【第5回より・再開】

どうも、slaughtercultです。今回5回目で、現代の小火器 TOP10 最終回！！
残すランキングは9位と10位、果てさて一体何が出てくるのでしょうか……。
油断は禁物……あと2つのランキングで……1回分の記事が稼げるのだ！（爆）

～ここまでの紹介銃器～
第1位・AR-15（M16、M4……etc）☆アサルトライフル
第2位・AK（AK47、AKM、AK74……etc）☆アサルトライフル
第3位・STEYR AUG　☆アサルトライフル
第4位・H&K MP5　☆サブマシンガン
第5位・Glock　☆セミオートピストル
第6位・Model 1911　☆セミオートピストル
第7位・S&W Model 10　☆リボルバー
第8位・Winchester Model 1897　☆ポンプアクションショットガン

【第9位・Mauser 98（Bolt Action Rifle）】

銃種・手動連発式ライフル／発射方式・シングルアクション式
作動方式・ボルトアクション式／製造元・Mauser Werke ほか
原産国・ドイツ／口径・7.92mm×57／装弾数・5発／連射速度・n/a

意外でしょうか。あるいは、そろそろ出てくるだろうとお思いでしたか。
ボルトアクションライフル。黒色火薬と無煙火薬を橋渡しする時の語り部。
ポンプ式散弾銃が米国の象徴なら、ボルト銃は植民地時代・欧州の象徴。

Mauser Karabiner 98 kurz。19世紀末開発の歩兵銃・Gewehr 98の短縮版。
全長 1,100mm(43.31")、銃身長 600mm(23.62")、重量 3,920g(8.64 lbs)。
戦場の血と泥に塗れ、激動の時代を兵士と共に駆け抜けた手動連発銃！

この時代に、金属薬莢・無煙火薬・尖頭弾と現代ライフル弾の基礎が成立。
弾頭重量 9.9g(152.78gr) 初速 855mps(2,812.5fps) ME 3,619J (2,684ft-lbs)。
7.92mm×57の火力は、同時代の拳銃弾 9mm×19 (490J)と比べて7倍以上！

製造所コード bnz（ステアー）1942年製 Kar98k。銃声がめっちゃデカい！
この時代のフルロード弾……特に7.92mmマウザーは反動の大きさで有名。
弾薬5発のクリップ装填に注目。滑らかなボルト操作と連射はさすがです。

19世紀末に成立したボルトアクションライフルは、世界中の軍隊を席巻。
機関銃、戦車、航空機……華々しい新兵器の影で、前線に進軍する歩兵。
新兵器の実験場めいた戦場で、小銃は前線兵士の相棒であり続けました。

自動銃が全盛の現代では想像もつきませんが、当時はこれが最先端の兵器。
機動力は現代銃に劣るものの、数百m先の人を撃ち倒す威力は折り紙つき！
当時に作られた多くのボルト銃は、今なお猟銃として通用する殺傷力です。

SMLE Mk I。イギリス製で、1904年採用の初期型。銃身長 25.2"(640mm)。
旧式の .303 British(7.7mm×56R)弾を、着脱式マガジンに10発装填可能。
連射性に優れた構造で有名。驚異的な速射"Mud Minute"は一見の価値あり。

SMLE Mk I による"Mud Minute"。インド人シューターの高速連射を見よ！
独特な撃ち方で、右手は添えるだけ。10連発マガジンで再装填もお手軽！
インドは歴史上、SMLEが比較的普及しており、自国製造もしていました。

*画像は https://www.tulatoz.ru/ から転載されています。
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Mosin-Nagant M1944（TOZ KO-44）。ロシア製で、口径 7.62mm×54R。
全長 1,020mm(40.16")、銃身長 517mm(20.35")、重量 3,900g(8.6 lbs)。
初期型の改良版 M1891/30 をさらに短縮した、末期型の騎兵銃モデル。

