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Tune-A-Lele(チュナレレ)ってどうよ?

ぼくはウクレレのペグ(チューナー)として,フリクションペグが好きだ.
あの,ギアがなくツマミとポストが直結で時々ドライバで締めないとチューニングがムニュ〜と変わってしまうフリクションペグをだ.

どうしてフリクションペグが好きなのかと言うと重量と見た目だ.とくに重量の部分は大きい.どうしてもギアペグをつけるとヘッドが重くなる.ヘッドが重い方が倍音がしまってタイトでパワーのある音に・・・と言う話もあるが,それはギターの話だ.そっちの音を求めるならギターを買えば良い.
  ※とは言え,チューニングを安定させてライブなどで演奏する場合は
   ギアペグの方がはるかに有利ではある.初心者の人にギアペグのウ
   クレレを勧めるメリットもよくわかる.
しかし,しか〜し,ヘッドが重い=バランスが悪い=ストラップをつける,と言う負のスパイラルも避けられなくなる.

ちなみにこやま,ウクレレにストラップをつけるのは嫌いだ.例えるなら児童公園にある砂山(丘?)にモンベルの上下を着てメレルのビブラムソールを履いていくようなもんだ.ウクレレっすよ!ウクレレ!!ストラップしてどうすんの?ビーサン・海パンにストラップしてウクレレ弾いたら変に日焼けするよ!と言うわけだ.

要するにウクレレはヘッド部分が軽いことで,右手の肘のあたりと左手だけでバランスよくホールドすることができるようになっている楽器,ギターの赤ちゃんではないのだ.この先何十年使い続けても、成長して弦が2本生えてきてギターにはならないので,あきらめてウクレレの特徴をそのまま生かそうじゃないか若者たちよ,と思っているのだ.

閑話休題
話が涅槃の方向に行きそうなので元に戻そう。
で、Tune-A-Leleと言うグラフテック社のペグを試しに買ってみた.春のことだ.その後耐久性はどう??と言うことでバリトンウクレレにつけて、そのまま放ったらかしていたが結構しっかりとしている.そこで,普段使いのソプラノウクレレ「実験くんBlue」に移植した。この実験くんBlue,もともとはグローバーの古いフリクションペグを付けていたのだが,Tune-A-Leleはそれよりも軽い.

!!超快適!!

この軽さ!!そして,ヘッドの横から(パンツが見えてるみたいに)ツマミが見えることもなくカッコ良い.フリクションペグにありがちなギクシャクした巻き心地もなくなりスムーズだ.

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こんな感じに収まる.
これでギアが入っているので,弦の張力に負けることもなくチューニングが安定,しかもヘッドが重くならないので,夏の浜辺でも変な日焼けを気にせず過ごせる!!
ただし,注意点としては

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ギアペグから変える場合はネジ穴の位置が違うので注意が必要だ。
そしてフリクションペグから変えるときは

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ブッシュの径が違うので穴を広げてやることが必要.つまり元には戻せないと思った方が良い(戻す必要もないが・・・また,戻せない訳ではないが・・・)

あと細かいことだが,ポストの長さがフリクションペグと違いわずかに長くなるのでヘッドの厚みは気持ち厚い方が良さそうだ(上の写真の実験くんBlueは11mmだ.12mmか13mmあった方が良さそう)

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ということでTune-A-Lele ,なかなか良いことがわかった.で,いくつか買っとこうと思ったら国内では切れているようだ・・・
アメリカで並行輸入するか・・・いくつか買えば送料分計算しても安くなるだろうし・・・


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