透々実生

すきとうみつき、と読みます。好きなものを、好きな時に、好きに書いてます。どうぞよろしく…

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すきとうみつき、と読みます。好きなものを、好きな時に、好きに書いてます。どうぞよろしくお願いします。 ※諸般の事情により、独断と偏見に基づきフォローなどします。

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  • 【連載小説】0n1y ~生物失格と呪われた人間~

    人間というのは随分と身勝手だ。 自己中心的で自己満足的で自己保身的で自己保存的だ。 自分が一番可愛くて、そんな自分を穢されるのが許されなくて、他人を貶して貶める。 その貶し貶めが、自分を更に穢すなんてことを知らないまま。 馬鹿な生き物だ。 自分も、その子供なのだけれど。 更に言えば、失格なのだから手に負えない。 だけど、それでも。 自分は、彼女を守るために戦うことにした。

  • 死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)

    電子書籍『無数の銃弾』にて連載中!異常世界で異常能力を持つ、少年少女の恋愛譚。

  • 不定期雑記

    不定期に書きたくなったことを書きます。

  • 征天霹靂X

  • 短編小説

    短編小説をまとめています。読了時間目安は3〜30分くらい。ジャンルはごった煮。面白さを求めて書き続けてます。

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総合目次。

 初めまして。おはようございます。こんにちは。お休みなさい。挨拶も数撃ちゃ当たる戦法。  透々実生と申します。  本記事は、私がnoteに投稿した全作品の総合目次です。小説が主体です。note掲載の作品はどれも無料でお読み頂けます。  気になるお話があれば是非! お前は誰だ?(自己紹介記事) 中・長編小説0n1y 〜生物失格と呪われた人間共〜(第3章完、連載中) A:re:A -アリア-(完結済) 箱庭商事の幽霊ちゃん!(完結済 番外短編もあり) レモネードシャワー

    • 小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-3)

      前話 目次 Post-Preface 4-3:根無の夜想。 攻河町某所、夜、マンションの一室。  大人の姿に戻っている糸弦操は、ベッドの上で横たわっていた。部屋は恐ろしく綺麗に片付けられていて、夕食に食べた牛丼のプラスチック器も、洗ってゴミ箱に捨てられている。  ここの住人――否、元住人は生きていない。少し前に操が殺した。遺体は既に浴槽でバラバラに解体済みで、丁寧に煮てから少しずつ廃棄している。よって、この部屋で起きた事件を知る者は、今の所1人もいない。  とは言え、バレる

      • 小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-2)

        前話 目次 Post-Preface 4-2:一堂会してまた一難。*** 「はーい、下がった下がった!」  規制線の前でメディア陣や野次馬を押し返す警官。  彼らを背に事件現場に入った刑事、刑部善造は、流石に口を覆った。  あまりに濃すぎる、血の臭い。ばらばらに破壊された死体は大分片付けられたが、それでも現場には殺人の痕跡が臭いとしてこびりついていた。  長年刑事をやっている彼であっても、中々にキツいものがあった。 「……刑部さん」 「ああ、酷いもんだ」  部下の巡次に答

        • 小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Post-Preface 4-1)

          前話 目次 Post-Preface 4-1:後日談と前触れ。 自分達は逃げた。逃げたついでに通報した。  鎌川鐡牢。そもそもヤツは警察なんかじゃない。それは既に、獄中の最強クラッカー、夢果が傍証してくれている。  だから、事態の収拾は外部の勢力に任せる。  そう、使えるモノは全て使う。  たとえそれが警察であっても。殺人サーカスでしたのと、何ら変わりはない。  そしてだからこそ。  自分たちは逃げた。そして逃げ続ける。より遠くへ、学校から離れるように。  10分ほど走って

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        • 【連載小説】0n1y ~生物失格と呪われた人間~
          60本
        • 死なずの魔女の恋愛譚(ファンタズム)
          5本
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          49本
        • 征天霹靂X
          15本
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          52本
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        記事

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 8)

          前話 目次 Episode 8:死体遊戯、結。「……ああ。帰るぞ、って言ったけどな」  自らの言葉に注釈を付するため、鐡牢は自分を見ながら苦笑した。どうやら落胆か暗澹かが、自分の表情に出ていたらしい。 「帰るのはお前らだけだ。俺は援軍を呼んだら、すぐさま屋上の犯人をとっちめに行くぞ。こんな事件起こしてる奴を放置しておくなんてできないからな」  正義の警察官としてな。  拳を握り、制服の上からでも分かるほど筋肉を隆起させながら嘯いた。  白々しく嘘を吐きやがって。  だが、彼

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 8)

          なんかこのままいけば、生物失格の次の章(幕間のお話)も近いうちに出せそうです。鉄は熱い内に打っておく!

          なんかこのままいけば、生物失格の次の章(幕間のお話)も近いうちに出せそうです。鉄は熱い内に打っておく!