*画像は www.usarmamentcorp.com/ から転載されています。
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Springfield M1903A4（リプロダクション）。アメリカ製の狙撃銃モデル。
全長 43.21"(1,098mm)、銃身長 24"'(610mm)、重量 9.13 lbs(4,141g)。
初期にはストレート形状だったグリップが、ピストルグリップに変化。

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ボルトアクション銃は両大戦の時代、世界中で普及・陳腐化しました。
時は過ぎ、戦後。自動銃の普及で、時代遅れな手動連発銃は駆逐されます。
彼らは骨董品として陳列棚に収まり、歴史の表舞台から姿を消したのか？

んなこたーない。時代がボルト銃に求めた要素は、威力と命中精度。
連射が効かないなら、強力な弾をより遠くから、より精密に撃てばいい。
ボルト銃の手動構造は、安価で強力で頑丈で、精度と動作信頼性をも両立。

戦後、新時代の到来によって、ボルトアクションライフルは変貌しました。
銃口間近まで覆っていたストックも短くなり、合成樹脂の新素材も登場。
軽合金シャーシ構造……フリーフロートバレル……飽くなき命中精度の追求。

*画像は https://www.sako.fi/ から転載されています。
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SAKO 85。フィンランド製の猟銃で、伝説的なボルト銃 SAKO 75の後継版。
全長 1,074mm、銃身長 569mm、重量 3,200g、装弾数 5+1発 (short action)。
安全性、堅牢性、命中性の三拍子……"良"銃が欲しけりゃサコーを買え。

*画像は https://www.tarhunt.com/ から転載されています。
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TarHunt RSG-12。アメリカ製で、フルライフリングのボルト式散弾銃。
口径 12Ga、装弾数 1+1発、全長 43"(1,092mm)、銃身長 23"(584mm)。
散弾銃用の強力なスラッグ弾を、ライフル銃身で精密に飛ばす変わり種。

*画像は fuchsfineguns.com/ から転載されています。
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Szecsei & Fuchs "African Queen" Over & Under DBR。オーストリア製。
口径 .416 Remington Magnum、銃身長 23.6"(599mm)、重量 11.5lbs(5,216g)｡
ボルト式上下二連銃。装弾数2×2+2=6発。着脱弾倉はスコープ下に横装填！

*画像は www.tanner-sportwaffen.ch/ から転載されています。
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Tanner Standardgewehr 300m, Modell 206。スイス製の高級スポーツ銃！
銃身長 647mm、重量 5,500g。10連発マガジン使用の他、単発式も選択可。
銃の各部品は、射手の体型や癖に合わせて、細かく調整できる構造です。

*画像は http://www.accuracyinternational.com/ から転載されています。
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Accuracy International AXMC。イギリス製、軍・警察用の長距離狙撃銃。
口径 .338 Lapua Magnum／.300 Winchester Magnum／.308 Winchester。
全長 1,250mm、銃身長 27"(686mm)、重量 15 lbs(6,800g)、装弾数 10+1発。

*画像は lobaevarms.ru/ から転載されています。
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LOBAEV ARMS DVL-10 M1。ロシア製で消音器一体型の消音狙撃銃。
口径 .40 Lobaev Whisper／.308 Winchester／.338 Federal、装弾数10+1発。
全長 1,004mm、銃身長 400mm (民間向けは600mm）、重量 4,100g。

*画像は https://www.keppeler-te.de/ から転載されています。
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KEPPELER KS V Bullpup Sniper。ドイツ製のブルパップ式狙撃銃。
口径 .308 Win ～ .338 LM。全長 1,007mm、銃身長 650mm、重量 5,700g。
写真では見えませんが、マガジンはボルトの反対側に横から装着します。

*画像は www.denellandsystems.co.za/ から転載されています。
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DENEL NTW 20。南アフリカ製のブルパップ狙撃銃は、規格外の巨大さ！
泣く子も黙る機関砲弾、口径 20mm×82／14.5mm×114。装弾数 3+1発。
全長 1,795／2,015mm、銃身長 1,000／1,220mm、重量 30,500／33,800g。

