花粉症の原因は職場

ある日、突然ハウスの中でくしゃみが止まらなくなり、その後寒気からの発熱。
風邪にしてはおかしいけど37.5℃の発熱があるなら帰宅するしかなかった。

しかし同夜に体温を計るも平熱に戻る。
翌日も熱はおろか、風邪の症状も消えていた。
おかしい、、、。

毎年、若干だけど花粉シーズンになると目が痒くなる。もしや本格的に花粉症デビューしてしまったかもしれない。一度しっかり検査してもらおうと思い耳鼻科へ。結果は1週間後となった。

検査結果の前日。
利用者だけになった時にベテランから
「ハウスにダニの死骸が大量発生してるの知ってます?」という耳を疑う情報が入ってきた。
ベテランもダニアレルギーがあり辛いと話していた。

もしかすると私も同じだったりして(苦笑)

社員が戻ってきたところで他の利用者が昨日ネズミの死骸があったという話を始めた。
まぁ自然界の中であればネズミがいてもおかしくない。それが通路に落ちてたのなら何も問題ないが、もしやハウスの中なのではないだろうか。

以前、小鳥がハウスの中に入ってしまい大変なことになったと聞かされた。誰かが扉を閉めなかったから起きた事件。
ハウスの周りや下は土でもちろんハウス内にも雑草は生える。ただ抜いて思った、穴が空いて隙間ができてるけどこれは放置されるんだろうか。隙間ができれば侵入されてもおかしくない。
私の中でのモヤモヤがどんどん繋がっていく。

ダニ、ネズミの話が出た夜。
いちごにもダニがつくのか調べてみた。

いちごにはハダニというダニがつく。
これは必ず発生してしまうものらしい。
野菜のアブラムシと同じだろうと思った。
ちゃんと手入れをしていれば葉の裏側だけで留まるらしい。

ダニの繁殖基準として
レベル1  葉の裏に発生
レベル2  葉の表面に発生
レベル3  糸が張る
レベル4  苗が枯れる

しかし職場はどうだろう。
ずっと気になってた「何故、葉の上に顆粒の農薬か肥料みたいなのがくっついて取れないんだろう?」
実はこれがダニだった。葉にびっしりと着いた大量のダニ。さらに蜘蛛の巣のような糸が張っていた。人手不足で手入れが追いつかずレベル3まで到達していることになる。

そんな環境につい数日前まで人を入れていたと思うと恐ろしい。
他のハウスはまだ作業に入れていないから見ていないが恐らく似た状態だろう。
極寒の時期ら見かけなかったからこそ、急に暖かくなった半月ぐらいの出来事だと思われる。
私がいちごを買ったのは12月だけ。
これが毎年、、、さすがに気持ち悪くて二度と買いたくない。作物が悪いんじゃない。

そして問題の検査結果は
スギ、ダニ、ハウスダスト
その中でもダントツだったのが「ダニ」
医者は部屋の中をキレイにしてーと言ったが、職場でダニが大量発生してると言うと絶句してた。

ハローワークでも3月末退職案と6月末退職案が出ていた。
後者は新たな一般枠への転職活動をしながら在籍しておくパターンだったが、アレルギーが出た以上、環境から距離を置くのが最優先事項だと思った。

ダニは一時的な問題だとしても、ハウスの苗を全て倒す6月はもっと大変なことになる。
そうなる前に一刻も早く出ていく必要があるようだ。

そして私は事務職に戻れることを強く願う。

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