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私とコーチングの出会い〜基礎コース編〜

丸2年に及ぶ私のコーチングプロセスをここに書き記すときがきた!と、夜中0時に頂き物のガスタのチーズケーキと紅茶を頬張りながら意気込んでいるコーチで彫金作家のぐっちです。

私が足掛け2年取り組んだCTIでのコーチングの歴史を記してみたい。もし、これからコーチングを学ぼうかと思っている方の参考になれば幸いだし、ぐっち、そうなんだ〜知らない間にこんなこと歩んでたのね〜ふーん、と言ってもらえたら大満足だ。

といいつつ好き勝手書いちゃうので、参考になるのかわからない。コーアクティブコーチングらしく、おもいっきり私らしく書いてみよう。
※あくまでも私個人の感想だゾ!

一口には語れない、私の長い長いコーチングの“始まりの歴史”だ。
CTIのコーチングコースはこんな流れになっている。

▶︎基礎コース
 応用コース(フルフィルメント/バランスプロセス/シナジー)
 上級コース
 CPCC試験

2019年3月の基礎コース

コーアクティブコーチングとの出会いのきっかけは

・「システムコーチの夫が行ってみたら?って言ったから」
・「友人の悩み相談はゴミ箱にしかなれない虚しさをなんとかしたいから」

いろんな人に聞かれる「コーチングになんで興味持ったの?」という質問に、もっともらしい理由を探してきたんだけど、なんとなく・・・なんかおもしろう・・・って思ったんです・・・・というのがリアルな理由。「クライアント体験をして・・・」とか「会社の研修でコーチングで出会ってそこから興味を持って・・・」そんなのに憧れるけど、実際はこう。

育休が終わる3月中旬。社会復帰も兼ねて、人と触れ合っておこうかぐらいの動機で行った「基礎コース」。2年前だけど忘れない濃厚な2.5日間。

年齢もキャリアも様々。会社で重役そうな人、ママさんっぽい人、20代のファンキーな服を着た人、めっちゃビジネスしてます!って感じの油が乗ったビジネスマンな人…。とにかく人種のるつぼとはこのことね!というぐらい、いろんな人がいた。

さて、そこに私。産休育休で約2年間。社会と離れて、初めての赤ちゃんとぬくぬくライフを満喫していた35歳の私。娘の洋服をせっせこミシンで作り、離乳食もレシピを見ながらちゃんと作って、お散歩にいろんな公園に出かけて「theママ」をしていた私。

私なんかが来ちゃいけなかったんじゃない?これ、もっとビジネスマンが来るやつなんじゃない?人事じゃないし、役員でもない。キャリアコンサルタントでもないし、なんでもない。あぁ。やばいところに来てしまった・・・

しまった...

そんな感想から始まった基礎コース初日金曜日。大崎駅のビルの中、14時。

おじさんが泣く。若者も泣く。みんなが心を震わせる

これが不思議な経験で、30人弱のいろんな人の集まり。最初はみんな顔は険しく、普段の会社での顔をそのまま引き連れてその場に座っていた。洋服もスーツで、パリッとて、キリッとしてて。

「コーアクティブ?会社に行けと言われてきたんだけど、この研修効果あるんだよね?」そんな声がちらほら聞こえる。まぁ普通。そうだよね。そりゃそうだ。

それが最終日になると、服装が普段着で柔らかくなって、顔が柔和!初日あんなに訝しい顔で、コーチングってなんなんですか?みたいに疑いの眼差しで、会社に言われたから仕方なく来ました、みたいな顔をしていた気難しそうに見えたビジネスマンが、顔の筋肉が緩みまくって、柔和な顔で、「私の考えは180度変わりました!」みたいなことを言いながら泣いている。なんてこった!隣にいた女性も泣いている。

私も胸がぐっと締め付けれられるような感覚に陥った。言葉では説明できないけど、胸が熱くなるとはこういうことか・・・という感覚。でも、涙はでない。心が堅いのか、そう簡単に清くならない。でもなんとなく面白い世界だな〜と思った。なんかよくわからない初めての感覚。コーチングってなんか面白いかもしれないなぁ〜という感覚。でもよくわからない。

上級まで一括で申し込んだ方が計算したら安くなるから申し込んだけど、ここで終わってもいいかもだけど、なにか惹かれる気がする。よくわからないけど、繋がっていた方がいい気がする。私の直感、結構当たるんだよね…。

