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帰国中につき我が祖国から

こんばんは。

ただいま一時帰国で日本にいます。思ったよりも早く帰ってくることになったせいか、そこまで強く懐かしいと感じることはなかったけど、やはりほぼ毎日通っていた上野周辺を歩くと、長い間ここにいなかった実感というのは沸いてきました。

帰ってきてから1週間ほど、発つ前に、ある人に”find a new Japan”と言われたことが、何かと心にある日々です。違う国で半年間過ごした後なら、きっと今まで知らなかった、気が付かなかった日本の良いところに出会うと思うよ、ということだったんだけど、確かに、自分も街も何も変わっていないようで、すべてが違って見えるような気もしていました。とにかく食事は、美味しくて安くて最高ですね。電車が1分遅れただけで、ひたすらに「お急ぎのお客様にはご迷惑をおかけして、大変申し訳ございません」と繰り返す車内アナウンスが、素晴らしいと感じると同時に少し滑稽に思えたり、3分遅れでやってきた電車に以前は「なんやねん!」と思っていたような気がするけど、今は全く気にならなくなっていたり。よく使っていた根津駅を出たところの階段、上るたびにあーしんどいなあ、と思っていた気がするけど、今は何のひっかかりもなく上りきることができて、なんか、知らないうちに忙しなく、心の奥の方に疲れをためながら生活していたのかなあ、なんて思ったり。今のベルンでの生活は慣れないこともあったし今もあるし、ストレスがかかる日ももちろんあるんだけど、とにかく幸せで充実している気持ちが溢れている気がします。何が違うの?といざ聞かれると、なかなか自分でもよくわからなくて言語化できなかったり、何もかも変わって、何もかも違うんだけど、私という人間自体は案外そんなに変わっていなかったりするのかもしれないな、と思ったり。



久しぶりに友人たちに会って話せたことは、何よりとても嬉しかったです。まだ高校時代のベストフレンズにはこれから会うんですが、みんなもたくさん何かを乗り越えて、前進して、大きくなっている人たちばかりで、そんな彼女ら彼らの友人であれることを、すごく誇りに思いました。半年以上離れていても、変わらず友人でいてくれることに、ものすごい感謝の気持ちもありました。
9月に日本を発ったときは、この友人たちと過ごす時間や、会って話す幸せを手放すことがすごく怖かったのを覚えています。でも多分これからは、自分たちの生きている道を精一杯走って、走って成長した先々でお互いにお互いを労わったりエネルギーをもらったり笑ったり、それを糧にまた走って、きっとそういうふうになっていくんだなと思ったし、そんなふうにあれたらいいなと思いました。行く先々で私は素敵な人たちに囲まれて、本当に幸せ者です。


miniTua wind ensemble 引き続き活動中です。よろしくお願いします:))
photo by @yumemochi_photo

比較的家族ともゆっくりと過ごすことができて、良かったなと思います。今度はスイスで会えたらいいと思いますが…

きっとこの後スイスに戻ってからは、少しずつ忙しくなっていって、プレッシャーもストレスも少しずつかかってくるのかもしれないなと思うんですが、きっと楽しんでいけるだろうという気がしています。帰国中の2週間弱で得た気持ちや、友人たちからのポジティブなエネルギーが、きっとたくさん私を支えてくれると思います。そして、ベルンの街がもうすでに私にとって帰りたい街で、大好きな生活の場で、会いたいみんながいる街になっていることに、幸せを感じます。まっすぐ頑張っていきます:)




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