プロコーチで2児の母。勢いに任せて人生初のデザフェスに出展を決めたら、創作魂に火がついた話
それは2022年の12月のこと、暮れも差し迫った寒い冬の夜中に、ふと思ったんです。
「・・・あれ?今ならいけるんじゃない?」
このとき、ふと「衝動にかられて」デザフェス※に出展することを決めました。
創作活動やりたい!デザフェスに出たい!
20代の彫金を学んでいた頃、何度か参加者として遊びに行き、いつか出たいなと思っていたものの、あっという間に時が流れ、子どもが生まれたら、デザフェスのことを考えることも無くなっていました。
2022年年末の夜中に。ふと思ったんです。
「あれ?今ならいけるんじゃない?」
もうすぐ1年の終わりだなと思った時に、来年40歳になることを思い出しました。あぁもうそんな歳か、と。新しいチャレンジをしたいけど、それは何だろう…と、そんな問いを持っていたからかもしれません。
美大に進む勉強をしている友人や、キャンピングカーを買っちゃったという友人の話を聞いていたら、私も「創作活動やりたい!デザフェスに出たい」という上手に説明できない欲求が湧き上がってきました。
デザフェスの公式サイトを見ると、ちょうど1〜2週間前から次回開催分(2023年5月)のエントリーが始まっていて、まだ間に合いそうでした。
夜中で慎重な判断ができなかった。
友人の生き生きする顔に刺激された。
それぐらいしか理由が思いつかないほど、「自己制限的な声」はまるでなく、作るものさえこれと決めぬまま、「出展申し込みボタン」をポチッ。参加費を払い、やり切った気持ちで眠りました。
冷静に考えれば申し込まない理由はたくさん出てきます。
夜遅くて慎重な判断が下せなかったことも、開催まで5ヶ月ある、という期間に余裕があったことも良かったかもしれません。
平穏無事であるという理性より、眠らせていた本能が目覚めてポチッと押した、そんな感覚です。
決めたからには、やるしかない
2023年の1月から10年ぶりぐらいに作品を作るという眠っていた創作魂に火がつきました。
全てを一人でやるのは諸々不安なので、中学時代からの友人で黒板アートを手がける彼女に声をかけました。
ここでも引き止める内なる声はありましたが、声をかけてみるとまさかの快諾。共創することになりました。お誘いは、言葉に出してみないとわかりません。
彼女が原画を描き、私が彫金して真鍮チャームを作り、おみくじとして販売することが決定し、追加でマスキングテープも作ることになりました。
また5ヶ月前だと余裕を持っていると、あっという間にそこからひと月。気がつくとふた月が経ち。完全に間に合わなくなる!お尻に火がついたのは、本番の2ヶ月半前の、3月8日のことでした。
夜型のままだと、眠気に負けて細かい作業に支障をきたすので、
朝型に変えて、朝5時半から2時間制作するスタイルになりました。
制作していると、昨年からわたしが始めた「彫金ワークショップ」をデザフェスにやってくる来場者さんに知ってほしい!案内したい!という意欲が高まり、彫金ワークショップ専用WEBページを友人に依頼し、パンフレットを発注することにしました。
不思議なことに、彫金に熱を入れると、コーチの仕事も好調に回り始めます。初めましてのクライアントさんから依頼があったり、お久しぶりの方から連絡があり、改めてコーチング契約を結んだり。夢中になって制作をすると、いつもと違う脳や筋肉が活性化するのか、波及効果もありました。
つい先日、7点の原型が完成し、量産するために鋳造職人さんに依頼しています。HPもほぼ完成し、作品をお届けする時に使うポストカードもデザインが上がり、マスキングテープも入稿し、あとはパンフレットの原案を作るところまで漕ぎ着けました。
衝動的な行動から新しいものが生まれる
あの12月末の夜、衝動的にポチッとデザフェス参加申し込みボタンを押したことで、4ヶ月後の私は、随分変わりました。
4ヶ月前も言っていたことですが、意識の問題で、さらに自信を持って言えるようになりました。
これだけ真剣にやると、もう突き進むしかない。これやるしかないね!と思えるものです。
決めると進むしかなくなります。決め方は、何でもいいのかもしれません。
ノリで、勢いで、なんとなく。
誰かと約束してしまったから、占いでいいと言われたから。
綿密に計画して、メリットデメリットを比較検討して、決断することも大事ですが、それでは選択できないこともあるでしょう。デザフェスに出るなんて、一晩考えてしまっていたら、多分止めていました。
また今度にしよう。一旦保留だ!
そう思ってPCを閉じて寝ていたら…おそらく気がついたら満席になって見送ることになったでしょう。
勢いで決めたら創作意欲に火がついて肌艶が良くなった
デザフェスの当日は5月20日(土)です。noteを書いている今は、まだまだ準備の真っ只中です。数日後に真鍮になって戻ってくる約50個のチャームの仕上げ、おみくじに入れるメッセージを決めて、封入してラッピングする。チラシを作ってコラムを書いて…とやることは山盛りの、まだまだ準備ど真ん中ですが、
今こうやって取り組んでいることは、数年後の私が、あの時ありがとう!と言っている気がするので、勢いで決めたこの機会をしっかり形にしたいと思います。
勢いで決めてみる。ポチっとボタンを押してみる。それによって始まる未来や嬉々として自分の人生を注ぎ込む仕事になるかもしれません。
ぜひみなさん、2023年5月20日(土)東京ビッグサイトで開催されるデザイン・フェスタへお越しください。
数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。