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⑮参考にならない就活体験記(後編)

日中でも肌寒く感じることが多くなり、秋が始まっていることを改めて感じるようになってきました。

もし来年に就活を控えてる、公務員試験に挑戦する、といった人がいたら、こんな記事読まないで勉強やエントリーシート書く練習とかした方が一億倍有意義だと思います。
就活の練習なんかちゃんとやったことないし何するのか知らないけど

そんなことはさておき、前編に引き続き今回は2次試験と就活全般についてゆるりと書いていきます。

1. What is 2次対策?

なんでか知らないけど1次試験を突破できたので、結果発表から約2週間後に控えた2次試験について対策をしなくてはならなくなりました。

2次試験は面接と集団討論
(&成績には関係ない適性検査と1次の時にやった小論文)

集団討論のテーマはまたしても県の農業の活性化
どんだけ農業に困ってんだ福祉の話をさせろ

とりあえず収穫量や売り上げといった県の農業に関するデータや施策、他県や企業などの取組みをまとめて終了


問題は面接
一応面接票はありましたが、も~~何書けばいいのか分からん

Q.学生時代に力を入れたことは?
A.楽器

Q.関心があることは?
A.音楽、ゲーム

Q.採用されたら何したい?
A.知らんわそんなん

こんなの書いたら落とされるわ

これではマズいので、とりあえずそれっぽく書くために参考書を買いました。

『2022年度版 最終面接官が教える!
公務員面接突破術』

教養試験に引き続きまたまた登場
高橋書店の参考書(宣伝ではないです)

面接票の書き方や面接対策だけじゃなく、集団討論対策も載っていたので助かりました。
勉強法は流し読みですが

とりあえず流し読みと面接の参考にするために県の地域福祉支援計画を読んだりして2週間程過ごしました。

2.結局大体話すだけ

2次試験は2日に分けて行われました。


7月末に行われた1日目は、近所の合同庁舎で適性検査と10分程度の面接
適性検査は性格検査と、内田クレペリン検査という不規則に並んだ隣り合う数字を一定時間内でひたすら足していく検査

最初の方はすんなり出来るのですが、終盤は脳がフリーズしかけることも
二度とやりたくないです。

面接は基本的に票に書いたことしか聞かれなかったので補足しつつ自分の考えなどを話すだけ、10分ということもありすぐ終わりました。

1日目からさらに2週間後の8月中旬、試験2日目は県庁で、集団討論と2回目の面接

集団討論のグループは恐らく福祉職受験者で固められていたのもあり、農業に障害者雇用を勧める意見が多かったです。

そんなことは誰かが言うかと思っていたので、企業や大学など研究機関との連携について話した覚えがあります
資料の持ち込みが出来ず、その場の勢いで話していたので記憶が朧げです。


最後の面接も面接票に書いたことだけ聞かれました。
1回目と違うのは時間が30分ほどあったことと、部活について特に掘り下げて聞かれました。

面接官は若めの男性2人と偉そうなおじさん1人
「この人たちに楽器の話や曲の解釈の仕方の話をして分かるのかな?」と思いながら話しました。
部活や音楽についてたくさん書いて、そう言わざるを得ない面接票を出したのは自分なので自業自得ですが

面接にしても集団討論にしても、結局その時の自分の言葉で話すので対策とかしてても飛ぶことだってあるし、大事なのは頭の回転かなと思いました。

そんなこんなでも結果は合格、晴れて公務員内定しました。

3.クソみたいなスケジュール

1日のスケジュールを比較したいなと思って調べていたら、そもそも1日じゃなくて1年間での勉強スケジュールばかり出てきたので、全く参考になりませんでした。
1日平均12時間とか合計1000時間とか出てきてトチ狂ってると思いました。

