【不定期雑記 #38-2】九州ゆらふら旅行記②(小倉で文化と触れ合う編)
さて、フェリーにて福岡県到着後、無料の送迎バスに揺られ、やって来たは小倉。福岡県の地名としては「こくら」と読むそうです(何度か地元民の前で「おぐら」と読んでは訂正された記憶。すみません……)。
小倉は数多くの有名な著作人や漫画家のゆかりの地でございまして、そのうち有名な方の1人に、松本清張さんがいらっしゃいます。
私もパートナーも小説を書く人、ということもあって、まず訪れたのは松本清張記念館!
この記念館では、松本清張さんの著作遍歴を時代背景と絡めて解説されていたり、推敲の様子だったり、果ては博物館の中に家が建てられていて(!)、当時の執筆部屋も再現されていました。結構どれも面白かったのですが、特に気に入ったのは著作遍歴。旅情ミステリーの方だけかと思っていましたが、かなり歴史著作にも力を入れられ、現地への取材や実物の購入による触れ合いを通じ、リアルな歴史観を醸成して評論を書かれたりもしていたそうです(その歴史観は、実際の歴史研究にも影響を与えた)。その他、数多くの著作を書かれ、その数実に700以上。死ぬ前まで筆をとり続けた、生粋の職業物書きでいらっしゃいました。
その歴史や著作に関する考えに触れながら、帰りに本を2冊購入して、記念館を後にしました。すごく良い刺激を得た。ちなみに購入した著作は後で読んで、2024年の読書記録として残しておきます(宣言)。
次に訪れたのは、その隣にある小倉城!
城周りを巡って体が冷えてしまったため、ホテル方面へ戻りつつ暖かい食事をとるため、小倉駅まで退散。その流れで近くの北九州まんがミュージアムまで足を伸ばすことにしました。
他にも、常設展で大量の漫画が置かれており(しかも手塚治虫さんなどの大分昔の方の漫画も読むことができる!)、北九州市ゆかりの松本零士さんの特集が見られたり、漫画好きには堪らない場所です(一部撮影NGの箇所もあり、写真はあまり残ってません。気になる方は現地へおいでませ!)
そんなこんなで満喫したので、ホテルへ。
今回泊まったのはクインテッサホテル小倉。安いこともさることながら、魅力は何と言っても、結構な数の漫画と、食べ放題のカレー!(しかもトッピング取り放題)
何よりビックリしたのは、漫画も読み放題で、カレーも夜と朝食べ放題(しかもなかなか美味しい!)で、1人1泊6〜7千円で泊まれるところ。安い! 安すぎて採算とれてるか心配になる。ともあれ、小倉にお越しの際は割とオススメです。
そしてこのホテルで、パートナーの勧めで『進撃の巨人』を17巻まで読み、夜を明かした私でした。思い返すとめっちゃ読んでるな私……。
さあ、そんなこんなで福岡観光は終わり。メインは福岡県ではないのです。
レンタカーを借りて目指すは南――大分県は別府へ。
地獄めぐりのお時間です。
(続きます)
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