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私の履歴書🌟生きる意味を見出す転機について(#166)

こんにちは!ライフコーチの玉田です。

今日は私の過去を赤裸々にお伝えします。
心に刺さったトゲで、感受性が磨耗し、自己不一致感や空虚感を感じていた私が今までの人生を猛省し、生きることを前向きに捉えられるようになったきっかけについて、お話ししたいと思います。

◼︎自己不一致感・空虚感を感じながら、孤独な人生を過ごした20年間
生まれは神奈川県相模原市、いわゆる平凡な家に生まれ、2つの上の兄、6つの下の弟に挟まれて、男3人兄弟の真ん中として、経済的にも不自由なく過ごしました。

小学生は、手先が器用、ひょうきん者、褒められると有頂天になる子でした。

中学生は、クラスの中心メンバーから外れて心を閉ざし、卒業式のアルバム写真にも写っていない、幽霊のように存在感を消していました。

高校生は、剣道部の部長を務めるも、マネジメント崩壊し、部員の不満を解消できず自分の未熟さを痛感。大学受験も志望校にすべて落ちて、卒業時は受験の失敗から学歴コンプレックスを感じ始めるようになりました。

大学生は、人間のことがよく分からないという理由から心理学を専攻、臨床心理士になるべく学歴コンプレックスの反動で4年間、図書館に引きこもります。

勉強して空虚感を必死に埋めようとしましたが、さらに自己不一致感と空虚感がMAXへ。何で私は生きているのだろうか。。。。

謎・謎・謎でも、仕方ない、その虚しさこそが人生なのだと捻じ曲がった考え方から、私の自分探しの旅はスタートします。

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◼︎人生の転機①:社会人の姿=魂の抜け殻、幽霊のように働くことに違和感

大学3年生の時に大学院へ進学できるほど心理学に熱中できず、周りの風潮に流されて、とりあえずで就職活動を考え始めました。

当時の自分の中での社会人の姿=飲食店でアルバイトしてたときに見た正社員のイメージだったので、昼夜問わず過酷なシフト勤務で、ヘトヘトになって疲弊しながら、老け込んだ顔の表情で幽霊のように働いている社会人の姿でした。

これが俺の5〜10年先の人生なのかと考えただけでもゾッとしました。そもそも何で働くのか?働いている人は何でみんな辛そうなのか?

あんな社会人には、なりたくない、いつまでも学生のまま時間を束縛されることなく、自由なままでいたいと思っていましたが、そんな自由は許されず就職活動へ突入。

◼︎仕事はドラクエよりも、楽しい!!
しぶしぶ就職活動を始めましたが一人の社会人と出会い、私は『働くことに対するポジティブな捉え方』ができるようになります。

製造業系の人材派遣会社の営業として働く、28歳男性(社会人5年目)のAさんです。

人材派遣会社の採用選考フローで、先輩社員へインタビューする機会が設けられており、そのときにAさんと出会いました。

初めて会うとき、待ち合わせのカフェに、颯爽とした姿で、元気はつらつ、生き生きした表情・語り口調で話すAさんの姿。言われた一言が忘れられません。

『仕事はね、例えるならば・・・ドラクエと一緒、いやむしろドラクエより楽しいんだよ。そう考えたことある?』

自分の思っていた仕事のイメージ・・・・??まったくイメージが湧かず、無表情で呆然としました。

『次々と現れてくるモンスターを倒すために、毎日必死に戦ってレベルアップして、使えなかった技・呪文を覚えたり、クリアするために必要なアイテムを手に入れたり、助けてくれる仲間を増やして、パーティーになって強い敵と戦ったり、そんな未知の世界を冒険しながら、主人公が成長していくリアルなドラクエゲームなんだよ。やったことないと楽しさ、面白さが伝わらないんだよね』

