンタクトを避け、下ばかりを向いていたり聴衆の方を見ていなかったりすると、聴衆からはプレゼンターが自信がなく不安になっていると捉えられてしまいます。いろいろな聴衆に1~2秒ほどアイコンタクトをして目をそらすのが効果的で、そうすることで、聴衆はプレゼンターの話に注意を払うようになり、より積極的に聞いてくれるようになります。

#4 聴衆の中の一点だけ見つめる

一方、聴衆の中の誰かひとりだけとアイコンタクトを取ったり、会場内の一点だけを見ることは避けるべきです。見つめられた聴衆は緊張してしまいますし、プレゼンターも緊張していると見られてしまいます。

#5 一か所だけに留まっている

壇上で一点に留まらずに動き回ることで、聴衆の注意をより惹きつけることができます。また、自身の脳の活性化も促せます。演台や返しモニターの関係であまり動き回れない会場もありますが、その中でも最大限の工夫をすると効果的です。

#6 速く長く歩きすぎる

壇上で歩き回る場合、あまりにも速く歩き過ぎたり、長い間歩き過ぎたりすると逆効果で、聴衆からはプレゼンターが緊張しているように見えてしまいます。

メッセージを効果的に伝える際に歩くのが良いとされています。たとえば誰かに話しかける場合にその人の近くに行ったり、3つの点を強調したい場合、1点目、2点目、3点目と話し始める時にひとつステップを踏む、といった具合です。

#7 ジェスチャーをエンドレスに繰り返しすぎる

ジェスチャーを入れることは、メッセージを強調するにあたりとても有効ですが、ジェスチャーがあまりにも頻繁に入れすぎると、意味がなくなったり滑稽に見えてしまいます。

ジェスチャーを効果的な場面で適切に使うことで、聴衆がメッセージを理解できるようにします。

#8 ソワソワする

聴衆からはプレゼンターが緊張しているように見えてしまい、プレゼンターの話に集中できなくなる可能性があります。自分が緊張しているかどうかは、プレゼンテーションのリハーサルをビデオで撮ってみて確かめてみると良いです。無意識にソワソワしている場合もあり、ビデオを見返すと気づいて修正することができます。

#9 笑顔を忘れる

プレゼンターは真面目すぎる、温かみがない、近寄りがたい、という印象を与え、共感が得られなくなります。

笑顔は共感を得るのにとても効果的なツールだとされています。

#10 話す速度が早すぎる、遅すぎる、トーンが低すぎる

声は、プレゼンテーションの中でも最も重要なツールの一つであり、聴衆に聞いてほしい言葉を強調し、重要なことを明確に表現する場合に、声の強弱をつけたり、ポーズを入れたり、イントネーションを変えたりすることで効果的に伝わります。そうすることで聴衆を魅了したり、メッセージを理解してもらうことが出来るようにになります。


上手なプレゼンテーションを実施するには、聴衆を意識してボディランゲージに関するこれらの10のポイントに気をつけながらひたすら事前練習を重ねる必要があります。

海外のプレゼンターは本番までにかなりの回数の練習を重ね、自撮りしたり関係者に見てもらってフィードバックを得るなど、自身にとってはあまり心地よくない事も含め準備をしてくるので、それに負けないくらい練習をしていく必要があります。特に英語など外国語でプレゼンする場合はなおさら事前練習が必要です。ここは肝に銘じたいところです。

最後までお読みいただきありがとうございました!では、また!


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