これが6月から7月辺りの私の1日のスケジュールです。

10:00... 起床
12:00... 昼飯
13:00... 自由時間(ゲーム、外出)
15:00... 昼寝
16:30… 洗濯取り込み、夕飯づくり
17:30… 風呂
18:00... 夕飯
19:30... 自由時間(TV、ゲーム、ネットサーフィン)
24:00... YouTube見ながら参考書流し読み
25:00... ネット麻雀、ゲーム、漫画
27:00... 就寝

なんて素晴らしい生活リズム
この頃は母が用事で長く実家に帰っていたので炊事は基本的に私がやっていましたが、母が帰ってきた8月頃は昼間の自由時間がその分増えていました

ちゃんとやった総勉強時間は恐らく20時間超えていればいい方でしょうか
勉強しないのはゲームと麻雀と美味しんぼが面白いのが原因です。

流石に試験1週間前に10時起きはマズいので、少しずつ起床時間と就寝時間をずらしていって試験日がベストになるように調整しました。

4.きっと大事なこと

さてここまで参考にならない就活体験を振り返ってきましたが、最後に私が就活の中で大事だったと思うことを書いていきます。

①他人のコトなんか気にするな
TwitterなんかのSNSでは「就活アカウント」と称して自身の自己顕示欲を満たすために、就活の状況や聞いてもいない心構えを垂れ流している人を目にしたことがあります。

もしSNS断ちをしていたとしても、試験会場でノートやメモにビッシリと書いて対策をしている人に遭遇するかもしれません。

そんなときあなたはどうなってしまうでしょうか

SNSにイライラする?
他人を見て怖くなる?
自分のやってきたことが不安になる?

答えは簡単ただ一つ
他人なんか気にしなくていいのです

たかがSNSやノートだけでその人が優れているかなんて分かりません。
ノート書くだけ、量をこなすことなら誰でもできます。
別に何も特別なことじゃないです

就職試験は受験者同士が直接殴り合うわけではなく、受験者という商品を試験官という買い手が探すもの
すなわち受験者側は、いかに自分が優れているか、貢献できる力が有るかを売り込むためのものです。


より売り込むためには、試験が終わるまで自分が1番だと自信を持つこと、ナルシストになることです。

面接では特に自分の言葉で話すことが重要、その中で不安が見えてしまうと場合によっては不信感を与えてしまいます。
もし「度胸がある」と面接票に書いたとしても、ビクビクしてたら何の信憑性もありません。


「美味しくない」って書いてある商品買いたくないですよね?
そういうことです。

私は私の道を行く。
そこのけそこのけでOKです。

②神頼み
対策もやった、準備も万全。
けれどもどんなにたくさん勉強や対策をしても、人間である限りは間違えるときは間違えるし、試験官に気に入られなかったら落ちることだってあり得ます。

じゃあどうするか。
答えは一つ

神頼み

私も試験前には神社へお参りに行きました。

色んな宗教がありますが、自分が信じられるものならばなんでも良いです。
受かれば猛烈に感謝できますし、もし落ちてしまっても精神的なダメージが多少和らぐかと思います。

ちゃんと合格後はお礼参りへ行きましょう

③こんなの読んでないで勉強しなさい
これから受験する人にはこれに尽きるでしょう。

勉強しろ。

5.最後に

ここまで私の体たらくぶりをご覧になったかと思いますが、こんなのでも合格できたのは実は成績が良かったか、面接官と相性が良かったか、色々考えられますが、きっと運が良かったのでしょう
福祉職という専門分野だったのもあったのかもしれません。

多分普通の行政職や国家公務員などになると、もっと競争率が上がって勉強も大変なことになるのは容易に想像できます。

前後編でお送りした「参考にならない就活体験記」でしたが、「参考にならない」ではなく「参考にしないでほしい」ものだと思います。

冒頭でも書きましたが、こんなの読む時間があったら勉強や他の人の記事を読む方が有意義です。

ただこういう稀なケースもあった程度で読み流すくらいが丁度良いのです。

「こんなのでも受かったんだ〜」という気持ちの余裕と、「こんなヤツには負けない!」という対抗心で臨めば上手くいくんじゃないかなとは思います。

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