強い衝撃を受けたことと、心の内から「ワクワク感」が湧き上がってくる、そんな気持ちを今でも覚えています。

◼︎赤レンジャーではなく、君は黄レンジャー
その後、その会社の選考結果はNG。でも、Aさんから別の人材派遣会社を受けてみたらとアドバイスをもらいました。

『玉田さんはさぁ〜赤レンジャーじゃなくて、黄色レンジャーっぽいんだよね。だから某人材派遣会社を受けてみたら』

つまり、チームの中心人物ではなく、サポータータイプ。自分自身のために頑張れるタイプというよりも、主役を支えるポジションで輝ける参謀タイプの方が、自分のキャラクターを発揮できることに気づかせてくれた一言でした。そうして、Aさんから薦められた会社で内定をもらい、自分自身を知るために、そして人間性を深く知るために人材派遣会社に入社しました。

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◼︎人生の転機②:恩返ししてから死にたい
大学4年生のとき、就職活動で無事に内定も決まり、自分自身に多少の自信をつけ始めた頃に
佐賀県内観研究所での1週間の内観合宿を通じて、自分が生きる意味を考えるという初めての経験をしました。

1週間合宿を終えて、親に会ったときは思わず号泣し、土下座して、親に懺悔して、これまでの人生を猛省して、生きることを前向きに捉え直す、そんな転機になりました。

内観合宿では、部屋に閉じこもり、トイレと食事以外はずっと一つのことを考え続けます。
「自分がしてもらったこと」「自分がして返したこと」「自分が迷惑をかけたこと」この三つの質問を一日中考え続けるだけの合宿です。

刑務所で受刑者の更生プログラムでも採用され、その効果が立証されている日本で生み出された心理療法です。

先生は話をただ聴くだけ。一切の助言・アドバイスもしません。答えは自分自身で見出す、実際にこれを1週間続けることは想像を絶する大変さがありました。

◼︎感受性が磨耗していた自分に気づく
幼少期からの自分をひたすら見つめることで、人から受けた愛情を感じられずに感受性が摩耗していたことを自覚しました。

今まで見えていなかった自分の虚栄心、自己欺瞞、自己肯定感の低さ、愛情欠乏意識、他責思考、傲慢さなどドロドロした感情と初めて出会いました。

どれだけ自分が親・兄弟・友人・出会った人達から施しを受けてきたのか、どれだけ自分は受けた恩を返さずに、存在価値がない人間であるのか、どれだけ多くの人に迷惑をかけ続けてきたのか・・・衝撃的でした。

自分のことを見つめることがこんなに辛い経験になるとは思ってもいませんでした。

◼︎幸せは、外側に目を向けても見つからない、自分の心の中に存在する
合宿を始めて4日目「自分は生きている価値がない。生恥を晒すぐらいなら、いっそのこと死んでしまおう」本気でそう考え始めました。
1,000円で買った腕時計よりも、自分は価値がない人間だと考え始めます。
腕時計は正確に時を刻む存在、自分は何の価値も提供していない存在、自分はつくづくこの世で生きる価値がない存在だと猛烈に反省することができました。

でも、このまま死んだら、自分は御恩泥棒になってしまう、せめて受けた恩は返して死なないと、死んでも死にきれない、そう思い直しました。

そうして今後の人生の目標は『今までお世話になった人に恩返しする人生にしよう』そう決心しました。

合宿を終えて、1週間ぶりに出所してシャバの空気を吸ったとき、太陽の光を浴びたとき、植物の芽吹きを見たときに、日常生活を送ることの貴重さ、生きていること自体への素晴らしさを実感し、人生で始めて心底、感謝の気持ちが溢れて一人号泣しました。私にとって貴重な経験でした。

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◼︎これから創りたい未来は、シンニホン
私が目指している世界観は、日本発・世界初の労働観・ワークスタイルが広まり、遊び・学び・働くが三位一体になっている『シンニホン』です。安宅さんのパクリです(笑)
誰かと比べる、社会的な役割に囚われる相対的幸福ではなく、六つの自由(人間関係、お金、時間、場所、健康、観念)という絶対的幸福を掴むお手伝いをしたいと考えています。

◼︎己事究明(こじきゅうめい)から為人度生(いにんどじょう)の人生へ
今はライフコーチとして、クライアントの人生に寄り添いながら「自分が何者か!?を理解する己事究明の人生の旅」をサポートをしています。
そして「社会のために、誰かのために生きる、為人度生の素晴らしさを共に体感する旅」に一緒に出かけています。

今日も奇跡の1日を、慈悲の心でお過ごし下さい

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