特殊なハイデュラリック・バッファーが、銃身を後退させて反動を軽減。
20mm 炸裂弾、14.5mm 徹甲焼夷弾、お好きな弾で遠距離から狙い撃ち！
車両、航空機、コンクリート……硬標的が得意な、名前通りの対物狙撃銃！

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ボルトアクション銃は、小さな物から大きな物まで犇めき合うカオス世界！
大昔の歩兵銃、猟銃、現代の軍用銃と、千変万化の姿で我々を翻弄します。
その佇まいには銃器の歴史が息づいており、魅力は語り尽くせません！

【第10位・Ruger Mark IV (Cal .22 Long Rifle)】

銃種・セミオートピストル／発射方式・シングルアクション式
作動方式・ストレートブローバック式／製造元・Sturm, Ruger & Co.
原産国・アメリカ／口径・.22 Long Rifle／装弾数・10+1発／連射速度・n/a

.22口径は不満か？　腰抜けは大口径や機関銃が無いと、直ぐ文句を垂れる。
いい機会だから言っておく。.22口径は銃器を理解する上で基本中の基本だ。
弾を撃ち……的に当てる……教養の基礎だ。疎かにする人間は信用ならない。

*画像は https://ruger.com/ から転載されています。
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こいつを見ろ。Ruger Mark IV。初心者の導き手、伝説的な .22口径銃だ。
全長10.25"(260mm)、銃身長6"(152mm)、重量30.1oz(853g)。装弾数10+1発｡
グリップ角度が良く、しっくりと手に馴染む。反動が弱く初心者に優しい。

バレルエクステンション後端に、僅かに突き出た縦溝。これがボルトだ。
マガジンにリムファイア弾を10発詰め、銃に装填し、ボルトを引く。
銃声も反動も軽い。お前はおっかなびっくり撃ち始め、銃に馴染んでいく。

Ruger Mark I。初期型なので、まだスライドストップがありません。

そう、これが .22口径だ。お前は取り敢えず両手に握り、的にぶっ放した。
ピストルは手軽でいい。.22LRは弾が安く、反動も軽いので大量に撃てる。
大量に撃つことは、射撃を覚える基本……銃の感覚を身体で覚えるのだ。

さあ、お前は .22LR ピストルを体験したが、余り納得がいってない様子だ。
左隣のヤツが撃つ9mmや、右隣のヤツが撃つ .357が気になって仕方ない。
ともかく今は俺の話を聞け。いいからこっちを向け、話はまだこれからだ。

*画像は https://www.czub.cz/ から転載されています。
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次はこいつを撃て。CZ SHADOW 2 KADET。CZ 75 SP-01の第2世代だ。
全長217mm(8.5")、銃身長120mm(4.7")、重量1,330g(47oz)、装弾数10+1発｡
9mmピストル？　良く見ろ、銃口が細いだろう。.22口径の換装キットだ。

この手の軍用ピストル .22口径換装キットは、他社製品にも見受けられる。
固定銃身、分割型スライド。低圧の.22口径で銃が動くために必要な構造だ。
操作性はCZ 75系のまま……低反動で撃ち易い。さっきより当たって来たな。

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次はこれだ。WALTHER GSP EXPERT。こいつは本物のスポーツ射撃銃だ。
全長295mm(11.6")、銃身長115mm(4.5")、重量1,200g(42oz)、装弾数5+1発。
マガジン位置が、グリップ内からトリガー前に移動したのが分かるだろう。

バレルウェイトに、調整式トリガー。グリップは手の形に合わせて削れる。
恐ろしく軽いトリガー。絶妙な重量バランスが、反動を限界まで抑え込む。
高い銃だけあり、良く当たる……そう、撃って当てるのが銃の醍醐味だ。

*画像は https://www.morini.ch/ から転載されています。
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これを撃ってみろ。Morini CM 84E。中世の決闘ピストルめいた単発銃だ。
全長495mm(19.5")、銃身長290mm(11.4")、重量1,240g(43.7oz)。装弾数 1発｡
射撃の神髄は単発銃に極まれり。標的の先に自分と向き合う、侘寂の世界。

