リベラル

劣勢のリベラルなぜ? 元SEALDs牛田氏「おかしいと主張してもいろいろ言われる」「立憲民主党ちゃんとしてくれ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e04e59cb0a5a03ee43ad6646b7a9969f7c05290

>左はリベラルと言われ、理想の実現を重視し、自由と平等を唱える人たち。

リベラルという言葉の定義から問題になるように思う。理想の実現を掲げるのは良いが、非現実的な理想論を述べたところで、その主張をする人々に理想を実現できる器量があるとも思えないのが大きい。政権を担ってないからこそ、無責任に気楽なことを言えるのだと思う。野党の中には絶対に与党になれない前提で物を言い、いわば当選のために理想論を語っている人間もいるのではないか。

理想論については、例えば北朝鮮についても言える。核とミサイルがあるからアメリカは北朝鮮にそれなりに配慮するのであり、北朝鮮が核とミサイルを放棄したらアメリカは北朝鮮に見向きもしないだろう。なので、北朝鮮は核もミサイルも放棄しない。話し合いで放棄させるというのは、金正恩政権の維持が何らかの保証と共になされても出来るかどうか微妙であるし、北朝鮮の国民の人権を考えれば金正恩政権の維持が妥当かはわかるはずだ。

>SEALDsを当時どう見ていたかというと、“なぜそんな貧乏くじを引きに行くのかな?”と。世の中には“右と左”と、“親米と反米”があって、反米に近くなると失敗する。

反米だと失敗するかどうかよりも、日米安保体制がなければ、中国の脅威から国を守れないことが大きい。これは根拠なくアメリカを盲信しているのではなく、実際にフィリピンから米軍が撤退すると中国が領土を取りに行った実例がある。

左翼はすぐに話し合いで解決と言うが、世の中理屈の通じない国も多い。また、仮に話し合いを進めていくにしても、その間の安全保障は必要であり、過渡期における日米安保体制はリベラルも同意せざるを得ないのではないか。

>「現状の大きな流れの中で、僕らは自分ができる範囲のことをやろうと思っているにすぎない。それを覆そうというロマンはすばらしいと思うけど、俺らは現実を生きる」

本当にそのとおりで、ロマンで政治をされても困るし、そのような人たちが政権を取っても、おそらくは官僚機構の前に失望の山を築くことになるだろう。

>2009年以降学んだのは、野党は批判することはできても、政権与党になることができないこと。

これもそのとおりだし、日本の左翼は支持を失ったことからさらに極左の方向に向かい、一般国民の支持を失っていく一方である。

国民が自民党の与党政権を積極的に支持しているとは思えないが、それ以上に政権を託せる野党がないのであり、左翼はすぐに国民を批判するが、一番の問題は自民党に代わる野党がないことである。

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