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 7)

          前話 目次 Episode 7:死体遊戯、幕間。  不気味な笑みを湛えている鎌川鐡牢は、人差し指をくい、と曲げた。  こっちに来い、と言っているかの様に。 「じゃ――一旦彼女サン頼んだぜ」  鐡牢はそう言った途端、カナを置き去りに駆け出す。自分も、それを認識して反射的に駆ける。  この死地で、カナを独りにさせてはならない。  自分は、校則を無視して廊下を走り。  鐡牢とすれ違い。  そして、カナの元へ辿り着く。 「カナ!」 「えーたぁっ!」  両手を広げるカナ。その胸に飛

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 7)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 6-0.5)

          前話 目次 Episode 6-0.5:盲目なる恋する少女。***  ――あの日、えーたを殺そうとしてしまったことをまだ後悔しているし、これからもずっと後悔するだろうな。  蒸し暑い体育倉庫の中で蹲りながら、カナはそんなことを思っていた。  彼氏である死城影汰は、あのサーカスでの一件の後、病室で「気に病むな」と言ってくれた。カナにだけ甘々な影汰のことだ、殺されさえしなければ、大体何だって許してしまうだろうとは思っていた。  その容赦のあり過ぎる優しさが、カナにとっては容

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 6-0.5)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 6)

          前話 目次 Episode 6:死体遊戯、転。 ――あれから数分経っただろうか?  ルールを理解してしまえば、後は何とも単純だった。  先生が襲い掛かってきても対処としては避けるだけ。更には糸にさえ触れなければゾンビは自分に気付かない。更に気付いた端から先んじて切断し、これ以上自分の探知ができないようにもしておく。  一体何故、こんなにも簡単なのだろう。  これで『死城』を殺す気だと言うのなら、とんだお笑い種だ。  そう思いながら、既に折れかけの竹刀をゆっくり上げた。眼下に

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 6)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 5)

          前話 目次 Episode 5:死体遊戯、承。 全身が血に染まった教師――舎人遣使先生は、自分を見かけるなり顔を向けた。  途端、ナイフを両手に、そのまま突進攻撃。その目に光は宿っていない。傍目からも死んでいることは明らかだった。  ……どうする、と逡巡する暇もない。  闘争か逃走か。すぐに決めねばならない。  創作世界の主人公であれば、ここで戦うことを選択するのだろうが、残念ながら自分はしがない一介の中学生――そう言うには些か異常が過ぎるが。兎も角、カナの為ならこの身も捨

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 5)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 4)

          前話 目次 Episode 4:死体遊戯、起。 ――輪切りにされたマジシャン、奇季の鮮烈な殺害光景が、脳内に甦る。  その殺害をやってのけた奴は、サーカス集団『ノービハインド』の元一員、糸弦操。忘れもしないソイツが今、校内放送で自分に呼びかけていた。  ヤツ自身の言葉の通りなら、夜にしか大人の姿に戻れない筈だ。子供の姿のアイツは、まともに話すことができていない記憶があるから。  故に今校内放送で流れているのは、確かに本人の言う通り録音なのだろう。 『アタシの作業が完璧に終わ

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 4)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 3)

          前話 目次 Episode 3:閉鎖学校。「……ねえ、えーた」 「……ああ」  校門を抜ける。その瞬間、強烈な違和感に襲われる。恐らくカナも直感で不安を察している筈で、早くも自分の服をギュッと掴んでいた。  誰だっておかしいと思うだろう。  普段朝練で喧しい運動部員のホイッスルや掛け声も、生徒指導の舎人遣使の煩い説教も、生徒の笑い声も。  攻河中学校から、人間の息遣いが聞こえてこないのだ。蝉の音が不気味に五月蝿いばかり。  もしかして登校日を誤ったか、と一瞬疑ったが、そんな

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 3)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 2)

          前話 目次 Episode 2:バックステージへの侵食。 翌朝。今日は終業式前日――明日が終われば夏休みだ。  いつもの通り、朝の弱いカナの眠気を吹き飛ばすため、叩き起こさず抱き起こした。そのせいで今、頬に朱色の残滓を浮かべたまま朝ごはんを食べている。もう同棲してからというもの、幾度となく抱き起こしているのに全く慣れないらしい。可愛い。どうかそのままの君でいてくれ。  朝食の内容は、トーストとジャム、ハムエッグとサラダ。いつもと変わらない食事だが、最近は少し物価が上がってい

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 2)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 1)

          前話 目次 積み上げるのは難しい。 倒すのは簡単だ。 粉砕するのだって、きっと。 Episode 1:彼女のトラウマ。 「天凱君ね、あと1週間くらい休むとちょっと内申点的に危ないんだわ。内申点。大事だろう? そりゃ君、もう中学3年生なんだし、まさか君みたいな頭の良い子は中学出てすぐ働くとかではなく、高校に進学するのだろうからさ。……ああ、いや、別に進路を強制しようとしたのではなくてね。それは確率論的な話だしな。むしろ私がこれから話をしようとしているのは、その素行の悪さに

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Episode 1)

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Future Preface 4)

          前話 目次 Future Preface 4:破壊の美学。 ――攻河中学校、終業式前日。  時刻は午前8時半頃。初夏の日差しが燦々と降り注ぐ校舎前のグラウンドにて、『破壊屋』――かつて偽警察官・鎌川鐡牢と名乗った男が、スマートフォンで通話していた。 「……なあ、おい」 『何だ、『破壊屋』』 「話が違えぞ」  『破壊屋』と呼ばれた男は舌打ちしながら、校舎を見上げる。その勢いで、顎から垂れた汗が、夏の熱気を吸い込む砂地をぽたりと穿つ。じきに乾いて元の砂地に戻るだろう。 『何のこ

          小説『生物失格』 4章、学校人形惨劇。(Future Preface 4)

          遂に『生物失格』第4章の初稿が書き終わりです。長かった……!推敲はこれからですので、もう少々お待ちを……!

          遂に『生物失格』第4章の初稿が書き終わりです。長かった……!推敲はこれからですので、もう少々お待ちを……!