慶應義塾長の発言について

「庶民の状況分かってるのか」と批判相次ぐ 慶應義塾長が国立大の学費増額を提言「年55万→150万に」 文科省の会合で
https://news.yahoo.co.jp/articles/239d1b06f58bd8ae769c2e490c6951fb76407f59

>物議を醸しているのは、②の内容だ。伊藤氏は「国公私立大学の設置形態に関わらず、大学教育の質を上げていくためには公平な競争環境を整えることが必要」とし、国公立大学の学納金(学費)を年150万円程度、現状の3倍近くに引き上げることを提言した。「このことで一部の私立大学では経営努力により、国立より低水準の学納金設定で公平な競争に参加できる」とし、奨学金制度や貸与制度についても公私大共通の土壌で整備する必要性を訴えた。

あきれた言動としか言いようがない。昨年の夏の高校野球以降、慶応の印象がどんどん悪くなっている。

大学進学に余裕のない家庭も多く、国立大学の授業料を低めに設定することは、社会階級の固定化を防ぐ意味でも重要だろう。

また、奨学金は日本では貸与のものが多く、その返済のために若者の晩婚化や未婚化を招いている。国立大学の授業料を上げれば、優秀な人材の晩婚化や未婚化はさらに悪化するだろう。

そもそも、他ならぬ慶応大学の研究によれば、貸与奨学金は女性の結婚に悪影響を与えるとのことである。

「貸与奨学金の利用は女性の結婚に負の影響を与える」 慶應義塾大、奨学金負債が若者の家族形成に与える影響を検証
https://news.yahoo.co.jp/articles/170b0246c4e70a39c63e5066e34518ed6db38fa9

>その結果、特に2年制高等教育を受けた女性において、貸与奨学金を受給したグループは受給していないグループに比べ、結婚のタイミングが遅く、子供の数も少ないなど、奨学金の家族形成への影響が定量的に明らかとなったとのことだ。

庶民の状況というより、日本の状況をわかっているのか?と思う。

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