この銃はフリーピストルと呼ばれ、50m標的を片手で撃つ競技に使われる。
電気式トリガーは、触れたら即発砲するほど軽い。正に弾を撃つ機械だ。
風格ある佇まいはレイピアのようで趣深い。競技射撃は現代の騎士道だな。

*画像は www.beretta.com/ から転載されています。
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趣向を変えよう。Beretta 21A Bobcat。護身用の小型銃で、かなり小さい。
全長125mm(4.9")、銃身長61mm(2.4")、重量335g(11.8oz)、装弾数7+1発。
外装ハンマー式のSA/DA拳銃。舐めてかかると怪我をするから気を付けろ。

さすがにこのサイズの銃ともなれば、.22LRの軽い反動も馬鹿にはできない。
お前はこれまでの銃とは別の意味で、銃を撃つことを理解するはずだ。
安全装置の意味とか、サイトの小ささとか……お前は色々と考えるだろう。

*画像は https://northamericanarms.com/ から転載されています。
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さあ気合を入れろ。North American Arms 22LLR "Mini Revolver"。
全長 4.5"(114mm)、銃身長 1 5/8"(41mm)、重量 4.8oz(136g)。装弾数 5発。
見ての通りリボルバーだ。ガチャポン玩具めいた見た目だが、本物の銃だ。

シングルアクションオンリーにスパーハンマー。使い難いことこの上ない。
こんな冗談みたいに小さな銃でも、人を射殺した事例があるから侮れない。
脇の下には気を付けろ……いや、こっちの話だ。小型銃の扱いは慎重にな。

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Trailblazer Firearms LIFECARD .22LR。ジョークグッズと見紛う、単発銃。
2つ折りのカード形状に畳んだ状態で、全長 3 3/8"(85mm)、重量 7oz(198g)｡
構造的にはFP-45 Liberatorの親戚だ。グリップ内に予備弾が4発収納できる。

前ヒンジのバレルを上に跳ね上げ、薬室に直接 .22LR弾を装填して閉じる。
四角く抉られた、尻のボルトを引き起こし、トリガーを引けば発砲できる。
サイトなどない。これでは、弾がどこに飛んで行くかすら分からないな。

*画像は https://www.smith-wesson.com/ から転載されています。
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閑話休題。S&W Model 17 "Masterpiece"。競技志向のSA/DAリボルバー。
全長 11.3"(287mm)、銃身長 6"(152mm)、重量 39.9oz(1,131g)、装弾数 6発。
古風な銃だが、良く当たる。改良版のステンレス製なら、装弾数は10発！

ピストル、リボルバー、良く分からない何か、お前は小型銃を3つ撃った。
今ここでフルサイズのリボルバーに立ち返り、良い銃とは何かを思い知る。
グリップ、サイト、トリガー。反動を御する自重も、良い銃には不可欠だ。

*画像は www.alfa-proj.cz/ から転載されています。
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ここに良い物がある。ALFA-Proj Carbine Hunter。リボルバーカービンだ。
全長935mm(36.8")、銃身長508mm(20")、重量2,020g(4.5 lbs)、装弾数 9発。
お前もいい加減に射撃に慣れ、そろそろ拳銃にも飽きてきた頃合いだろう。

.22LR弾は、長銃身で撃てば当然弾速が向上するし、威力も僅かに上がる。
まあMEは160ft-lbs(210J)前後と大したことはなく、寧ろ重要なのは弾道だ。
50m以内でフラット（厳密にはそんなことはないが）というのが一般論だ。

ALFA Hunter。画像で見るより実物は大きい！　銃口の発射ガスに注目だ。

.22口径ライフルは良い。細長くも手頃な大きさで、繊細さや優雅さもある。
このリボルバーカービンは、ボルト銃のように装填・脱包も手軽にできる。
不発が出た時は次弾を撃つだけ、リボルバーの強みだ（.22LRは不発多し）。