どうしたもんかね〜次進んだ方がいいのかな〜でも高いんだよな〜と思いつつ、でも興味はあるんだよね〜とユラユラ思っていた。

梅ちゃんが"ぐっち"になった話

ちなみに「ぐっち」というあだ名。私の旧姓は梅野だ。梅野佳世だった。梅という苗字はインパクトがあるようで、学生時代のあだ名はずっと「梅ちゃん」だった。後輩からは「梅さん」。ごくごく稀に「かよちゃん」。ほとんどずっと梅ちゃんと呼ばれてきた。仕事も旧姓だったので、「梅さん」「梅ちゃん」と呼ばれていた。私の愛称はずーーーーーっと「梅ちゃん」だった。

さぁ、この基礎コース。入口の受付で出欠確認とともに、呼ばれたい名前を書いて、首にぶら下げないといけない。もう結婚して6年くらい経っている。仕事の関係もないのに、旧姓ってわけにはいかない。今の名前は「坂口佳世」だ。とすると、あだ名はなんだ!?

ないぞ!ないぞ!「坂口さん」なんてほとんど呼ばれたことがないのよ。
病院か薬局か時々役所か・・・ほんとに呼ばれたことがないのよ!どうしようどうしようどうしよう・・・・順番が近づいてくる・・・・

さかぐちさかぐちさかぐち・・・・・さかグッチ!ぐっち!ぐっち!?

ぐっちでいこう!

ということで、ネームプレートに大きく、「ぐっち」と書いてみた。グッチと書くとあのグッチのようになってしまって、それはまずい!。ひらがなで極力丸っこく書いた。土壇場で決めたぐっちがここまでずっと呼ばれ続ける名前になろうとは思いもよらずに。GUCCIもCOACHも持ってないぐっちが出来上がった瞬間だ。

あんな人になりたいなァという人からのイイね!

話を戻すと、私が基礎コースで終わらず、コーチングの世界に足を踏み入れてCPCCをとる試験にまで至った、大きななきっかけと言えるのは、「ぐっちいいよ〜」という根拠はよくわからない認知だった。

最終日の最後ぐらいの休憩時間の時。ぼーっとしていたら、基礎コースをリードしてくれたファカルティ(コースリーダー)のひとりが、「ぐっちいいよ〜!コーチ向いてると思うよ!すごくいいよ〜!」と突然言いにきてくれた。

え!?!?!!ほんとですか!??!?!悩んでたんです。次進むのかって。え?何見てそう思ったんですか?ほんとですか?

どうしようかと悩んで悩んで、占い師にでも見てもらいたい気持ちだったところに、サプライズいいね

え!?このファカルティが!?私に!?ずっと前でリードしてくれていて、すごくカラッと明るくて、ケラケラと笑う感じで、かっこいい・・・私もこの人みたいにスカーフ巻いたら、近づけるんじゃない?と思って、2日目・3日目はスカーフを巻いてやってきた、ビジネスマンでもない私に、このファカルティが?!向いてるよって言ってくれるの?!?!
ただ子どもと過ごした2年を送ってしまった何も持っていない私に「コーチに向いてるだって!?!!?」嬉しい!めちゃくちゃ嬉しい!

そっか!向いてるのか・・・このまま進んでみようかな。コーチングっていうのなんとなく面白いし、ファカルティも向いてるよ!って言ってくれた。

素直というか、単純というか___

よ〜し!私の直感を信じて、応用コースまでまず行ってみよう!上級はまだわかんないけど、行けるところまでいってみよう。キャンセルしても返金される。面白くない!と思うまで進んでみよう。

たった一言、ファカルティが「いいね!ぐっちいいね!」と言ってくれた言葉が嬉しくて、信じて突き進んだんだと思う。

「私はコーチに向いている。間違いない!大丈夫!」この言葉を信じて、大海に船を出した。

始まりの基礎コース

こうやって基礎コースが終了した。気難しそうな顔だったビジネスマンが、涙を流してコーアクティブコーチングいいね!と言っている。この繋がり大切にしたい思う。

ここから続くコーアクティブコーチング。CTIの人がよく「旅」という言葉を使う。最初は、「旅ってほどかな?」って思ったけど、いや的確なんだよ旅が。まだまだ道のりは長く、途中様々なライフスタイルが起こって時間をかけて、長い時間と道のりの中で、いろんな自分の価値観にぶつかって、深く考えさせられて、落ち込んで蘇って、立ち上がって克服して。長い年月と高価な投資だからこそ、旅と言えるのかもしれない。

本当は始まりから完了まで一つのnoteでまとめようと思っていたのに、無理だった。旅の始まりをまず一つ書き記してみた。

数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。