見出し画像

「グリード ハゲタカⅣ」by 真山 仁

ハゲタカシリーズも読み進んで、4冊目になった。今回は、リーマンショックの前後の時代が舞台である。

主人公の鷲津が率いるサムライ・キャピタルが、米国の投資銀行ゴールドバーグ・コールズとアメリカン・ドリーム社を買収するという基本的なプロットで物語が進んでいく。

アメリカン・ドリーム社は、米国の誇りと再三書かれているので、GEをモデルにしているのかと思った。

物語は、それなりに面白いが、スピード感が今一つな気がして、リーマンブラザーズが倒れそうでなかなか倒れず、当時の米国金融界を取り巻く大混乱状態の記述について緊迫感が少し弱いような気がした。

評価は、4.5/5です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?