*画像は https://www.henryusa.com/ から転載されています。
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Henry Pump Action Octagon Rifle。ヘンリー銃だが、レバー銃にあらず。
全長38.5"(978mm)、銃身長20"(508mm)、重量6lbs(2,722g)。装弾数15+1発！
焚火に、キャンプに、BBQ。.22LRのポンプ銃は、レジャーと狩猟に最適だ。

チューブマガジンは、とにかく装弾数が多い。その代わり再装填は面倒だ。
好きなだけ撃ちまくれ。野山での射撃は、特に欧米では一般的な娯楽だ。
銃を構え、狙い、撃ち、反動を制御……そうやって自然に撃ち方を覚える。

*画像は https://ruger.com/ から転載されています。
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Ruger 10/22。またもやRuger……しかし、今度はセミオートライフルだ。
全長37"(940mm)、銃身長18.5"(470mm)、重量5 lbs(2,268g)、装弾数10+1発｡
拳銃と同じ弾を撃つという点が重要だ。より重く大きく、長銃身の銃から。

.22口径のライフルは、弾の用途を考える上で最も先祖に近い姿と言える。
お前は.22LRと聞くとすぐ拳銃を思い浮かべるが、元々はライフル用の弾だ。
開発当時1887年でさえ低威力の弾だったので、直ぐに拳銃用にも広まった。

Ruger 10/22。コルク銃めいた手頃な大きさ。ロングマガジンは凶悪。

スイカへの弾着を見たか？　.22LRも侮れぬ威力を持つことが分かるだろう。
重量40gr(2.6g)の弾を、秒速1,200ft(365m)で撃つ。貫通力もそれなりにある｡
近距離の弾道性能も殊の外よいのだから、オールラウンダーと言う他ない。

*画像は https://jga.anschuetz-sport.com/ から転載されています。
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〆は競技銃だ。ANSCHÜTZ 54.30 (1907 Walnut Stock)。ボルト式単発銃。
全長1,160mm(45.7")、銃身長660mm(26")、重量4,800g(10.6lbs)。装弾数 1発｡
見るからに重そうだ。ヘビーバレルで、ゴツく出来ているのが一目で解る。

この銃はスモールボアライフルと言って、50m先の的を狙う競技に使う。
立射、膝射、寝射の3姿勢で、.22LRを淡々と精密に撃って精度を競う。
我々には想像もできない、遊びでない競技射撃の世界が、そこにはある。

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さて、お前は .22LRを朝から晩まで1日中、手を変え銃を変え撃ちまくった。
疲れてヘトヘト、腕はプルプル、霞目には .22口径の弾道が見えるようだ。
装填して狙って撃つ。お前は今や、銃のいろはを身体で覚えたことだろう。

【終わりに】

あーようやく終わったー！　予想はしてたけど、最後が一番長かったー！
おっと、思わず本音が(笑)　最終回はいつにも増して時間がかかりました！
ボルト銃と.22LRとか……分量が増える気しかしなかったもんな、初めから！

ということで、これで1位から10位まで出揃い、ランキングは終わりです！
やさしい銃器入門の第1回コラムも、これにてようやく完結……辛かった。
筆者はただ、画像と動画を張ってわちゃわちゃ言っていただけですが(笑)

よっしゃー！　これで、手掛けていたプロジェクトが1つ完結したぞー！
暫くは「やさしい銃器入門」はお休みかな……正直とても疲れるので(笑)
また投稿することがあれば、懲りずに読んでね！　それでは、チャオ！

【皆様、長文乱文をここまでお読みいただき、本当にお疲れ様でした】
【皆様の銃器に対する理解が深まり、創作の糧となることを期待して】
【やさしい銃器入門／№06　現代の小火器 TOP10／第5回　終わり】

From: slaughtercult
THANK YOU FOR YOUR READING！
SEE YOU NEXT TIME！