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社員全員がウェブアクセシビリティに取り組める場づくりを。小さな一歩から波をつくる!

こんにちは、ディレクターの永富です。
現在は主にウェブサイトの進行管理に携わっています。

2023年6月より「ウェブアクセシビリティ推進部」という部活動を発足し、先日記念すべき第10回目の活動を行いました!

メンバーは現在4人。ディレクター、デザイナー、エンジニア、というWebに携わる職種を越えたメンバーで活動中です。

ウェブアクセシビリティ推進部は、参加メンバーがウェブアクセシビリティのスペシャリストになることを目的としたものではありません。
社員全員がウェブアクセシビリティに関心を持ち、学べる環境を作り、盛り上げていくことを目的としています。
そのために、まずは私たちメンバーが学び、情報発信することから始めています。


社会から求められるウェブアクセシビリティ

さて、ウェブアクセシビリティとは一体何なのでしょうか?
聞き馴染みのある方、初めて耳にする方、様々な方がいらっしゃると思います。

ウェブアクセシビリティは、利用者の障害の有無やその程度、年齢や利用環境にかかわらず、ウェブで提供されている情報やサービスを利用できること、またはその到達度を意味しています。
様々な利用者が、いろいろなデバイスや環境からウェブにアクセスすることが当たり前になっている今、ウェブの利用方法の多様化に応えるアプローチのひとつがウェブアクセシビリティともいえます。

【引用:デジタル庁.ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/08ed88e1-d622-43cb-900b-84957ab87826/9f89625f/20230512_introduction_to_weba11y.pdf

デジタル庁のガイドブックでは上記のように定義されています。

2024年4月1日より施行される障害者差別解消法の改正でも、合理的配慮の提供が事業者も義務化されるといった動きがあります。
「合理的配慮の提供」にはウェブアクセシビリティの話は含まれておりませんが、合理的配慮を的確に行うための事前的改善措置にあたる「環境の整備」は努力義務とされています。
【参考:https://www.cao.go.jp/press/new_wave/20230331_00008.html

こういった動きから、アクセシビリティに配慮したウェブサイトが社会からより求められるようになるでしょう。
私たちも、制作に携わる者として、当たり前のように「誰でもアクセスできるサイト、より品質が良いサイト」を制作したいと考えております。これが、ウェブサイトにおける「環境の整備」につながるのではないでしょうか。

ウェブアクセシビリティ推進部の主な活動内容

推進部では週に1回、社内で勉強会を開催しています。
勉強会の内容は議事録をとり、部員ではない他の社員にも発信しています。


これまでの活動内容

  • 第1回:会の目的共有+お互いの認識共有

  • 第2回:それぞれ調べてみて、調べた内容を共有

  • 第3回:取り組むメリットを考えてみる

  • 第4回:他社のガイドラインから考えてみる_1.4.1 色だけで伝えない

  • 第5回:他社のガイドラインから考えてみる_2.2.2 動く、自動更新するコンテンツに配慮す

  • 第6回:他社のガイドラインから考えてみる_2.4.4 リンクの目的を理解できるようにする

  • 第7回:他社のガイドラインから考えてみる_2.5.5 ターゲットのサイズを理解する

  • 第8回:これまでのチェック内容を実際の制作物で確認してみる_part1

  • 第9回:これまでのチェック内容を実際の制作物で確認してみる_part2

  • 第10回:これまでのチェック内容を実際の制作物で確認してみる_part3


勉強会ではウェブアクセシビリティについて、メンバーそれぞれが事前に調べたり学んだりしたことを共有したり、過去の成果物の改善策について意見交換をしたりしています。また、現在進行中の制作プロジェクトに対するアクセシビリティの相談も行っています。

大変ありがたいことに、当社にウェブアクセシビリティについてのご相談をいただく機会が増えてまいりました。皆様のご期待に沿えるよう、今後も学びと知見を深めてまいります!


エスケイワードでは、クライアント様に合わせたアクセシビリティの向上をご提案しています。ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。

アクセシビリティ推進部の具体的な活動内容も、引き続き情報発信してまいります!


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