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小1の壁にぶつかりながら、一年生の娘と交換日記をはじめました

このnoteは、ついイライラして子どもに気持ちをぶつけてしまった母親が、娘と交換日記をはじめて罪悪感が減った話です。

小学校入学式の翌日から始めた交換日記

娘と2人っきりの会話がもっとあるといいなと思って、手紙のやりとり=交換日記をはじめた。

なぜこんなことがはじまったのか。

入学式の翌日。
娘は早速1人で登校するようになった。
小学校までゆっくり歩いても8分程度で、普段から通る道なので、十分一人で行けるだろう道のりだ。
保育園から小学校に切り替わって、入学式の翌日からさっさと一人で行きなさい、なんて冷静に考えたらスパルタな母親だと思うのだが、その日わたしは朝から焦っていた。

朝6時半。
給食が始まる前だから、学童に持っていくためのお弁当を早起きして作り、それを持たせて、もらったばかりの教科書や道具を忘れないようにまとめて、外を見ると大雨だった。

この雨の中、歩いていけるかな?
間に合うかな?
遅刻しないかな?
雨だからちょっと早めに行ったほうがいいかな
研修の準備があるから早く仕事したいな
次女の保育園はどうしよう…
間に合うかな?

あぁーーー!もう!早くご飯食べなさいよ!

とパンクしてしまった…。
ただでさえパニックになりやすいのに、色々重なっていつもの3倍慌てていた。

慌てた私はだいたいイライラする。かなり怖い。
先日、怒ったまま偶然鏡に映った自分の顔をみて、青ざめた。鬼だ。鬼ババアだった。

ブチギレると鬼ババアになると自覚はあるけど、この感情を止められない…

どれだけコーチングスキルを学んでいても、
イライラする自分を“自覚するまではできるのだけど、渦中にいると、暴走する自分を止められない…

ここは本当によくない部分なので改善しないといけないと、自分の言動に反省しては後悔している部分なのだけど、
昨日もまた本当にイライラしてしまって、

「さっさと着替えて早く行きなさーーい!」

と、鬼になってしまった。

小学校に初めて1人で登校する入学式翌日の母親とは思えない鬼畜の沙汰だ。

さすがに酷かったと思いながらも、
鼻息の荒さは止められず
夫と次女を保育園に送り出して
ブリブリしながら洗濯物を干していたら
保育園に次女を送った夫に怒られた。

流石にあれば酷い、と。

おっしゃる通り…
でも、すぐ分かりましたごめんなさい。と
反省できる器もなく、

イライラしながら、
いつも借りている近くのコワーキングスペースに行って仕事をしていた。

だんだん落ち着いてくる。
すると、やっぱりあれは酷かったと苦しくなる。

全然、娘の気持ちを見てやれなかった。
普段、聴くが大事だよ、なんて言っておきながら、
まるで聴いちゃいなかった。
あやまろう。ごめんね、って言おう。
そもそも、娘は何も悪いことをしていない。
鬼が襲ってくる原因を何も作っていない。
ただのんびり妹と遊びながらご飯を食べていただけだ。

反省した。
猛烈反省だ。

でも、なんか、直接ごめんなさい、って面と向かって言いづらい。
なんか素直に優しい顔でごめんね、って言えない…

娘の弁当のついでに作った自分の弁当を食べながら思いついた。

そうだ!手紙にしよう。
交換日記としよう!

早速コピー用紙を10枚ほど半分に折って、ノートらしいものをつくってみた。

ごめんねが上手に言えない母親が交換日記を作った

次女にも同じものが必要だろうと、4歳になったばかりの次女用も作った。

ひらがなは読めるので、
全部ひらがなで、
ママの気持ちを書いて、帰ってきたら本人にわたすぞ、と仕事の合間にさらっと書いてみた。

帰宅した娘に、「今日、小学校どうだった?あのね、交換日記しませんか?」と説明すると、とても喜んでくれて早速返事をくれた。

“と”がひっくりかえっているが、
てがみありがとう、だって。
よかった。いいかんじだ。

ついでに次女も書いてくれた。
交換日記というのは、1ページずつ書いていくものなのだけど、
一気に全部埋めてしまった強者だった。

工作が好きな2人は、交換日記を入れるポストを使った。

部屋の壁に、紙でポストが作られて、
書いたらそこに入れておくルールが生まれた。

今日もまた手紙を書いたら、さっそく返信をもらった。
ちょっと楽しいやりとりだ。
保育園の連絡ノートがなくなったので、ちょうどいい。

いつも余裕がない母親だけど、なんとか愛情を感じてもらえたら嬉しい

いろいろやらかしてしまう母親で、すぐにコップの水がいっぱいに溢れて
感情がダダ漏れになってしまう、子育てに失敗してばかりだと思う。

最近長女は、生まれたばかりの頃や1歳とか2歳の頃に、
私が娘に声かけをしていた昔の動画を見て、
「やさしいころのママだ!」
という。

そう。声の出し方が違う。優しい。

いまはまるで鬼のようだ。
ほんの時々、優しい女神になるけど、デフォルト鬼だ。

ついつい鬼になってしまいやすい未熟な母親なのだけど、なんとか今日もおかえりなさいのぎゅーをしつつ、
小学校で何があったか、ほんのちょっとだけ聴けた。

そして今日の分の手紙のやり取りもできた。
こうして、私はなんとか母親をやっている。

いつも優しくニコニコして
娘の可能性に全力で寄り添えるような理想の母親とは程遠いのだけど、
なんとか四苦八苦しながらやっている。

また明日からも、いろんな高さのハードルを飛び越えつつ、転けたり笑ったりしながら進んでいきたい。鬼になってしまったときだけ書く交換日記は嫌なので、極力時間がある限り、書いていきたい。

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