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【呟き】可愛くなりたいと血迷って

去年の秋から推し活を始め、リアルで会うことも増えた。そんな時に、推しのイベントがあったので何を血迷ったのか、少しでも可愛くなれたら…と思って、色々行動し始めたのが23年12月のこと。

……血迷いました。

その頃、メモに書いていたのは「まつげパーマ」「ネイル」「髪カット」とリストにしていました。「髪カット」はその頃、予定を立てていたので何とかなってたのですが、伸びたら嫌な気がしたので年末年始のクソ忙しい時期に前髪のみカットと、2回頼み込んだ。

まつげパーマは、以前からビューラーがうまく使えないという悩みを持っていたので、これを使うのもありかなって感じで予約してお願いした。

年末年始は帰省とか仕事とか入ってたので(会社は12月28日までだったが)、何とか調整してスケジューリングした。
タイムリミットは推しのイベント当日の朝――うまくいくか、あれこれ試行錯誤したら何とかうまく進められた。

当日は滅多にやらないヘアスタイルでやってみた。ハーフアップをしようと思ったが、加齢による白髪が目立ち始めてるので染める面倒くささをすてて、何も結ばないことにした。
「ハネもあるから、前日にトリートメントしておくといいですよ」
年末年始に担当美容師さんがそういったので、近所のドラッグストアでトリートメントを買う。これを週1日やるとすっきりするので続いているが、イベント前夜ももちろんやった。
何も結ばないでイベントに行く予定だったので、昔earthで買った帽子を被っていくことにした。こんな格好をしたのは本当に久しぶりだった。

この突発的に「可愛くなりたい」と思ったのは、イベントが終わったあとでも続いていた。世間的には「いい年したおばさん」で「人生で1度もモテキがやってこなかった非婚女子(昔の言語でいうとオールドミス)」だが、女子に生まれたからには『可愛くなりたい』と思ってもいいんじゃないかな?って思う……まあ、推しに会えたのもそんな時期だったけど、「少しは可愛くなってもいいじゃん」って。

昔の自分は、そっちにお金をかけるのが出来なかった。母親の呪いをかけられて、メイクに関して全否定された記憶が強かったからだ。幼少期に誰もが言われた「親のものを触ってはいけない」という言葉が呪縛になってる。メイクをしても「似合わない」といわれて。だからなのか、大学時代はほぼすっぴんで通していたっけ。

40超えてから親元を離れて、メイクも楽しいって思えるようになった。現在担当している美容師さんとのやりとりで、メイクの話ができるようになったし、自分自身を大切にできるようになった。身の回りにはコスメが増えてきた。

いくつになっても「可愛くなりたい」というのは、当然なのかもしれない。こう思えるようになったのは、自分のことを大切にし始めたからなのかもしれない。