NHKの山内泉アナウンサー

緊迫の日本列島 NHK・山内泉アナが叫ぶ「大津波警報が出ました!今すぐ逃げること!」「東日本大震災を思い出して下さい!」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7970477976de3767cb645203d8112178a734846d

せめて元旦だけは悲しい事件が起きてほしくないと思っているのだが、震度7の地震が起きてしまった。

この地震では東日本大震災以来の大津波警報が出され、NHKの女性アナウンサーが強い口調で避難を促したが、このことについて「怖い」「煽っている」などと批判する連中がいる。

まず、緊急地震速報と同じで、人々に危機感を伝えるために「あえて」不快感や恐怖感を持たせる言い方をしている。その証拠に、避難を促す時と、ニュースを読む時の口調が違った。感情的に絶叫しているのなら、こんな変化は起きない。

アナウンサーが口調を強くすることなど、特にNHKでは通常はないのだから、それだけで緊急事態だとわかるはずだ。

特に、今回はお正月で気がゆるんでいる人も多かったはずで、その点からも強い口調である必要性があり、とても良かった。民放も見ていたが、民放のアナウンサーの丁寧な言い方では、緊急事態であるという認識を持ちにくい気がした。

このNHKの女性アナウンサーは、山内泉アナウンサーとのことだが、いくら訓練していても実際の緊急の場合で実践できるかは別問題であり、訓練していたことをお正月という気がゆるみやすい時にきちんと実践できたことは、大きな賞賛に値する。山内アナウンサーは、一流のアナウンサーであると思う。リハーサルもかなり重ねていたのではないか。NHKと民放の差を感じた人も少なくないだろう。

また、今回のことで山内アナウンサーに不快感を持つ人々が出そうではあるが、それでも避難を促した行為は報道に携わる人間の鑑である。

心ない連中から苦情電話があるかもしれないが、NHKは山内アナウンサーを守ってほしいし、物がわからない連中には何を言っても時間の無駄なので、相手にしなくていい。山内アナウンサーも批判は気にしなくていい。

人間がニュースを読む意味を再認識させられた出来事であった。これは、どんなアナウンサーにでも出来るという技術ではない。

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