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iPhone新調、おっさん時をかける

iPhoneを買い替えた。
手元には重厚で艶がある裸のiPhoneが佇む。

数年おきに発生するこのイベントは、いつも僕をワクワクさせる。



絶対に必要でない限り、我が家は最低限のグレードの家電を使っている。

選び抜いたのはドラム式洗濯機くらいで、その他は耐久性と最低限の機能性で選んでいる。

スマホは”最低限のグレードであればよい”家電の一つだ。

GW半ば、家電量販店へ行き、通信業者の変更や他家電との同時購入でお得にスマホを新調できないか相談した。
良い条件が提示されたので、2年ぶりにiPhoneを買い替えることにした。


見積もりと契約、通信業者の変更手続き、重要事項説明、購入後の手続き説明などを一通りこなして2時間強。
非常に面倒くさい時間だが、割引やポイントバックなどのトータルで考えると割が良いので我慢我慢。

自宅に戻り、テーブルに新旧のiPhoneを並べ、設定プロファイルやデータ移行作業を開始。いつもながら、移行作業の簡単さとテンポの良さには感動する。
30分はかかるが、目に見える形でどんどん移行が進んでいく様はエンタメにすら感じる。

並行して購入しておいた画面保護フィルムを貼る。
非常によく考えられたキットで感心した。フィルムを貼るとき、フィルムの位置ずれやホコリの混入などに神経を使うが、このキットはフィルムの位置合わせができるフレームガイドが付いていて、1分でクリーニングからフィルム貼り付けまですべての作業を完了できた。
また2セットついているので、夫婦でスマホを新調したときにもおススメだ。


さて、タイトルの件だ。

先述したがスマホは最低限のグレードであればよいので、バッテリの消費速度が大きくなり、フル充電から一日も持たなくなったときが買い替え時だったりする。

すなわち前回と今回時点のテクノロジーに数年の開きがあり、家電を買い替えた時は過去から未来へ一気にジャンプした感覚になるのだ。
頭の中の常識が一気にカシャカシャっと書き換わる感じがする。ソフトウェアアップデートのようだ。

世間的には今更なのだろうが、今回感動したことは次の通りだ:

  • Face IDの便利さ。暗証番号を入力する必要がない!

  • 画質と音響の進化。鮮やかで、立体的な音がする!

  • 写真に写った文字データの抽出機能。画面に指を添えてスライドすると文字情報として選択される!

昔からiPhoneで好きなことがある。それは動作の安定感だ。
めったに挙動がおかしくならない。なっても、確実にリカバリーする。

あとiPhoneを裸で手に持った時の高級感と重厚感がたまらなく好きだ(伝われ・・)


合わせて炊飯器も買った。TIGERの5合炊き。

妻が独身時代に買った一人暮らし用の3合炊きを今まで使ってきた。
二人暮らしなら十分だが、将来家族が増えることを見越してもう5合炊きを買ってもいいかもね、と話していた。

店頭に並んでいる炊飯器とスマホを同時購入することでお得になるということだった。
炊飯器も最低限のグレードでよかったので2万円弱のこれで決定。

決め手はTIGERというブランドを信頼していること(魔法瓶の作りがシンプルで機能性抜群でファン!)と、日ごろの手入れがしやすいことだ。

大学生で実家を離れて十数年、これまでいろんな家電を買ってきたが、その中で学んだのは高機能を謳う家電ほど作りが複雑になる傾向にあって、日常のメンテナンスに手間がかかること。故障のリスクが高いこと。故障時のパーツの手配も手間と金がかかること。
だからこそ家電は目的を満たすものであれば、あとは構造がシンプルなものを好んで買っている。

早速新しい炊飯器を使ってみたが、想定よりびっくりするほど米がつやっとフカフカに炊けた。
米は5kgで1500円程度のリーズナブルなもの。水も水道水だ。それなのにこの美味しさ!米も水も質が高いものを選び、吸水などの下処理をきちんとするとさらに美味しくなるのでは!・・。

これは笑い話・・と言ったら妻や妊娠中の奥様方に怒られそうだが、炊けた時に鳴る電子音がお気に召さなかったようで、つわりど真ん中で情緒不安定な妻が「音 が か わ い く” な” い” ぃ” !!!!泣泣泣」と泣きじゃくる事件が発生しました。

その後、炊きたてのお米を与えると「あっ、おいしい♬」と普通にむしゃむしゃ食べていました。



テクノロジーの進化って、本当にすごい。

経済的自由を目指しているだけあり普段は必要なもの以外買わない体質であるが、たまに冷凍食品やコンビニの菓子パン、ボトルのアイスコーヒーなどを買ってみると「こんなに美味しかったんだ・・!」と感動する。

そのたびに思う。すでに美味い、快適なのに、これ以上の伸びしろがあるのかと。
だがこの感動はまだまだ尽きる感じがしない。テクノロジーの可能性は無限大だ。

時間に追われる毎日で気づかずにいるが、身の回りのあらゆるものが世界の誰かの努力によって日々進化し続けている。

この努力の結晶を享受し、ワクワクキラキラできることは本当に幸せだ。

このような小さな感動の積み重ねが、僕が経済的自由を目指す原動力となっている。

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