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社内コーチングプロジェクトの野望

彫金作家でもあり、コーチングもやっていて、育休中の会社員でもあるぐっちです。とても嬉しいことがあったのでnoteしたい。

「作り手と使い手を繋ぐ」というコンセプトに惹かれて、2013年からずっと勤めている大好きな会社。育休がきっかけでコーチングを学び始めたといっても過言でないほど思い入れがある大切な会社だ。

今年の4月から復職するにあたり、私には野望がある。

コーチング文化が0の会社にコーチングを導入したい

学びのきっかけの一つは、長女の育休中に家に遊びにきてくれる同僚たちから聴く不安や不満。我が会社が悪いとかじゃなく、どの会社にもあるだろう、不安や不満。うんうん、と聴くことしかできず、ゴミ箱にしかなれず、もっと本人達にとって有益な関わりをしたい!と始めたのがコーチングだ。

2年の時を経て、CPCC®︎を取ると決めた時から、社内にコーチング文化を根付かせる!という目標を立てて、どうしたらその道筋がたつかを考えてきた。

・仲の良い若手社員にコーチングの話をしてクライアントになってもらう
・社内コーチングをやっているコーチの話を伺う
・マイコーチに相談する
・時々会う同僚に「こういうことをしたい」というビジョンを語る
・「コーチの父」と仰ぐ大先輩に企画書を出してアドバイスをもらう
・古くから仲が良く昇進した中核の社員にクライアントになって体験してもらう

少しづつ、ぐっちは、どうやらコーチングっていうのをやっているらしい、という声を広める作戦を遂行してきた。

次女が4月から保育園に通うことが確定した今、「社内コーチング制度発足プロジェクト」の具体的な一歩を踏み出している。

「コーチングの父」に見せてアドバイスをもらい、元コンサルの夫に相談しながら、完成させた企画書。ついに同僚であり友達であり、出世して社長の右腕になった部長2人にプレゼンした。

根回しをしてきたとはいえ、思いっきりど真ん中の提案をぶつけるのは初めてで、拒否反応が出る可能性も多いにある。不安だらけだったが「是非やってほしい!こういうの必要だと思う」というお墨付きをいただいて、涙が出るほど嬉しい。

この嬉しさは何か。

1)熱量高い話を聴いてもらえた感謝
2)会社が今より良くなる可能性への期待
3)コーチングという手法を受け入れられた喜び

1)熱量高い話を聴いてもらえた感謝

全て自腹で100万以上投資し、講義時間200時間ほど投じて、さらにこの半年間、育児かコーチングかというぐらい熱意を傾けてきたコーチング。まもなく足掛け2年。この熱の動機である〝会社にコーチングを入れたい!〟という企画は悲願みたいなもの。思いや熱というぼんやりしたものから、企画書というロジカルなものに変換した提案になった。じっくり聴いてもらって、現場の意見をもらって、さらに3人でこんな社員に受けてほしいな、こんな風に変わったらいいな、というポジティブな感想をいただいた。

私の熱い気持ちが届いた!聴いてもらえた!という思いでいっぱいだ。聴いてもらうってやっぱりすごく嬉しい。そんなのいらないよ、今それどころじゃないよ、って言われたらどうしようという恐れもあったけど、ぶつかってよかった!提案してよかった!という、とにかく私の感動は止まらない。まだ、正式に会社にOKもらっていない始まりなのに、まず2人に届いて嬉しい。

2)会社が今より良くなる可能性への期待

コーチング文化がある職場、コーチング的手法で関わられた社員へのインパクト、自分の話をしっかり聴いてもらえたという体験をした社員の嬉しそうな顔・・・。きっとコーチングが根付いた会社はみんなが幸せに働けるようになって売上も上がって、誇りをもって働ける職場になるはず!だからなんとしても、ちょっとづつでもいいから、始めたい。窮々と悶々と淡々としている社員がいたら、懸命で充実に変わる職場になってほしい!と。朝起きて、仕事にいくことが楽しいなと思う会社になるために、コーチングを使いたい。そんな野望をもって学んでいた。

コロナによって精神的に辛い状況の人もいれば、モチベーションがあがらず苦しんでいるスタッフもいる。彼らをただ辛いねのいうのではなく、スキルを持って本人が自分で立ちがる関わりがしたい!そういう願いが果たせるかもしれない。きっと会社は今よりさらに良くなると、無条件に信じている。

3)コーチングという手法が認められた喜び

コーチングって素敵な手法でめちゃくちゃ日本中に広まればいいと思っている。そしてコーチ仲間と常々そういう話をしているとコーチングが世の中に浸透して、すっかり市民権を得ていると勘違いしてしまう。実際は、2年前のわたしのように、「コーチングって聞いたことあるけど何それ?経営者にするやつ?海外のビジネスキル?」ぐらいの世間一般の認識でしかない気がする。確かにこの2年で認知は高まって学んでいる人も増えたと思う。とはいえまだまだ一般ではないと思う。

成果がなかなか見えにくく、説明がしにくい。体験したらわかるけど、体験しないとちょっと怪しい・・・と思われているかもしれない。どっぷりコーチング界にいると、日本国民すべてがコーチングって素晴らしい!と思っているなんて思ってしてしまうけど、実際はまだまだ市民権を得ていない。

そんな中で、

「社内コーチングいいね!是非導入してほしい!やり方とか対象とか、具体的な運用方法はちゃんと考えて社長プレゼンが必要だけど、私たちはすごくいいと思う」

なんていわれて、コーチングっていいじゃん!って言われると、私そのものを認められたようで最高に嬉しい。

富士山の4合目ぐらい

社内でコーチング制度を導入するプロジェクトは、まだほんの始まったばかりで、社内の2人がいいじゃん!って言ってくれただけで、導入OKでも、運用開始でも、評判上々でも、全然ない。本当に始まったばっかりなんだけど富士山4合目ぐらいまできた気持ちだ。

そもそも登るかどうするか、躊躇っていた時期もあったので、4合目まで来れているだけで御の字だ。

まだまだここからだけど、まず大きな一歩を踏み出した喜びを噛み締めてnoteの筆をおきたい。次はいよいよ企画書をブラッシュアップして、社長と人事にプレゼンだ。

コーチングという聴く文化が当たり前にある会社へ

みんなが生き生きと自分らしく働いて、朝起きて職場にいくことが楽しいなと思う会社になるために。

みんなで話して聴いて、考える組織を作れるように、引き続き取り組んでいきたい。それが彫金で自分の思いを形にすることと同じくらい大切な私のコーチングというスキルを通して実現したいことだ。

少しずつ、ちょっとずつ、浸透させたい。


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